違和感の正体
私は作曲をしていますが、時々その最中に「違和感」を感じることがあります。
音楽を作る時は、全音符、二分音符、四分音符、八分音符、十六分音符、などのパーツを組み立てて旋律を作ります。
テンポが早目で、十六分音符をつかって和音を構成している時に「耳が」違和感に反応します。でも最初はなんの違和感かわからないのです。
違和感の見つけ方
そんな時、一つづつ音の構成を見ていくのです。プログラムのコードを見る感覚に近いかも。
するとある場所に「おかしな音の組み合わせ」を見つけることができるのです。
たとえば、和音の構成というのはドミソの場合下から、
「♩ソ」
「♩ミ」
「♩ド」
というように、一つ飛ばしで鍵盤を押さえた音であると、安定していて、かつ厚みのある響きになります。
この構成が安定しています。
しかし調べてみると、なぜか
「♩ド」
「♩ソ」
「♩ド」
というように、同じ音が下と上で重なっている場合などがあるのです。
なぜそうなるかというと、鍵盤から入力する際に、別々に音を入力していくので、たまたま音が重なってしまうことが発生するんですね。
少し耳と脳の訓練をすると、脳が瞬時に判断できるようになりますが、私のように作曲する期間が空いてしまったりすると、脳が見つけ出すのが遅くなります。
なので、そんな時は「目で」「ひとつづつ」さがして見つける。
違和感は直感
違和感の正体は、こうやって直感でわかることが多いです。それを常に見逃さず、ひとつひとつ探し出していくことで違和感のない状態を作り上げることができるのですね。
これはきっと音楽だけではなく、日常の人間関係や、お取り引きなどでも機能するのとなのではないかと思いました。
そんな違和感のあった新曲はもうすぐ完成です。