【ジャパンレザーギフト】「満足度」が注目される この春、「レザパ」アイテムを「TLGFC」ポップアップイベントで探してみた
入社・入学、人事異動などによる新生活がスタートする4月。4月1日から値上げした製品も多く、節約志向が高まり、ショッピングの「満足度」が気になりますよね。
流通業界では、「満足度」についての取り組みが活発化。大手コンビエンスストア「ローソン」が打ち出したのは「ウェルパ」。
近年、デジタル環境の進化やインフレなどの社会環境を背景にユーザーの価値観や購買行動は大きく変化。時間効率を意識した「タイパ(=タイムパフォーマンス)」、費用対効果を意識した「コスパ(=コストパフォーマンス)」、さらには自分自身や周りの環境を含めて居心地の良い状態を効率よく求める指標として「ウェルパ(=ウェルビーイングパフォーマンス)」のニーズが顕在化し、今後もその傾向は強まると想定。「ウェルパ」を意識した製品ラインナップを強化すると発表しました。
イオングループの「まいばすけっと」は、「コスパ」「タイパ」に続き、「ココパ」(心のパフォーマンス、満足度)の実現を目指すと発表。
顧客満足度をより深化させ、価格競争力のあるオリジナルブランドに特化した店舗開発で、アフターコロナのライフスタイルに寄り添います。
パフォーマンスに優れたレザーの指標!?「レザパ」
ジャパンレザーも、多様化するニーズに寄り添い、満足度を高めるものづくりにご注目!
レザーはパフォーマンスに優れており、その満足度の高さを「レザパ」と表現してみました。ここでは、「フェイクレザー」をはじめとしたレザー調マテリアルではなく、「レザー=天然皮革、本革」の魅力をお知らせします。
まず、皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト「Thinking Leather Action(TLA)」をご紹介。
実は、革ってサステナブル
「当プロジェクトは、皮革原材料~靴・バッグ・鞄・小物・ベルト・手袋・アパレルなどの革製品を取り扱う団体から成り立つ日本最大の総合団体である一般社団法人 日本皮革産業連合会(JLIA)が主導で行っています。
このサイトでは、革がなぜサステナブルな素材なのかを理解できるようになっています。正しい知識を身につけ、是非、広めていっていただければ幸いです。また、他素材を否定したり攻撃する意図がないことも伝えています」(TLA公式ウェブサイトより)。
「革は世界最古のアップサイクル素材。だからサステナブル」
「革製品は丈夫で長持ち。だから地球にやさしい」
「革製品のためだけに、動物の命をいただくことはありません」
「革製品は、使うだけで脱炭素。使うのをやめるとCO2が増える可能性さえあります」
そのほか、レザーがサステナブルであり、使うことでメリットがあることがわかります。
くわしくはこちらをご覧ください。
東京周辺のつくり手たちが集結! TLGFCポップアップイベントが人気です!!
続いて、つくり手たちのポップアップイベントで最新の製品を拝見しました。
東日本バッグ工業組合 組合員有志によるポップアップイベント「TOKYO LEATHER GOODS FACTORY COLLECTION(TLGFC)」が東京・北千住 北千住マルイ 2F 期間限定ショップ(駅側エスカレーター横)でスタートしました。
8ブランドが前半<~4月14日(日)>、後半<4月15日(月)~24日(日)>で一部メンバーチェンジして出店します。「Viaggi」「bell la bell」「PETRARCA 」「三和袋物」「Star Party」の5ブランドが出店中です。
東日本バッグ工業組合は、東京におけるバッグ・革小物類のものづくりを支えるために、さまざまな取り組みを行なっています。
人気タウン 北千住とは?
北千住は東京都内でも有数のターミナル駅。
東京メトロ半蔵門線直通を含め、6路線が乗り入れる交通の要衝としても知られています。そんな北千住駅直結の北千住マルイは、2024年2月でオープン20周年を迎えました。マルイ全店舗のなかで売り上げトップといわれる活気のある店舗です。
つくばエクスプレス沿線にマンションを購入した子育て世代、ビジネスパーソンなどには、きちんと感のある通勤スタイルが好まれているようです。また、足立区と葛飾区を含め、商圏となるエリアには大学が6校あり、若い世代の来店も多くみられるなど、幅広いユーザーに支持されています。
つくり手たちのイベントから探る「レザパ」
「TOKYO LEATHER GOODS FACTORY COLLECTION」ポップアップイベントをブランドごとにピックアップし、「レザパ」を探ります。
「bell la bell」
入学祝い、就職祝いに最適な財布、革小物をリリースする「bell la bell」。
イニシャルなどでカスタマイズできる刻印サービスが人気です。
ジャパンレザーの総合プラットフォーム「tee-ma(テーーマ)」では、小さながま口が大ヒット中。常に人気ランキング上位に入っています。
がま口の金具、「口金(くちがね)」は国内で生産できるメーカーが激減してしまい、とても希少。がま口づくりに職人技が生かされ、仕上がりが美しいのもレザーならではといえます。
さらには、カラーバリエーションが豊富です。北千住マルイが入居する建物の上層階には劇場が。観劇の記念に、推しのテーマカラーで選んで お迎えしてみては?
「Star Party」
これからの時季、夏服の着こなしにプラスしたいメガネケース。
カットを工夫し、出し入れしやすく、ネックストラップつきでネックレス感覚で使うのも楽しい。リーディンググラスやサングラスの収納に便利。大人世代への贈りものや敬老の日ギフトにもおすすめです。
美しい発色、ソフトな質感もレザーのよさですね。
「PETRARCA 」
PCが入る通勤バッグを豊富にラインナップしていましたが、初日から人気でかなり売れてしまい、大きめトートバッグを中心に展開。
こちらは薄く漉いていますが(革を薄くする加工)、レザーは薄くても丈夫。通勤から小旅行、ヨガへ出かけるときなど、幅広いシーンで活用できます。
カジュアルなデザインですが、「きちんと感」があるのは、上質なレザーの特長のひとつです。
昇進などの記念に、自分へのご褒美、セルフギフトとしても。慌ただしい毎にちの頼もしい伴走者になってくれそう。
「三和袋物」
定番の藍染(羊革)シリーズでは小さめサイズのバリエーションを増やし、ミニバッグに収納しやすい製品を強化しています。
羊革はとてもソフトなタッチ感とフィット感に優れ、手のひらへの収まりのよさが安心感にもつながり、落としにくいんです。
アフターコロナでは、もはや日常的な行為となった手指の消毒により、手が乾燥ぎみのため、財布やスマートフォンを落としやすい方も少なくないと思いますが、タッチ感、フィット感のよさも、レザーを選んでいただきたいポイントです。
小さい財布は、災害時に備えて、硬貨・紙幣のバックアップとして、持っていると安心。キャッシュレス決済が普及していますが、意外と若い世代の方で現金派も多いので、幅広い世代へのギフトとしても喜ばれそうです。
各社それぞれ、多様なニーズに対応することで、つかい手の満足度を高め、「レザパ」を実感していただけるものづくりをしています。
今回のポップアップイベントは、期間が長く、4月24日(日)までとなっていますので、通勤通学の行き帰り、観劇の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
このほか、ジャパンレザーの最新トピックは下記リンク先をご覧ください。
ジャパンレザー NEWS【まとめ】2024年4月(1)
https://www.jlia.or.jp/enjoy/blog/cat_1/20240403