見出し画像

キツネカオリ主催合同ライブ「大人ノ文化祭」に行ってみた話

普段はエンジニアをしているnote書きのベナオです。今回は普段と毛色の違う記事です。

2/24に知り合いのシンガーソングライターであるキツネカオリさん(@foxkaoribeat)の主催するライブ「大人ノ文化祭」に行ってきたのですが、それについての経緯や体験をどうしても伝えたいと思い、その日のうちにMacBookのキーボードを叩いています。

なぜ普段プログラミングの記事ばかり書いている僕が今ライブの記事を書くのかというとその理由は2つあって、それは僕がプログラマーである前にブロガーであるからということと、もう一つこれが一番大きいのですが今まで音楽ライブに興味のなかった僕が、初めて足を運ぶきっかけとなったほどに彼女の作る物語に引き込まれたからなのです。

これを記事にしないのなら物書きである意味がありません。なのでTwitterアカウントの方向性とは多少外れますが、ここで公開させてもらおうと思います。良ければ少しだけお付き合いください。

キツネカオリさんに興味のある方も勿論歓迎です!

ライブにいったよーという方は、色々思い出しながら読んでもらえると嬉しいです。

ちなみにライブについての感想ツイートをいくつかお見せしましょう。

キツネさんを中心に様々なアーティストが出演されていました。

ところで皆さんは、音楽ライブに行ったことはあるでしょうか? ライブとは現実を忘れて自分の好きな世界観を、同じようにそれを好きな人達同士で共有できる空間だと思います。それは僕にとっては尊敬する経営者の本の体験談としてや、YouTubeの動画の中だけで知る世界でした。

ぶっちゃけライブやフェスなんてただの出会いの場だろう、なんて硬派を気取っていたところもあったかもしれません。

単純に引っ込み思案でインドアな性格だったので、その世界に足を踏み入れる機会も発想もなかったのです。彼女のことを知らなければ、ひょっとしたら一生行くことはなかったかもしれません。

そんな彼女が今回のライブのために打った宣伝は以下のようなものでした。

ライブの入場料金が3000円のところ、都内各所のバーなどで配布されているポケットティッシュを持参することで入場無料になるというものです。「LIVE奢ります」というコピーがインパクトありますね。

このような大胆な企画をやった理由は、ライブの合間のトークタイムで彼女の口から語られていました。

人がライブハウスに足を運ぶハードルを下げたい

既存のライブは、初見やライブに慣れていない人にとってはどうしても入り辛いものになっています。クローズドな空間での独特なノリについて行けるか、僕も正直不安でした(勿論そんな障害を共に超えた人達だからこそ、強く共鳴し合えるというメリットもおそらくある)。

彼女はきっとハードルの一つである入場料を取り払うことで、ライブの楽しさをまだ知らない人達に音楽を届けたいと思ったのではないでしょうか? アーティストといえば、自分の音楽を好いてくれる人だけを相手にクローズドな活動をしているというイメージを持っていた僕は、その認識を改めることになりました。

これは僕の想像ですが、この企画に反発する人も少なからずきっといたのではないでしょうか? ライブ事業の価格破壊になりますし、人生を音楽に費やしている人達なら、最低限の報酬はやはり欲しいところでしょう。

それでもそんな彼女の思想に共鳴したアーティストが、彼女の他に3人も集まりました。これはちょっとした奇跡なのではないでしょうか?

それでは、ここからはそんな奇跡のようなライブの内容について語っていきたいと思います。特に印象に残った曲に絞って、アーティストの紹介を挟みながら詳しく書いていきます。

音楽ライブを文章で伝えるということの難しさにたった今気が付きましたが、めげずにやっていきます。

・一曲目「ロキ」

ボーカロイドが好きな人なら知らない人はいない名曲ですね。歌詞の内容も、カリスマ的なミュージシャンの心情を歌った曲でイメージに合っている気がします。ちなみにキツネさんとデュエットで歌っているのはこの方です↓

NanAさんはめっちゃ背が高かった。小柄だけど大人っぽいキツネさんとはなんだか対照的で絶妙なコンビです。

最初に知名度の高い曲を持ってくることで、場の空気を温めてくれました。個人的にも好きな曲だったので嬉しい。

・5曲目「天文館食堂」

こちらはレベルKさんという方のオリジナル曲だそうです。孤独と闘いながらも明日の希望を捨てない、というような勇気をもらえる曲です。なんと今回が初ライブとのこと。

ライブに来た人ならわかると思いますが、個人的には幕間のトークも良かったです。今回のライブハウスは「下北沢ろくでもない夜」という場所だったのですが、彼は何日も前から下北沢の路上で例のポケットティッシュを配っていたらしいです。そんながむしゃらさがまさにナルトのようですね。

ちなみになぜナルトの格好をしているのかというと、ナルトには九尾の妖狐(=キツネ)が封じ込められているからとのこと。キツネさんモテてるなあ。

・6曲目「Not enough」

ここからはキツネさんとこーたさん(@kotacat_ )によるエレクトロユニット「I MISS YOU」の曲が続きます。MacBookを机に乗せたスタイルからは、サカナクションを連想しますね。

この曲の詩はこーたさんが書いたそうです。内容としてはラブソングで、人を愛することを恐れながらも、相手のことを信じて向き合おうとする人の気持ちをリアルに表現した曲でした。

Not enough(まだ足りない)というフレーズを繰り返す部分が印象的で、相手を強く求める気持ちが聴く人の脳裏に強く焼き付けられます。

こーたさんの声は例えるなら、小田和正の透き通った高音とBUMP OF CHICKENの若々しさを足して2で割ったような感じ。

彼のソロの曲はこちらから聞けますのでぜひ確かめてみてください↓

・8曲目「君がいい」

こちらはキツネさんが書いた曲です。こちらもラブソングですね。

先ほどのNot enoughと比べるとキツネさんの激しい感情が出ていたイメージ。やはり自分で書いた曲には気持ちが乗るものなんでしょうか。

「他のどんな人であっても、たった1人の好きな人の代わりにはならない」という気持ちを1曲かけて歌いきったようなナンバーです。

I MISS YOUの2人が向かい合って語り合うような演出が光っていました。

キツネさんはその透き通った歌声と、サビで感情が乗った時の激しさとのギャップがとても素敵ですね。

・最終曲「共鳴」

クライマックスではキツネさんの弾き語りが数曲ありましたが、個人的に好きな最後の共鳴をチョイスしてみました。

希望を失って孤独でいる人の心に深く刺さるような、負の感情を肯定しつつ背中を強く押してくれるような曲です。純粋なラブソングの時とはまた違った、彼女の孤独や悲しみとの向き合い方が伝わってくる名曲だと僕は思います。

何かしたいけど胸に孤独を抱えて動き出せないでいる全ての人にぜひ聞いてほしい。

この曲はYouTubeに公開されているのでこちらからぜひどうぞ↓

最後に僕の気に入っているフレーズを紹介したいと思います。

つまらない日々を抜け出すのは 君のイメージ、それだけ 本当にそれだけ

いかがだったでしょうか?

ライブの雰囲気が少しでも伝わっていれば嬉しいです。曲の意味を考えたりするために、ライブで録画した曲を何回も聞きながらこの記事は書きました。

書きながら思ったのは、エンジニアもどんどんこういう場所で遊ぶべきだということです。ずっとPCに向かい続けてると疲れますから、やっぱり。たまには普段絶対行かないところに行ってみましょう。楽しいですから。

次回の「大人ノ文化祭」は10/25とのことです! I MISS YOUのライブはそれまでに何度かあるみたいなので、気になる方は先ほどのTwitterアカウントからチェックしてみてください!

それでは次はライブでお会いしましょう!

大人ノ文化祭Webマーケティング担当としてのお仕事もお待ちしてます!

それでは!

いいなと思ったら応援しよう!

Pythonエンジニアのための技術ブログ
サポートは料理好きなのでの食材費にさせていただきます。