優しさという存在のカタチ
優しさを感じた。
今日、わたしは優しさというただの言葉で、
言えば形容詞で、
ありきたりな言葉で、
男性も女性も「優しいね」と言われたら「ああ脈なしか」と思うあのことばを、
この目で耳で肌で感じた。
それは何でかというと、存在だ。
ただそこにいてくれるだけで、
無言で寄り添ってくれる存在が、
優しさなのだと感じた。
彼は無言でわたしの洗濯物を干してくれて、
無言で本を読みながらわたしの仕事を待ってくれていた。
起きる時間は3時間以上早い彼だが、
文句ひとつ言わず待っていてくれた。
その存在だけで、心が救われた。
そう思うと、人に優しくしようなんて思わなくともその場にいるだけ、微笑むだけでも十分なんじゃないかと思った。
わたしもだれかにとって、
優しさという名の存在でありたいと思った。
優しさなんて目に見えるどころか、
生きものなんだ。脈打つ、血通うものなんだ!
やさしい人になりたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?