いやはや、チェーンメールがSNS界で賑わっている。
拡散している皆さま、ご苦労さまです。
人間って、本当に学習しないし、自分の頭で考えることを
しないのだなあと改めて思う。
東日本大震災の時も、あちこちで真偽不明の
チェーンメールが出回った記憶がある。
直近の私の足元では、
昨年の台風被害に関わる
善意のチェーンメールや拡散希望。
千葉県のある児童養護施設の屋根が台風で吹き飛び、
子供達が震えているから助けてあげて欲しいと。
拡散希望と書かれてはいるけれど、
拡散して騒いでいる当のご本人が
何かアクションを起こした様子もない。
とはいえ、
命に関わることなので
私はその施設に電話をかけてみた。
普通に電話に出た職員の方に
「SNSでこんな情報が拡散されていますけれど、大丈夫ですか?」
と聞いてみたら
「は?そうなんですか。屋根は飛んでないです。
物資も普通にあります。お気遣いありがとうございます。」
と返されました。
拡散希望って言葉も花盛り。
ここ一週間くらいは、昭和の古典的な手法
「●人に送る」やつもあちこちで見かける。
いやはや。
このチェーンメールのポイントは、
・金銭的な被害者がいないこと(たぶん)
・言い出しっぺは、ほぼ100%、善意で始めていること
だったらいいじゃないと返されそうなので、
自分で深く考えずに、1次情報ではないネタを
拡散するときは、
・その情報に自分で責任が持てるか
・受け取った相手がたとえ1%でも迷惑に思わないか
くらいの想像力は持ち合わせていて欲しい。
もしかすると拡散希望やチェーンメールに
ストレスを感じているのは私だけかも知れない。
世間の皆さんは泣いたり笑ったり、
感動したり、いいことをしたと思っているかも
知れないのだけど、私にはプチストレス。
だから、私には送らないでねとのお願いでした。
ネットワークビジネスや宗教の勧誘と一緒で、
やっている人は善意なんだよなあ。
もしもムッとした人は、
「チェーンメール 加害者」
でググってから、改めて
自分でその情報と行動に責任が取れるか、
(その情報がガセネタなら、あなたも加害者)
自分は善意でも、
相手は迷惑じゃないかなあ、と考えてから、
送信ボタンを押しましょう。
私は、加害者にはなりたくない。
文責:高萩徳宗
追伸
いやはや、エレベーターの定員も制限。
壁を向けと。
やってますアピールがすごい。
しょうもないクレームが入るのだろうなあ。
こないだ釣銭を手渡ししたお店の店長が殴られていた。
現場の人は大変です。
感謝の気持ちを持って買い物しましょう。