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【017】「後先順位」の考え方でタスクを任せやすく

こんばんは。300カモです。
僕の長年の課題の1つは「いかに人に仕事を任せるか」です。
パートナー弁護士となり自分の仕事を後輩に任せないといけない。
なのに面倒がって全部自分でやってしまっていた。
最近,「後先順位」の考え方を知り,改善傾向にあります。

仕事を任せられない理由


僕は仕事(弁護士業)の仕事の質にはうるさいです。
起案にしても,後輩が書いた文章がよくわからなかったり,
過不足があるように感じたり,論理構成と形式が合ってなかったりすると,
「なぜこういう風に書いたんですか?」と聞いてしまいます。
いや,正しくは詰めてしまいます。本当に良く無い。

僕からすれば,なぜそのように書いたか,理由を聞ければ満足です。
でも大抵はそう書いた理由がない。考えていないのです。

こういうことが続いて,僕は仕事が任せられなくなりました。
結局「〜すべき」が強すぎるのです。

また,任せるタイミングが遅い。
期限がある仕事について,仕事を任せるのが遅いから,
背景や方針を説明する時間さえもったいないので,自分でやってしまう。
出来ないビジネスパーソンの典型です。

〜すべきが強い
任せるタイミングが遅い
この2つが理由で僕は仕事を任せられませんでした。

なのでいつまでも自分の時間を割いて仕事をする毎日。
疲れるし上手くタッグを組めない後輩との間にモヤモヤした空気もありました。

後先順位をつける

1ヶ月前から時間術のコンサルを受けています。
コンサルの1つのテーマは「いかに人に仕事を任せるか」なのですが,
そこで知ったのが「後先順位」の考え方。

つまり,「今すぐは何をしないか」を決めていくのです。
2ヶ月以上しなくていいこと
1ヶ月はしなくていいこと
2週間は放置できること
来週やればいいこと
明日やれば間に合うこと
今日やらないといけないこと

このように,2か月先以上の時間軸で,タスクを振り分けていきます。

「やるべきこと」という優先順位で考えていくと,どれもやらないといけない気になってきます。
しかし「どれはまだやらなくていいかな」と考えると,自然に優先順位の高いタスクが洗い出されます。
意外と今日やらないといけないことは少ない。

中期的視点でやれば仕事はどんどん進む


このように後先順位で考えて,2か月以上,1か月以上先でも良い仕事をどんどん後輩に任せるようになりました。

マコなり社長もよくいう「2割共有」はしてもらいつつ,
(進捗2割程度の段階で一度方向性確認の報告をもらう)
その後は腰据えてリサーチし,頭をひねってもらう。

そうすると,後輩に(時間的余裕があれば)かなりゆったりと時間をかけてタスクに取り組んでくれます。
そしてそのクオリティも高い。

これまでは僕の指示する期限が短かすぎたのです。
だから「なぜ」を聞いてもこたえられない。
後輩の仕事の質は僕が下げていたと気づきました。。

数ヶ月スパンでタスク管理し,
早め早めに仕事を任せる。
このサイクルに乗った最近は非常にスムーズに仕事がまわりはじめました。


17日目ステータス

レベル +1
かんきょう +1

助けてくれる後輩がいる環境に気がつきました。
「後先順位」 おすすめです。


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