小岩井農場を創った人の話
おはようございます。
今朝の盛岡は曇りですが晴れ間が見えてきました。
一昨日の夜、YouTubeライブをやっている時、パラパラ雨が降っているなと思っていたのですが明け方、みぞれから雪に変わったようです。
気温マイナス1.8度。盛岡の初雪とニュースが報じていました。
岩手山もしっかりと雪を被っています。
紅葉を見に来た旅ですが観光タクシーのベテランドライバーさんが「盛岡市内はあまり紅葉していないんです」とのことで、予定を変えて小岩井農場に行くことにしました。
小岩井農場は20年、いやそれ以上来ていないので、前回いつ来たのか覚えていません。観光地というよりも私たちの生活の日常に根ざしているブランドだからかも知れません。
今回、好奇心旺盛チームの旅だったのでドライバーさんを質問攻めにしていたのですが、小岩井農場の歴史を知れば知るほど、
昔の人の情熱や行動力は凄かったのだなあ
と感心するばかりです。
いちばん驚いたのは、小岩井農場の名前は、農場を開設した日本鉄道会社副社長の小野義眞、三菱第二代社長の岩崎彌之助、鉄道庁長官の井上勝の3人の名字から1文字ずつ取って名付けられたということです。
「小岩井」は創設者3人の頭文字を取ったのですね。知りませんでした。
そして、小岩井が三菱系だということも初めて知りました。道理で盛岡市内の飲食店はキリンビールオンリーだと思いました。なるほど。
タクシードライバーさんは寒いし、1時間くらいかなとおっしゃっていたのですが、3時間以上滞在してしまい、盛岡の市内観光が駆け足になってしまいました・・・
130年前にこの地に鉄道を開通させて小野と井上の先見の明。100年後を見通して国家を作る。
岩崎家も資金で全面協力。
現代のサラリーマン経営者と自分のことしか考えていない資産家とは雲泥の差。国家観を語り、口先だけではなく率先垂範する政治家もいなくなりました。
時代が違うとはいえ、先人の叡智の恩恵を受けて私たちの今があるのだということを、小岩井農場で学びました。
これから100年先、自分が関わっている村がどうありたいのか、どうあるべきなのか。深く考えていきたいと思う旅です。
今日はこれから花巻を経由して遠野へ向かいます。