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千曲川と八ヶ岳を見ながら北相木村へ通勤

北相木村に住民票も移し、村営住宅の鍵も受け取りましたが、色々と気持ちにゆとりがなく(大役へのプレッシャーか)、荷物を搬入するスケジュールも決まらず、今はまだ片道1時間の道のりをドライブして通勤しています。往復70キロはまあまあ走りでがあります(長野レギュラーガソリン182円、今朝見たら184円になっていた・・・)

それでも、この青空と千曲川と山並みをみながら朝ドライブできるなんて、都心では考えられません。(写真は停車中に撮影しています)

朝は脳みそがクリアなので、全集中して、北相木村の未来を想像しながら、役場に到着します。


標高970メートルにある北相木村役場は全国で「標高が高いところにある役場」なんとベスト6位にランキングしています。

ちなみに一位はご近所の長野県川上村1185メートル。

群馬県草津市が2位ですが、3.4.5.6と全てご近所さん。そう、我らが小海線もJR最高地点1375メートルを誇ります。標高が高い駅ランキングの1位から9位までを小海線が独占しています。

役場では総務企画課のお仲間に入れて頂きました。

役場の玄関を入って、いちばん受付に近い席に座っているので、来所された方、全員と目があいます。

「こんにちは♪」
「こんにちは♪」

役場の皆さんは村民ほぼ全員を把握されていますから、帝国ホテルのドアボーイも顔負けです。

怒鳴り込む人も居座る人もいませんから、なんとも平和です。

そうそう、総務企画課は選挙も担当なのですね。先週から今日にかけては選挙関連の準備で大忙しの様子です。さすがに私は選挙関係はお役に立ちませんが、大変なお仕事で頭が下がります。
私は今、

ライドシェアの本質的運用のデザインを描いたり、村に多数ある空き家をどうするかを想起したり、商店飲食店の問題、移住促進…

などなど。

緊急かつ重要なテーマをすべてお預かりしています。課長に「どれが最優先ですか?」と確認したら、ニヤリと笑って、「ぜんぶ(ニコッ)」。

先日、ある方に、

「もう、影の村長じゃん!」と笑われましたが、そう、私は「黒子」です。村長の後ろで二人羽織のイメージ。存在を消して、脳みそをフル回転させています。

そして、来週、グランドデザインを村長にプレゼンします。とは言え、村長さんは私に、

「総務課長はあれこれ、やって欲しいことを次から次へと言うと思いますが、最初は高萩さんがやりたいことを、やりたいように、どうぞ自由にやってください」と、ありがたいお言葉。

この「ご自由にどうぞ」が、私への強烈なプレッシャーとなり、きっと夜しか眠れない原因なんだと思います。昼も眠い。

今、全国の失敗事例、うまく運用されていない原因、おおやけにされにくい課題を掘り起こしています。

メディアやテレビなどでは「成功事例」が脚光をあびがちです。

もちろん、本質的なエッセンスは大いに参考になります。
しかし、小さな村では大成功するよりも、失敗しないこと、小さく回しながら、微修正を重ねていくことが大事だと考えています。

小さく失敗を積み重ねるくらいが良いかもしれません。

昨年から時間をかけてリサーチして、お隣の小海町活性化のための企画書を作成しましたが、これは結局お蔵入り。

せっかくなので、北相木村で使えるところだけでも流用しようかと検討しましたが、いやはや使い物になりませんでした。自治体が異なれば、たとえ隣の村でも事情は全く異なります。

諦めて廃棄し、北相木村バージョンをイチから作り直しました。

今日は遅くまで、北相木村の集落ごとの全世帯の分布をゼンリン大地図で確認してイメージトレーニングは終わりです。

あとは睡眠学習。
核心の部分はまたお伝えできないかも知れませんが、支障のない範囲で、本質的な考え方は、全国で同じ課題を抱える皆さまと共有したいと思います。

発信を始めてまだまもないのですが、驚くほど大勢の方から、様々なアプローチや、ご連絡をいただきます。地方の課題解決は待ったなしなのですね。

明日も重圧に押しつぶされないように、青空を見上げながら役場に向かいます(明日は雨予報だった)

役場の方は皆さん、穏やかでとても優しいです。良い意味で、ほどよい距離感。ほどよくほったらかしにしてくださいます。

北相木村役場。とっても良い感じです。
役場からの月。北相木村。星が綺麗なんです。役場を出る夕方6時過ぎには暗黒の夜空。ここは天文台か。


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