このアカウントは、今のところただの個人が名乗っているだけのなんちゃって企業アカウントですが、今に見ておれ!正式に会社にしてみせる!
という意気込みでノリで開設しました。

【なぜ起業したいと思ったか】

所属会社で仕事をする限り、自分が目指す顧客満足にたどり着けないな、と思ったからです。所属会社は、地方都市かつ社員数で考えればそこそこ規模があり、今のところ、給与も平均よりは多くもらうことができており、お金周りの待遇に関しては心配ないといえば心配ない。

ただ、昨今のIT業界の変化についていけておらず、ようやく売上が維持出着ている状態に感じています。特に近年、パッケージビジネスの推進で、全国に事業展開を行っておりますが、全国に行けたのではなく、行くしかなかった、というのが実情です。人口減少、企業数の減少が目に見えてきている中で、近隣だけで売上を伸ばすのは無理になっており、必然的に全国に営業を仕掛けなければ成長は見込めない状況です。

そんな事情で、パッケージビジネスを推進するわけですが、昔から行っていた、かかりつけ医院のように顧客企業のIT全般をサポートすることが出来なくなって来ました。

限られた範囲の納品物にしかリソースを割かなくなった結果、『それはウチの範囲じゃないんじゃない?』と考える社員が増えて、習得できたはずの知識を得るチャンスも棒に振って言った結果、プログラムは書けても、プリンタの設定や無線LANの設定すら出来ないSEを量産する結果となりました。

世の中は、クラウドツールやIOTが乱立しており、顧客企業のITも、単なる道具から企業にとってミッションクリティカルなものとなり、なおかつ複数ベンダーの仕組み(ハード、ソフト、ネットワーク、サービス)が組み合わされて、業務の根幹を担うシステムに様変わりしました。

顧客企業の情報システムを統率する組織がしっかりハンドリングできていれば問題ないのですが、そこまでパワフルな組織を持つ会社はほとんどありません。①高齢なシステム担当者(COBOLマン)か、②ITのことは分からない総務部長が兼ねているか、③パソコンにちょっと詳しいだけでシステム担当にさせられた(営業等、他の仕事兼ねてる)若い社員か、④社長が兼ねている、⑤ベンダー丸投げ このような5パターンがほとんどです。

今後の情報システム部に求められるものは、会社全体を見て、今必要なITは何なのかを分析してプランニング、導入と定着を支援して、成果を出し続けることだと考えています。

ただ、本業の売上維持も難しい中で、情報システム担当者を社内で育てつつ、500万前後の年収を与えるのはかなり難しいと思います。情シス担当者の報酬評価って本当に難しい。同年代の営業社員からすれば、俺たちが仕事取ってきてるのに、社内にずっといるヤツのほうが年収高いなんて許せない!って思うと思う。自分だってそうだ。

でも、近い将来、ITを初めとした道具を仕事の武器に出来る会社だけが生き残っていくと確信しています。

情シス専任担当者を置くことができない中小企業にとって、攻めのITをプランニングできて、既存ITをしっかり管理しながら業務改善を推し進めるポジションは絶対に必要だと思うのです。

このような分析から、僕の起業計画は始まりました。
 1.情シス業務を月額顧問契約のように受託する
 2.お客様企業の業務フローと組織を理解して、最適な手段を提供する
 3.売りたいものを売るのではなく、本当に必要なものを買うことを支援する

このようなことを目標にして、地域の企業が元気に輝くために全力をかけて行きたいと考えています。


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