中古スマホで話題にあがる赤ロム、白ロムって何?
みなさん、よく中古スマホのサイトで、こういう画像みませんか?
よく、「赤ロム永久保証します!」って謳っている中古スマホを販売するサイトも多いですが、なぜ赤ロムと表現されるかというと、キャリアから利用停止された端末は電波感度を示すアンテナが赤くなるので赤ロムと言われるそうです。
よく、中古スマホで調べると必ずこういうサイトがあります。
つまり、中古スマホ買ったんだけど、急につかえなくなったよ・・・という状況は避けましょう!っていう注意喚起ですね。
どうやってチェックするの?
実は各キャリアで赤ロムかどうか確認できるサイトを出しております。
携帯端末にはIMEI番号という個体特有の15桁番号が割り当てられており、これを入力することで確認できています。実は各キャリアで赤ロムかどうか確認できるサイトを出しております。
このサイトで、×と出てしまっている端末は、「もう使えないよー」といういわゆる赤ロム端末です。これは各キャリアがサイトを出しており、そのサイトで確認するとわかります。
便利なサイトだと以下のようなサイトがあって、各キャリアのIMEIチェックを一気にチェックしてくれます。
そもそも何で赤ロムになるの?
以下3点が赤ロムになる原因といわれています
ケース1:盗難品
まあこれはわかりやすいですね。盗まれたらその携帯電話を止めたい!って思うわけです。もちろんそれは転売されてしまうわけですから。
ケース2:紛失品
無くしてしまったよーという状況で、それを拾った人が警察に届け出ず、使うことを避けることですね。
ケース3:分割払いの滞納
これ重要です。大体、ネットワーク利用制限は▲と表現される端末は、「いまは大丈夫だけど、将来なんかあるかもよ」とキャリアが言っている端末です。どういう状況かと言っているかというと、割賦契約が残っている端末。つまり、前の使っていた人がまだローンを払っていて、そのローンが残った状態で中古市場に出てしまっている状況というわけです。
ちなみに各キャリアが提供する下取りプログラムは、こうした端末も高額で下取りをしています。お客様には、「ちゃんと最後まで払ってくださいねー」という項目を説明して、下取りをしているわけです。
正直、私個人の意見としては、盗難品、紛失品は理解できるものの、このローン滞納者の端末を止めてしまうということまで一括りにしてしまうのは何だかなーと思っています。特にキャリアショップで下取りされた端末。お前ら、一回確認してるんだろー!!って。
そもそも善意の第三者なのでは?
そもそも、民法に善意の第三者という言葉があります。
法律上関わりのある当事者間に存在する、特定の事情を知らない第三者。 例えば、甲の所有物を乙が盗んで丙に譲渡した場合、盗品であることを知らなければ丙は善意の第三者であり、乙の共犯者とはみなされない。
要するに知らない人が被害をうけるのは良くないよーって事なのですが、まさにこれに当たると思いませんか?
該当するスマホの前使っていたユーザーが、ローンを払わなくなったから、それを中古として使っているユーザーの通信を止めるなんて、はっきり言って頭おかしいです。
「あ、料金支払いしてない!だから前のスマホを止めてやるー!」
いや、今のスマホの方を止めろよwwwって感じですよね。
Yahoo知恵袋とか調べたのですが、その中にあった見解で「購入するときにネットワーク利用制限がどうかは購入者は知り得るので、善意の第三者とは言えない」と書いてありましたが、いやいやwwwって思いました。論点はわからないでもないものの、ちょっと違和感ありますね。
以前の記事でとりあげた、リユースモバイルジャパンもこの問題に対して、こういって取り上げています。
いや、連携じゃなくてさ・・・そもそも私が思うのはキャリアが明らかにこれはいけないかと。
お客様にもっと端末買って欲しいし、契約も続けて欲しいなー!それなら、金利0%で、さらに10万円の端末を見た目で1万円にして(端末金額自体は変わっていない)、10万円の割賦契約と2年縛りの契約を組ませちゃえ!(しばらくして) あ、お客さんが支払い滞納しちゃった・・・。よっしゃ端末の通信を止めてやる!
っていうロジックなので、そもそも買える余裕のないユーザーに無理やり借金で買わせて、使えなくなったから止めちゃうまでは良くても、その次の使っているユーザーは完全に無実でしょ。
もちろん友達と結託して、そういうことやっていたら別ですよ?まあそれは悪意の第三者ですが。
そもそも世界的にはどうしているの?
ちなみに世界にはGSMAという団体があって、そういった盗難や紛失されて、悪用されやすそうな端末は一元管理しています。毎年3月にモバイルワールドコングレスというバルセロナでやる大きな展示会がありますが、それを運営している団体ですね。
また、メーカーはiCloud Lockなど、「前のユーザーが止めたいって思ったものは、使えなくしてあげるよー」っていう、機能をもっているメーカーが多いです。
ちなみにシリコンバレーのベンチャーにもPayJoyという会社があって、ローンを払わない人の端末をロックしちゃおうぜっていう会社もあります。
まあこんな赤ロム制度、重大な欠陥あります
ここらへん、あー考えられてないんだろうなーって思う最大のポイント、赤ロム問題は解決できます。
それがこちら。
つまり、赤ロムって、そのキャリアで使えなくなるだけで、他のキャリアのSIMをさせば別に大丈夫なんですよね。
まあ、もともとSIMロックが絶対であった時代にできたものなので、そのキャリアで使えない=日本ではもう使えないっていう状況だったのですが、今やSIMロック解除が義務化されていますので、あまり関係なくなりました。
結論
まとめると、
1,SIMフリー端末であれば、そもそも他の回線に逃げられるので問題なし
2,海外SIMフリーは日本では問題なし。
3,というか将来的には善意の第三者が適用されて、もはや将来的に制度として変わるのでは?
という感じでした。
ちなみにBelongでは赤ロムは即時交換および永久保証しているので、ご安心を。