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何を手放して、何を大切にするか【移住・教育移住】

都会でストレスフルな生き方をしていると、それが当たり前になってしまいます。都心の満員電車で肩がぶつかっても、レジの行列に割り込まれても、いちいち腹を立てることを諦めている自分がいました。

人生の目標にしていたわけでもなく、何かを強く意識していたわけでもないのに、気がついたら長野県に引っ越していました。そして10月からは人口わずか650人の南佐久郡北相木村に住民票を置くことになりました。

私に与えられた使命は、この村が消滅してしまわないように、今、目の前にある山積みの諸課題を交通整理しながら、優先順位をつけて取り組んでいくこと。

公共交通の問題や空き家対策、買い物難民、食べるところがない!など問題は山積しているのですが、不思議と「こんなんじゃやってられない、やっぱり都会がいいよな」とは1ミリも思わないのです。

南佐久(北佐久もですが)地域に移住した方にはわかっていただけると思うのですが、外に出ると風を感じる、その風に匂いがある。夕陽が惚れ惚れするくらい綺麗、夕方6時で暗黒の空を見上げると、プラネタリウムかと思うような星空。

朝、目がさめるとすぐそこに山があり、少し車を走らせると浅間山、八ヶ岳。なんという贅沢な環境。

コンビニがないと余計なお金を使わないですし、何しろ野菜も水も美味しいので、体が喜んでいるのがわかる。野菜の安さ、都会からくるとびっくりしますよ、なんだこの値段は。(ブロッコリー、キャベツ、レタスが100円、120円の世界)


相木川 村役場の目の前の風景です 休み時間はここで深呼吸

移住や教育移住を検討されている方も多いと思います。

今、地域みらい留学や山村留学の情報も増えていますので、資料請求したり、ワークショップに行ったり、学校のことを調べたりされている方も多いでしょう。

もうすぐ11月ですから、来年の春から子供さんの進学に合わせて移住を考えている方は、頭の中がぐるぐると回っていることと思います。

えいや!で来てしまえば、まあだいたい何とかなるのですが(日本語通じますし、佐久平にはカインズもダイソーもイオンもセリアもあります)

そして長野には「つるや」と言う全県民が愛するスーパーがあります。つるやは最強で、生活のクオリティは爆上がりです。

学校選びも地域選びも、ぜひ楽しみながらやってみてください。地方への教育移住のメリットは、子供さんの、そして親御さんの環境が変わることです。

長野には移住して来た先輩方も大勢いますし、皆さん、本当に親切で優しいです。都会に忘れて来てしまった、人情や親切は人肌の温かさがあります。

ほんと、醤油の貸し借りもしているんじゃないかと言うくらいに、温かい。

「田舎って人間関係、めんどくさいのでは」と心配される方も多いと思います。これは私の私見ですが、「どっぷりつからず、ほどほどの距離感で」十分です。佐久などでは集合住宅に住めば、おそらく隣に誰が住んでいるかもわからないレベル。それもまた良し。

我が北相木村は、650人の全村民が役場では把握されている感じです。でも、この小さな共有地は、とても居心地が良いと、私には思えます。

合う合わないは、その人の考えにもよりますが、長野に住んだら、もう東京には戻れないのではないかなあと、帰る理由がない。

佐久平から東京は新幹線で75分です。通勤している方も大勢います。北陸新幹線はそこまで激混みしませんから、快適です。

私は今、月に3〜5回ペースで長野と東京を往復していますが、新幹線は座ってパソコンも開けるので都心のロングシートとは比べものにならないクオリティです。佐久平ー東京はえきねっと割引で片道6260円前後(価格は変動します)

個人的には御代田町、佐久市、佐久穂町などが日常の買い物や東京へのアクセス良好、北相木村は佐久平駅から車で45分〜50分くらいです。これも頻繁に往復しているとなんとも思わなくなります。なぜなら、めっちゃ景色がいいからです。浅間山、八ヶ岳を見ながらのドライブが通勤ルートだなんて、これ以上の贅沢はありません。

<標高が高い>
佐久平付近で標高が670メートルくらいあります。スカイツリーより高い町。北相木村は役場が970メートル。私が住んでいるところは999メートル(くらい)

標高が高いことにはメリット、デメリットがあります。

<メリット>
メリット? あのですね・・・Gがいない。この夏、一度も見かけませんでした。蚊もいないのかな、この夏、一度も刺されませんでした。

朝晩の涼しさは格別です。避暑地にいるみたい。

デメリットは耳や内臓に疾患がある方など、気圧が低いことによる体調不良を訴える方もいらっしゃいます。私は鈍感なのでわかりませんが、「なんとなく調子悪いなあ」と思っていたら気圧が低いことが理由という話を聞いたことがあります。


あと、住んでみてわかったこと

<ゴミ出しのルールが厳格>

佐久市を始め、長野県の多くの自治体はゴミ出しのルールが厳格です。移住して来られた方の最大のストレスではないでしょうか。例えば生ごみをレジ袋にまとめて「燃えるゴミ」として出すのはNG。レジ袋は再生プラスチックだからです。収集時に検閲されているかのようにチェックされて弾かれます。長野の人はよく耐えていると思います。

<ガソリンがありえないくらい高い>

今日現在で佐久地域はレギュラー182円です。日本一高いのが自慢です(自虐的)、ハイオクは194円。満タン入れると普通に1万円超えます。長野県民は忍の一字で、ガソリン入れてます。24時間営業のスタンドはほとんどないので注意が必要です。

最後にもう一度、メリット(というか移住してよかったこと)

外食が美味しい
御代田、佐久、小諸、佐久穂などに素敵なお店がたくさんあります。
個人経営のお店がたくさんあって、カフェから和食、ステーキ、ケーキ屋さんなど、都会ではとてもこの値段では食べられないよ、というハイレベルな食べ物屋さんがたくさんあります。

なお、北相木村には外食産業どころか、飲食店が今、ありません。とほほ。

北相木村に飲食店を復活させることが、私の使命でもあります。

移住組の方で、または佐久、南佐久地域にお住いの方で、
「将来はお店を持つのが夢」と言う方、今、北相木村に店舗を構えると、650人の市場を独占できます。

お問い合わせはお気軽にメール、ダイレクトメールで私宛にお寄せください。

気づいたこと、色々と書いて行きます。
移住を迷っている方、背中をどーんと押しますよ。後悔はしないと思います、多分。あ、冬はちょっと後悔するかも知れません、寒いので。

佐久にはユニクロもGUもありますから大丈夫。
無印よ、佐久に来てくれ(北相木村に無印来ないなあ・・・)

良い週末をお迎えください。

たかはぎ

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