【FDⅡ】大会後の感想
Hola a todos!!
みなさんこんにちは、妄創家BeLLYです
本日は遅くなってしまいましたが、日本時間6/26朝に行われた
Forbidden Door2について試合を観た感想をつづっていきたいと思います。
第0試合から全部書いている時間がなかったため、ピックアップした何試合かについて私なりの感想を書いていきたいと思います。
①MJF VS 棚橋弘至【AEW WORLD CHAMPIONSHIP】
本選第一試合から、まさかのAEW頂点の王座戦
さすがアメリカのSHOWといった感じで、入場から超盛り上がっていましたね笑
日本のACEはみなさん受け入れていましたが、MJFに対してはキレイな半々の声援でしたね。
始まってみればTANAHASHI・MJFのコールは同じくらいでしたから人気というのは絶大だということがわかりました。
試合は開始早々MJFのエアギター煽りから入ります。
弾き方、歩き方、煽りのプロフェッショナルでしたね。
日本だと矢野のような笑っちゃう煽り方なんですが、これがAEWの頂点に立っているんですからアメリカのプロレスは面白い!と感じてしまいます。
MJFはほかにもふらつきながらのエスケープやコブラツイスト中のロープ、コーナーでの待てと乞いてきたりと反則も交えながらの頭脳プレイが光りました。何といってもファンやレフェリーへの煽り方、敵にしながらの反撃というのが一級品でした。日本でエンタメ性と強さを誇る選手はなかなか出てこなそうなので合同興行の最大の魅力といってもいいでしょう。
試合はレフェリーの注意をそらしてからのダイヤモンドリングで3カウント
MJFの王座防衛となりました。
②BCC&竹下 VS THE ELETE&エディ&石井
BCCとTHE ELETEの抗争の中に共通の相手がいるということで入ってきたエディ、エディが呼んだ石井の異色すぎるタッグにケニーを破壊するという目標を達成するためにBCCと協力関係にある竹下にMOXの弟子である海野を加えたこれまた異色なタッグの対戦となりました。
このカードが一番読めませんでしたね。笑
石井スタイルの伝染力、石井と竹下
序盤最大の見どころといえば石井と竹下のマッチアップでした。
石井はどこへ行っても、だれとやっても、もちろんいつやっても石井らしいゴツゴツのファイトをやります。相手がその土俵に入ってきて聴衆が大盛り上がりするんですから重要文化財レベルの選手です。
石井と竹下はかなり上背に差があったものの石井はもちろんエルボー合戦で対抗して倒れませんからね。むしろ決めにきたエルボーで立ってるんですからやってる側が心折れちゃいます。笑
竹下は先に膝をついたもののすぐに立ち上がりお互いのタックルで相打ち。
この数分間でもう満足できるほどの濃密な打ち合いでした。
芸術品・YOUNG BUCKS
新日を離れて月日が経ちますが、久しぶりに見ると芸術の域に入っているとつくづく見とれてしまうのがYOUNG BUCKSのコンビネーション。
入ってから数秒でとめどなく流れるコンビ技。何というか美しいと感じてしまいます。いつの日かまた新日のリングで見られるといいな。なんて…
親友同士のどつき合い
試合で対面した、エディ・キングストンとジョン・モクスリー。
2人のどつき合いは誰も入ることができませんでしたね。
わちゃわちゃして終わっても2人でどつき合っていました。
今回の試合では2人が交わった時間はほぼ逆水平チョップのラリーしかありませんが、最終的には救出(?)のようなアクションも見られたので今後の発展にはかなり期待ができますね。
とまあ、いろいろなことがありましたがこの試合の中心には石井智宏ありという気がして新日ファンながら誇らしい気持ちになりました。
終わってみれば石井の垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを取りました。そして、試合後の注目としては海野と竹下の握手ですね。
今後新日で竹下が見れる日が来るのかもしれませんね。ただ竹下選手にはしばらくAEWでの活躍に期待したいと思います。
③ブライアン・ダニエルソン VS オカダ・カズチカ【メインイベント】
世界最高峰の選手が激突する今年のForbidden Doorのメインイベントですが、結果を言ってしまうとまさかのオカダのタップアウト負け。
しかし、試合の質という部分では素晴らしいものがあり、WWEを除けば最高レベルのカードであるといえます。
AMERICAN DRAGON + BCC ブライアン・ダニエルソン
最近のBCCブライアン・ダニエルソンとして暴力的なファイトスタイルでしたが、入場はAMERICAN DRAGONとしての入場でした。
試合中は基本的にAMERICAN DRAGONとしてのスタイルで戦いつつ時折BCCならではのバイオレンスなストンピングを見せ、最上級のブライアンとなっていたのだと思います。
新日の象徴 オカダ・カズチカ
ブライアンの入場でボルテージが最高潮になったところで鳴り響く、コインの音。カナダでのオカダへの歓声はかなり大きく聞こえました。棚橋、石井、オスプレイ、ケニーに負けないほどに。
オカダドルに興奮しているのもあるのでしょうが試合が始まってもオカダコールは優勢だったように聞こえたので、相当な人気なのだと思います。
ファンの歓声を期待値とするなら、海外ファン的にも日本の最高レスラーはオカダ・カズチカであると、そんな説得をされたような現地の声でした。
新日的な展開と打撃の応酬
試合は始まってみると新日のタイトルマッチのようなじっくりとした立ち上がり。でもこの時点で質が高かったように思えました。
中でも体格差があるにも関わらずブライアンが打撃戦で負けない。
鉄柱を使ったダーティな作戦も織り交ぜていたのも効果的だったと思いますが、エルボーの打ち合いではかなり打ち上げているような恰好になっていたので不利な状況ではあったと思います。でも負けない。特にヨーロピアンアッパーカットの音がすさまじいこと。これがブライアンの強さなのだと。素人の私にもひしひしと伝わってきました。
最大のアクシデントと超人プロレスラー魂
試合は中盤の場外戦でオカダのツームストンパイルドライバーが決まります。この技かそのあとのダイビングエルボードロップが決まった後で明らかにブライアンの挙動がおかしくなっていました。
この時点で腕が折れていたそうですが、ドクターストップをオカダがはねのけるように拒否。レフェリーとドクターをのけるようにして試合を続行させます。改めてみると、プロ意識というか、魂の執念のようなものを感じました。終わらせなかったオカダも見事。このまま続行を選んだブライアンんぼ気持ちも超見事というところです。判断を下したレフェリーももちろん見事です。
ブライアンは腕が使えなくってから機転を利かせて、ブサイクニーを起点にしていきます。蹴りを中心にしてからオカダを追い込んでまさかの封印していた"YESチャント"。ですが、これに意地を見せたオカダのドロップキックからレインメーカーが決まります。これで終わりかと思いましたが2カウント
次の必殺技を決めたほうが勝ちという雰囲気になってきましたが、ここで繰り出されたのは死に物狂いの関節技。クラーキーキャットのような形で肩関節をえぐい極め方をしてきました。
とどめのストンピングからの再度関節を極めオカダからギブアップを奪いました。これぞBCC+AMERICAN DRAGONの究極系ともいえる勝利の収め方でした。
日米頂上決戦ともいえるこの戦いは体格差をものともしないブライアン・ダニエルソンの勝利で幕を閉じました。
入場のFINAL COUNTDOWNから会場を飲み込んだともいえるメインイベントでしたが、新日ファンとして、日本人としてくやしさが残ったのも事実です。この借りはいつの日か、日本で返すところを見てみたいです。
レインメーカーとAMERICAN DRAGONはまだ終わらせてはいけません。
まとめ
ここまで3試合をピックアップして書いてきましたが、どれも最高級の試合だったことは言うまでもありません。
レジェンドの競演に内藤が入ったり、CMパンクの試合が新日のPPVで見れたりと様々なことがありました。第0試合からメインまで行きつく暇もないほどです。
とまあ振り返ってきたのですが、1試合触れなければいけない試合についてこの記事では記載していません。
ケニー・オメガ VS ウィル・オスプレイ
です。
この試合につきましては1.4からの流れとして別の記事で書きたいと思っています。巷では1.4のほうが好評だった(?)のかもしれませんが、第2幕として今回の試合は超大作だったと思います。
1.4では、日本のリングではなかなかできないこともあった試合だと思っています。この試合につきましては、少々お時間をください。
そのほかG1の優勝予想や令和闘魂三銃士などについてもあくまで私の感想を記事にして述べていきたいと思います。
これからの皆さんの最高のプロレスライフを!
はぶ あ ぐっどふぁん!