医学生の間に準備できること その1:日本の初期研修病院選び
こんにちは。
ベルーガです。
今回は医学生の間にできる、イギリスで医師になるための準備をご紹介します。
日本の初期研修をイギリスに認めてもらうにはさまざまな条件があります。
認められないと医学部卒業後ブランクがあるとみなされてしまう可能性があるので(もちろん大学院進学等の理由がある場合はいいと思います) しっかり確認する必要があります。
詳しくはこちらのサイト (General Medical Council, 以下GMC というイギリスで医師登録をする機関) をよく読んでほしいのですが重要な条件は以下の通りです。
・最低12ヶ月 (日本の初期研修ならクリア)
・1年目は20日を超えて休んではいけない (年休含めて5週間まで) ←これ結構大事
ここからは日本の初期研修 (2年) に沿った条件をまとめていきます。
ここで問題なのがイギリスが提示しているパターンが
①12-18ヶ月のローテート
②18ヶ月以上のローテート
③最低2年のローテート
に分けられています。
日本の初期研修はぴったり2年なので果たして②と③のどちらのパターンに分類されるのか分かりません。
それぞれの条件は(①はスキップします)
②最低6ヶ月内科、6ヶ月外科を周る。(連続でなくて良い)
③
・public hospitalであること(ただし、private hospitalでも認可されたという話もある。日本の初期研修病院に指定されていれば大丈夫そうではある。)
・最低3ヶ月かつ連続で内科を周る
・最低3ヶ月かつ連続で外科を周る
ここでまた疑問なのが何科が内科・外科としてカウントされるのかは
GMCにしつこく問い合わせても
We are not able to confirm. Your internship will be assessed when you submit your application to us.
の一点張りだったので提出するまで残念ながら分からなさそうです…
恐らくメジャー科を入れておけば大丈夫だと信じてます…
話がやや逸れましたがつまり②と③どちらにも当てはまるように研修ローテを組める病院を選ぶ必要があります。
まとめると
(念のため)public hospitalで3ヶ月連続で計6ヶ月内科と外科をそれぞれ周るローテートを組める病院
が1番確実になります。
私もかなり日本全国探しましたが特に外科を連続で3ヶ月、合計6ヶ月周るローテートを組める病院は少ないです。なので選択期間が長く、そして研修医の希望が通りやすい病院を選ぶことをおすすめします。
書いてみるとかなり長くなってきたのでここで区切りたいと思います。
次の投稿もお楽しみに!
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