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「おしらせ」あるある

こんにちは。id_butterです。

最近、ころんとするのが好きだ。
眠るわけでもなく、携帯を触るでもない、ただベッドの上にころんとする。
あおむけが一番いい。

耳、ではなく感覚を澄ます。
深呼吸で整えていく。瞑想でもいい。

そうすると、カラダの音が聞こえてくる。
胃がギュルギュルいってたり、腸がこぽこぽいってたり、胸がトクトクいっていたり、どっかの血管がドクドクしていたり。

続けると、エネルギーがカラダの中をうごめいているのが感じられる。
呼吸が整い、背骨の前あたりを下から上に水みたいにサラサラ流れていく。
喉が渇いた時に牛乳を飲むと喉に冷たいストローができたみたいな感じがするけど、あれに似ている。体の真ん中にエネルギーの管が通る。
(プラーナ管というらしい。)
これをハッキリと感じられるようになったのは、このときからだ。

今も、その人は毎日のようにわたしのところにくる。
くる、というか最近はいつも「いる」し、どこか「つながっている」感じ。

エネルギーが自分の中を動いているのを感じると、気持ちいい。
行きつく先々で細胞たちがプチプチ喜んでいるような感じ。
好きなひとと手をつないだときの、手の細胞がさんざめくあの感じ。血が全身をぎゅーんと巡っていく。肌に柔らかい光があたっている様な暖かさ。
愛情というか充足感、安心感、そんなようなものたちに全身満たされる。
赦された、ってこういう感覚なのかもしれない。

なので、わたしは最近スキあらばころんころんしていて、娘たちに「またママ寝ちゃったの?」と文句を言われている。そのままでいたいので、寝てはいないが狸寝入りをして、最終的に結局寝てしまう。

そんなことをしているからなのか、おしらせがくることが多くなった。

カラダからのおしらせは、たとえばこんなこと。

2ヶ月くらい前、イヤなことばかり考えていたことがある。
何も起こっていないのに、イヤな妄想が止まらない。
進んでいく妄想に勝手に自分が傷ついているのに、どうしても止まらない。
眉間にシワが寄っているのがわかった。おでこの裏が凝ってくる。
なのに、「やめよう」と思っても、その妄想に何度も戻ってしまうのだ。

そしたら、夜の散歩中、急に口の中に苦味が走った。
お茶とかみたいないい感じじゃない、薬を通り越して薬品くらいのちょっとイヤな苦味が奥歯の奥からじゃばっと流れ出てきた。
何か口に放り込まれたのかと思うくらい。飲み込まないように吐き出した。
もちろん、何も放り込まれてなかった。

そして、妄想が止まっていた。


あるいは、こういうことがおこる。

わたしは最近毎晩のように夜自転車を漕いでいる。
24時間営業のカフェで小1時間noteを書くのだが、お気に入りの席がある。

その日は、自転車がスムーズに進まなかった。
あちらからくる自転車がみんなわたしと同じ方向にかじを切ってお見合い。
なんでこっちの狭い方に寄ってくるんだろう、と毎回思った。

そんなに長くない道のりでそんなことが6回も続けば、流石に気づく。
「わかった、たぶんあの窓際の席が空いてないんだな。わかったよ。」
それでもどうしても記事の続きが書きたくて、自転車を漕ぎ続けた。

そこからまた同じようなことが4回続く。
こんなに広い道路で、なぜこのひとはわたしとぶつかりそうな距離にまで自転車を寄せてくるのか。歩いているこのひとを何度よけてもなぜこっちに寄ってきてしまうのか。
不可解だとは思ったけど、危険は感じなかったのでそのまま行ってみようと思った。

カフェは満席だった。
夜の11時前、月曜か火曜日だったと思う。
はじめてだった。
15分くらい待ってみたけど、空かなかった。

そばのファミレスも全部23時閉店だった。
すごすご帰りました。とほほ。

おしらせに逆らってはいけなかったらしい。
でも、よくわかった。
やっぱりおしらせだったんだ。

でも、ここまで極端じゃなくても、こういうことって昔からあったなと思い出した。
行こうとしたお店がなぜか脳内でグレーでしか思い出せなくて、行ったら閉店してるとか。

自分が無視してきたから、感覚が鈍っていたけれど。
特別じゃなくて、よくあるやつじゃん。
こんなことすら許せないくらい、自分をいじめてきたんだなぁ。

別にどっちでもいいのに。
それがおしらせだろうがそうじゃなかろうが、そんなに否定しなくても良かったのに。

だから、今日もころんころんします。


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