2023年・超個人的この商業BL漫画がヤバい①(念のためR18): 小東さと先生、御茶漬わさび先生、akabeko先生
あいさつ
知らない人も知ってる人もこんにちは。最近腐ってるベニコです。推しへの気持ちが猛って腐ったあげくに某作品の二次創作小説とか書き始めた限界オタクです。よろしくお願いします。
そもそも私は今まで自分が腐女子を名乗っていいとは微塵も思ってませんでした。BL漫画は嗜むものの、毎年かなり漫画は読んでいるのでその中でのBLの割合は2%くらいだったと思います。計算はちゃんとしてません。
何年かに一度、自分の中でBLブームが巻き起こることがあってそんなときは少しは読んでましたが、それもかなりメジャーな方の作家さん(よしながふみさん、志村貴子さん、雲田はるこさん、阿仁谷ユイジさん、雁須磨子さん、ヤマシタトモコさんくらいの)が多くて新規開拓することはあまりありませんでした。
が、今年、私の中で空前のBL漫画ブームが起こりました。理由は推して知るべしです。以前はそんなときはブログでレビューしたりしていたのですがそのブログも廃止になってしまいまして、湧き上がるこの気持ちを残しておこうと思ってnoteを立ち上げました。
noteってオシャレな記事を書かなきゃいけないイメージがあったのですがBL関連の記事や二次創作作品なんかもお見かけしましたのでたぶん良いのでしょう。ただ、自主的にR18指定記事に設定したかったんだけどできないんですかね?更新するときにnoteさんが勝手に判断してくれるって話を見ましたが。
まあBLをあまり読んでこなかったからといってエロを読んでないわけではなくて、もともと男性向け成人漫画はよく読んでました。コミック○ーモアとかまんが○国ってみなさんエロ漫画を読むために登録してるんだと思い込んでたんですけど、普通の漫画しか読まない人もいるんですよね、たぶん。私は紙で出てる漫画は買うかレンタルしてたんで電子で買うのって専らエロ系のものしかなくてそういう偏見を持っていました。すいません。
でも無料でエロ漫画の冒頭を読んでは続きが気になって一話ずつ課金するものの、課金した話に限ってストーリーだけでエロシーンがなかったあの切なさ。あなたも知ってるでしょう?
男性向けエロでは色んなものを読んでもクリ○ゾン先生の作品にいつも戻ってきてしまいます。安定のクリ○ゾン先生。
ク先生(略称)は女性ファンも多いのではないですかね。ク先生のフェxシーンってそういえば見ない気がするんですけど気のせいですか?(追記: 見ないと思ってたのですが作品を検索してみたらフェシーンもちゃんとありました)
BL漫画が好きな人ってたぶん日々めちゃくちゃ読んでると思うので、私の読んだものは広いBLの海のごく一部ですし「こいつ用語とか界隈の事情を全然分かってねーなクソが」と思う方もいらっしゃると思いますが、それは今まで私が根っからの腐女子ではなかったせいですのでご容赦いただければと思います。この場合の「腐女子」は敬意を込めての言葉です、念のため。
ちなみに紹介する漫画は「私が今年に入って読んだ」というだけで、発売された年月は作品によって新しかったり何年も前のものだったりしますのでご了承くださいませ。
①小東さと 『やましい恋のはじめかた』
前置きが長いですが、私がBLってやっぱりいいな…!と思ったきっかけは今年この作品を読んだせいかもしれません。
現在は紙版がなくなってしまって電子版でしか入手できないみたい。残念!復刊してほしい!
【圧巻の画力!】とあるように、絵が上手い!
一見してその実力は分からないかもしれませんが、絡みのシーンのアングル、すごいですよ。お話が進めば進むほどどんどん絵が上手くなられてるし…最高だ…。
この作品、【みんな大好き!睡眠姦!】から始まるわけですが、さらに年下攻×年上受であり、幼馴染モノというさりげなく幾重にも性癖が重なって素晴らしいですね。
寝てる間に弟のように思っていた春(イケメン)にtnkをいじられていた健ちゃん。起きていないフリをしていたら何回も手でイかされてしまう。その後、大学で再会した春にまたいいようにされてしまうわけですが…
若いからってそんなに何回も前だけで続けてイけるのかな?ってのはさておき(BLではそれも通常運転だけど)しょっぱなからえろい。
けど、ただただヤらしいわけじゃなくてストーリーがちゃんとしてまして、エモいのとエロいのとのバランスが取れた作品が好きな自分にはドンピシャでした。
弟だと思ってたのに、その関係を大切にしたかったのに、相手は自分を性欲処理の都合のよい相手かセフレみたいなものだとしか思ってないんじゃないか?って思い悩む健ちゃんの姿、キュンとしましたね…
んで、健ちゃんは水泳部なので筋肉が付いてて美しい身体をしてるんですよ…!
某漫画のせいで腹筋バキバキの逞しい身体つきの受が好きになってしまいましたのでね、読んだときは『大勝利〜〜〜!!!』って感じでしたね。
健ちゃんの顔を赤らめたり快感に悶えてちゃってる表情の描き方も絶妙で可愛い。なんですかね、天才かな?小東さんは。春のことを拒否しなきゃと思いつつも抗えきれずに絆されてしまう、その恥ずかしげな表情と堕ちてく過程がエモ過ぎる…
おお、神よ…!!
ドSかと思いきやただ一途なだけだった年下攻の春がまたカッコよくも健気でとっても良い。
コミック版はまだ1巻しか出てませんが、続編に入るとさらにやらしさと画力が増してます。生々しさが素晴らしい…!番外編では道具とか使っちゃってまたアクロバティックなアングルでお届けしてくれます。この角度から描くか〜!と唸りましたね。
私、続編が待てずに配信の分冊版まで購入してしまったのは初めてです。でもあんまり続き、出ないみたいなんだよね〜〜。
本編の最新話は、え?!2021年3月に配信…?それ以降、今年に入って番外編しか出てないんですよ…。
焦らす〜〜!早く続きを恵んでくれ〜〜!完結する前にこっちがタヒんじゃうよ〜〜〜!!
あんまり続きを描かれてないってことは本職は違うことをされてる方なのかもなあ。お願いします、続きをいつか描いて下さい…!!よかったら私、靴を舐めてもいいです。
②御茶漬わさび『ながいぬるぬるに好かれています』
御茶漬海苔先生ならぬ御茶漬わさび先生の作品。御茶漬海苔先生は「惨劇館」などで知られるホラー漫画の大家です。検索しようと思うと「海苔だっけ?わさびだっけ?」と分からなくなってしまうので注意が必要です。
これを読んで私は思い出しました。「ああ私って、触手のこと、そういえば好きだったな…」って…!幼心の君と再会した気分でしたね。意味が分からないと思いますがスルーして下さいね。
触手と言えばエロ漫画では王道ですが、これってBLの方が生かせるなあとしみじみ思いました。
ただ案外、触手BL界はそれほど広くないみたいでかなり検索してみたんですけどそれほど好みのものに巡り逢えなかったんですよね…。
同人の電子版も性癖【触手】のカテゴリで夜な夜な漁ってみたんですけど、ちょうどいい触手ってなかなかないんだよなーーーー!!て、声がデカくなっちゃいました。まあ、仕事で疲れてたんですよね。人間には触手でしか癒せない疲れもある…
なかなかないんだな…って、某・吉田ヒロ○ミとタコの絡みのFAとか見てしんみりしてしまいましたよね…。思いついて某穴の通販でタコ×吉田の漫画はないだろうかと検索してみたんですけどそこでも全然ないんですよ。
あれ?思ったほど触手って人気ないんですかね。それとも絵で描くのがめんどい、とかそういう理由があるのか…。けど触手BLで小説も検索してみたけどそれほど出て来なかったなあ。そんなに特殊性癖なんでしたっけ?もう私には分からんのですよ、何もかもが。
その点、この御茶漬わさび先生の作品はとってもポップで可愛い触手で触手ビギナーの人にもオススメです。触手ビギナーってなんですか?
触手の本体の〈ぽよ吉〉が丸っこい軟体動物みたいで可愛い。主人公の太陽くんはついその可愛さに油断して実は悪霊らしきぽよ吉に取り憑かれて舐められたり入れられたりしてしまうのですが、それを身体を張って助けてくれるのがイケメン霊能者の雨さんてわけです。
帯に【奥の方いじられて、前も一緒に吸われたら…!】と書いてありますがまさにそういう話です。それ以上でもそれ以下でもない…潔いですね。いっそ清々しいです。
私も今回、触手BLを漁っていくつか読みましたけど、これほど可愛い触手はなかなかなかったですね。結構ブツブツだったりリアルタコ状だったりして痛そうだったり気持ち悪めの形状のものも多かったのでぽよ吉のようなカワイイ系の触手が流行るといいなと願っております。まだこの畑は開拓の余地がある…!
③akabeko『楽果』『蜜果1〜3』
最近、どうも「絵柄が好みじゃないからうんぬん」と心無い言葉を投げかけられたらしく作者様が少しの間、描くのをやめられてたぽいですね…。誰だ誰だ誰だ〜〜〜?!けしからん!!!
いい絵じゃないか〜〜〜!!!
線がはっきりしていてクールな絵は『BANANA FISH』の吉田秋生さんとかみたいだなと個人的には思ってました。この絵柄でめっちゃエロいシーンを描くからやらしいんだろうが〜〜!!
あと表情の付け方が最高…。基本、攻の貴宏はポーカーフェイスで感情が分かりにくいんですけど、対象的に受のレオくんは責められては泣いて、ぐしゃぐしゃに感情を発露してるのがいいんですよね…。
攻→←←←←←←←←受という関係性かと思いきや案外、攻→→→→→←←←←←受と、実は同等なくらいの愛情があることが徐々に分かってくるんですよ。
私はどちらかは元々ノンケっていう設定(どちらもノンケでも可)が好きなので、ノンケだったレオくんが最初は酷いことされつつもどんどん貴宏にのめり込んでいく様子がとてもグッと来ました。で、レオだけでなく実は貴宏もレオを手放せなくなっているという。これぞ王道のBLだあ!!
特にあらすじにもあるレオくんがハプバーで女の子としちゃいそうになるとこに貴宏が割り込んで来るやつ最高でした。
わりと嫉妬深いんだよな〜〜!!いつもはクールなのにさ〜〜〜!!
ちなみにあらすじの【怒張をねじ込まれ】っていい表現だなあ。使うことなさそうだけど心の中のメモ帳に書き記しておきましょうね。
『傷つくことすら受け入れられるくらい 愛したことがなかっただけだよ』
とかって、キメ台詞も凄〜〜〜!!!
読んでるこっちが顔真っ赤になるけど、それが良い…!!
元々レオと貴宏は『落果』のスピンオフのカップルだったわけですが、『蜜果』からは完全にレオと貴宏の話です。ちなみに『楽果』に入っているおじさん攻の話もよい…!おじさん受の方をよく見る気がしますがおじ攻も正義。
では、とりあえずきりがないのでまずはこのへんで〜。つづく。