片付けが終って歯を磨き
トレーナーとユニクロのアンダーに着替えた
女の子二人はダブルベッドで並んで寝ている
僕の部屋、寝室 アヤの部屋という配置
それぞれがリビングに繋がり、リビングの左がダイニングキッチン
寝る前にトイレ、絞っておくと夜中に目が覚めないから睡眠の質が上がる
てか、もう夜中も良い所だ
トイレで手を洗って出たら、アヤが立っていた
「どした?」
「来て」
暖かい手に引かれて寝室へ、キングサイズのダブルベッド
導かれて横になると、アヤと香織に挟まれる
「抱き枕、着たか」
「腕枕」
「そそ、涼次、思いのほか胸板厚いから胸枕すると寝違える」
起きたら両腕の感覚が無い奴、下手すると血栓になるかもしれないが
まぁ、良いか。
両手に華、別嬪二人。
人同士と言いつつ、男3人では有り得ないシチュ、女体は神聖なモノ、それが僕に触れたいと仰る以上、拒む理由はない
女の身体は女同士だって許諾無しに触れる事能わず
縁遠い男は、その隙間を金銭で埋めるしかない
売りだって、女の場合は華で有る分、売れる、そこにサービスと言う府価値をつけると、かつての香織のようにとてつも無く高価に売れる。
女と男、同じ生命とは言え、筐体が違いOSも違う、言葉で伝えあっても伝わらないことが有る、でも、こうして接していると感じる、ひしひしと伝わってくる事
迷わない心なんて無い、かつて身を売ったという後悔、身は心を包んでいる美しい花。
漢の僕でさえ後悔に苛まれることが有る、楽しいguestも居たけれど、やっぱり嫌な思い出の方が多い、当時は見ない振りをして感じない振りをしていただけ
今の暮らしをするための種としての金、それを得るために選んだ事
「お金無いと不便だからねぇ、惨めになるし、清貧なんざ戯言だ」
違う生命だから異性を求め合うんだけど、そのノウハウの無い奴が多すぎる、女も男も だから僕や香織が従事した仕事があるんだけどさ
身体や心を売るのは唯で良いねなんて言われるけれど、実は大いに投資してるんだ、あとでハートがよじれるのは後遺症だし
本来、人は野生動物なんだから、番えない奴は子孫を残せない
それが縄張りを始め、そいつが国境になり、国と言う単位同士で諍うようになると、数を増やすのに人が家畜化していった、おせっかいな年長者が男女をくっつけようとしたり、なんやかんや縁を強要する。
家畜化した人は愚かすぎる 特にオス
偶然の縁が在っても生かす知識も智慧も無い
ちょいとフリックやキーボードを叩けばいくらでも知識は増えるし、そいつを基に智慧を増やすことだってできるのに
「ときどき憂さを晴らしに来いよ、うまいもんこさえるぜ」
香織がぎゅうっと抱き着いてきた アヤが脚を僕の脚に絡めてきた
腕が痺れるけれど 寝ようか