情報発信は大海原に漕いで出ること
会社を始めた年から20年、メールレターを書いています。私が主宰する勉強会向けにはクローズで7年間、メールをお届けしています。
メールレターは
・共創チームメール(共創メンバー50名)
・いい旅のススメ(読者約6,000名)
です。
共創チームメールはクローズですから、すべての方の顔が見えています。
いつも特定のどなたかをイメージして
手紙を書くようにメールを送ります。
読んでいる人が判っているので
やや粗削りでも、喜怒哀楽を隠さずにリアリティを大切にしてお届けしています。カッコつけずに書いています。
一方、6,000名向けメールは注意が必要です。
お行儀よく書くことが求められます。「どなたが読んでいるか」顔も素性も見えていないからです。
・個人や特定の組織の攻撃をしないこと
・傷つく人がいないかに注意すること
・上から目線でないこと
には気を付けていますが、批判や苦言が届くことがあります。
●『何かをすると決めることは、海に出ることと同じ』
糸井重里さんが、テレビのインタビューで口にしていました。
航海に出る以上、困難は避けられない。
あとは、どれだけ本気なのか、だと。
私のメールレターを自ら進んで登録していると言うことは、仮にも私に興味や関心がある訳です。
そして、メールレターを楽しみにしていたら
突然、自分が受け入れられない内容のメールが届く。
「高萩さん、こんなひどいことが良く言える・・・。」
どっかーん。そんな感じです。
「反省させると犯罪者になります」の書評には
感情的な反論が飛び込んで来ました。
怒り心頭、
かなりな剣幕のメールを知らない方から頂きました。
●論破するのではなく、返信、反論して来た背景を考える
見過ごせない、やり過ごせないと思って、嫌われる覚悟で反論するのですから、よほどのことです。
私は正直、弱い人間なので、「めんどくさいなあ」と、心の中で思いながら「これも修業か」と、丁寧に向き合って、返信メールが
書けるようになりました。
私も大人になりました。
先のすごい剣幕メールも、
私としては模範解答で答えたのですが、
更に返信が来て、重ねて説教をされました。
この本を書いた著者もあなたも間違っていると。
(紹介した本はとっくに読んでいるとのことでした)
とてもまじめな女性の方とお見受けしました。
「あなたの日頃の仕事ぶりについては評価するが、このメールだけは許せない」と。
おお、怖い。なんか上から目線だし。
全面降伏しました。下手に何かを言うと、更に怒られそうです。
●ジャンクなメールもたくさん来ます
最近、割とアウトプットしているので、なんだかなあという問い合わせもたくさん来ます。
たった今も、知らない人から
「ホノルルでリフトタクシーをチャーターしたら一日幾らですか?」
とそれだけしか書かれていないメールが来ました。
あなた、誰よ、そんな感じです。
SNSやIT全盛時代、前後の文脈がない問いあわせや感想が増えていますが、これは時代の流れと受け入れるしかないのでしょう。
千本ノック、一緒に頑張りましょう。
なぜ頑張ったほうが良いかと言うと、波風を立てて人を傷つけてしまうこともあるのですが(傷つけて良いとは思いませんが、聖人君子はいない)
嬉しいこともたくさんあるからです。
「ああ、メールを届けて良かった。また明日も頑張って書こう。」
メールの感想を頂くと、とても嬉しいのです。
書いている私が励まされることもたくさんあります。
何もしない、波風の立たない人生よりは百倍良い人生です。
高萩徳宗
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