Statueが帽子かぶったやつ♯キナリ杯
これはアメリカ中西部に駐在している妹家族の中で繰り広げられている実話である。駐在も4年近くになり、発音が良すぎて英語が聞き取れなかったり、右手にピザ、左手にお餅をもち両方の文化を大切にする娘2人がいる。
暖かくて体がホクホクする(お前はじゃがいもか!)、折り紙割ってみて(divided?)など語彙力が独特な2人のやりとりと綴ったものです。
妹家族が住んでいるアメリカ中西部は3月中旬からロックダウンとなり、次の週から現地校はオンライン授業となり、パソコンでクラスメイトと雑談したり、アプリで宿題をこなし、分からないスペルがあればSiriに英語で話しかける。
本当にもうあっぱれである。おばさんにはない適応能力で、8歳の姪っ子に至ってはお父さんの会社がテレワークするしないで揉めているのをみて「日本はDecisionが遅いよね」と言ってのける。本当にそうである。おそらく「決定」
という日本語を知らないだけである。
寝る前に、最近のお母さんの救世主「Youtube」で日本の昔話を聞かせている。
おかんが「どれが良い?」娘達に聞くと
娘達が「Statueが帽子かぶったやつ」と言い放った。
おかんは「・・・・Statue??」
その話のくだりを聴いていたうちの旦那は急に話に入って来た。
英語がからっきし話せず、空気を読む能力と笑顔で局面を乗り越えるタイプだが、Statueは知っていた。「Statue of liberty=自由の女神だ!」と叫ぶ旦那。
出川哲郎がうちの旦那のように空気を読む力と、ボディーランゲージで、外国で目的地まで辿り着けるかを試すバラエティーに出てきたからである。
類は友を呼ぶのか、この番組が大好きな旦那である。
日本の昔話とStatueがどうも結びつかずにポカーンとしている私。
私はStatueなんて日本昔話時代になんてないよ・・・・・と
思っていたら、答えは
「かさこじぞう」のようでした。
おばさんは感動した。アメリカナイズされていると思いきや、かさこじそうなんぞ、慈しみのあるお話が好きなんて。
何度も言う。おばさんは感無量である。良い具合にアメリカと日本がミックスされているじゃないか。「Statueが帽子かぶったやつ」という認識でもお話を聞きたいと思う心が大切だ。
最後に下の娘が
「HatはHeyでできてるんだよね」
う、うん。そうだね。
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