れいわ新選組徹底批判 変節する給付金政策
2022年参議院選挙中の7月7日にれいわ新選組代表の山本太郎氏が、自身のTwitterアカウントに以下の投稿を行った。
個人的に動画前半の「竹中平蔵的ベーシックインカム」への批判は賛同できるのだが、動画後半に関しては全く賛同できない。しかも、これまでの彼の主張と多くの部分が矛盾してしまっている。
この記事では、れいわ新選組の給付金政策の変節ぶりを追っていく。
後日公開する予定の後編では、彼の主張の矛盾を指摘していく。
そもそも「ベーシックインカム」とは
ベーシックインカム(以下BI)には、「Basic Income Earth Network (BIEN)」というBIを推進する国際的な団体があり、そこがBIの定義を発表している。BIENよると、BIとは以下の5つの特徴から成り立つ。
また、BIENは次のようなBIには反対するとしている。
「竹中平蔵的BI」のような社会保障をカットするBIとは、BIENが反対する質の悪いBIと言える。
そして、BIの定義を見れば分かるようにれいわ新選組の掲げる給付金政策は、事実上のBIである。
変節するれいわ新選組のコロナ給付金政策
実は、れいわ新選組のコロナ給付金政策は選挙のたびに変節している。以下にその変節をまとめた。
年間の金額で言えば、120万円→60万円→40万円と、当初の3分の1にまでなってしまっている。期間で言っても、「コロナ収束まで」→「最大3ヶ月」→「悪い物価上昇が収まるまで」と、当初と比較すると短くなっている。
「大胆な給付と徴収の免除」
2020年8月の『コロナ緊急政策と財源』では以下のように書いてある。
2022年参議院選挙『緊急政策』の給付金政策は「大胆な給付」と言えるのだろうか。「政治の使命」を果たそうとしているのだろうか。
私にはそうは思えない。
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