医学生の間に準備できること その3: CV、コネ、情報収集

イギリスで医師になりたい医学生、ベルーガです。

医学生の間に準備できることシリーズです。気になる方は既に公開されている記事も併せてご覧ください。

今回はCV、コネクション、情報収集について詳しく書いていきます。

CV

日本でいう履歴書のこと。アメリカ含めイギリスの就活で提出する履歴書には決まったフォーマットがありませんが書かなければならない内容は決まっています。

個人情報、学歴、職歴、資格、賞罰などなど。

ここら辺は日本の履歴書と同じですが海外の履歴書でかなり大事になってくる(と大人の方々から言われた)のが

研究・学会発表経験、ボランティア経験、リーダーシップ

です。これらを書いて自分をアピールする必要があります。

特に研究・学会発表経験はイギリス初期研修マッチングの点数にもなりますので特に重要です。詳しくはこの方のブログをご覧ください。https://an-medic.com/イギリスの初期研修医制度ーマッチング/#i-4

もちろん出来るだけ自分の興味ある分野で、また大掛かりな研究でなくてもケースレポートのようなものでもいいので何かしら医学生の間にアカデミックなことをやっておいた方がいいと思います。

ボランティア経験やリーダーシップはどこまで就活(特にイギリス初期研修)で有利になるかは私はまだ分かりませんがアピールして損はないのでコツコツやっておくと良いかと思います。

ボランティア活動は具体的に何をすればいいか分からない方も多いと思います。できれば医療関係だといいけど私はホームレスの方々への巡回・医療相談、児童心理施設での学習指導、ジャパンハート、日本に住む外国人が主催してるゴミ拾いなど月一回は何かしらのボランティアをするようにしています。

リーダーシップは働き始めてからならチーフレジデントになるとか?でしょうか。まだまだ私も模索中です。

コネクション

アメリカで医師として活躍されている先生方はかなりコネクションの重要性を強調されていますがイギリスの初期研修マッチングは面接がないのでアメリカほどコネクションは重要では無さそうです。

ただ、non training(Foundation Year 2, FY2 イギリス医師のキャリアについて記事を書こうと思ってますので説明は割愛)からキャリアスタートする場合はアメリカのように複数の病院にアプライしてそれぞれの病院で面接を受ける必要があります。その場合、コネがあった方が有利なことも多いそうです。non trainingの就活について詳しく知りたい方はこの方のブログをご覧ください。

というわけでコネクションはあるには越したことはないので私は色々な団体に顔を出しておりました。例えば

チームWADA 学生インターン
ACP 米国内科学会 日本支部
Team Medics
めどはぶ
野口医学研究所
日米医学医療交流財団
JrSrプログラムメーリングリスト
Japanese Medical Society of America (JMSA)
宮下先生のLINEグループ「そうだ、米国で医者やろう〜🎵」

ほとんどアメリカ留学についてではありますがそれぞれオンライン勉強会や講演会の案内が流れてくるので色々参加して情報を得たり自分のモチベーション維持に活用していました。同じように海外留学を目指している学生や先生方にも出会えたのでおすすめです。

また、私は個人的にイギリスで臨床経験のある先生方に会いにも行きました。例えばNTT東日本関東病院にいらっしゃる佐々江龍一郎先生は有名で、さまざまなメディアで記事を書かれていたりオンライン勉強会や講演会もされているので気になる方はチェックしてみてください。(Twitterもやられてます) 他にも東大病院小児科にいらっしゃる松井彦郎先生もイギリスで専門医を取得されている先生です。対面でお会いはしていませんがチームWADAのロッシ真由美さんはイギリスで看護師をされていて、job interviewや医療面接のtipsをたくさん教えていただきました。

情報収集

USMLEやアメリカ留学のマッチング戦略の情報はかなり日本語でも充実していますがイギリス留学の情報はほとんど日本語では見つけられないのが現状です。

私は日頃から色んなサイトやSNSで情報収集をするようにしています。例えば

The Savvy IMG
Road to UK (YouTubeもあり)
はIMG向けのサイトで非常に詳しくまとめられているのでおすすめです。

他にもwhatsapp, FacebookでたくさんIMGのグループがあるのでPLAB対策などで勉強仲間を見つけることもできます。

本ではイギリス医師のキャリアについて紹介している
So you want to be a brain surgeon?
は全ての科のキャリアパスについてまとめてあります。Kindleでも購入できます。

またこの方のブログは自身の経験を日本語でブログにまとめてらっしゃる、非常に貴重な情報源になるので是非チェックしてみてください。

もちろん、GMCの公式サイトに正しい情報がありますので私は得た情報は必ず公式サイトで確認するようにしています。

イギリス初期研修、foundation programmeについて知りたい方はこちらの公式サイトをチェックしてみてください。

書いてみると非常に長くなりましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今後もイギリス臨床留学について有益な情報を発信していきますのでnoteとTwitterのフォローをよろしくお願いいたします☺️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?