ドリブルするみたいに歩くといいよ
【ロングドレスでやってはいけないこと】
アトリエスタッフが思わずため息を漏らす瞬間
美智子様の専属デザイナーだった植田いつ子先生は
美智子様の着物地や帯地で仕立てたスーツのイメージが強いので
硬いアイテムのデザイナーという印象をお持ちかも知れませんが
本来はドレープを駆使したドレスなどエレガントなものが得意でした。
植田アトリエのモデルさんは、
超一流な人達なので、そんな心配はありませんでしたが、
よそのモデルさんを見てアトリエのお姉様方が
「やっちゃった~💦」とため息をつくことがありました。
ロングドレスを着てやってはいけないこと
「ロングドレスを着てやっちゃいけないこと。わかってるけどついやっちゃうこと。」
↓
「ドレスの裾をつまんでしまう」
↓
「更に裾を見てしまう」
ドレスを着たら前を向いて颯爽と歩く。たとえ階段でも。
これ出来ないとアトリエのお姉様にプロ失格だね~って言われちゃいます。
プロじゃなくても、
裾をつかまずに颯爽と歩けたらドレスの見栄えが断然違います!
じゃ、どうするのかというと
歩き方にちょっとしたコツがあります。
裾をつかまずに颯爽と歩くコツ
端的に言うと、歩く際に膝から下を振り子の様にスナップをきかせて裾を蹴り上げて出来たスペースに次の足を出します。
この時、足を振り切ってしまうとロボットの様な動きになってしまうので、
後ろに振り上げた足を勢いよく降ろしてドレスの裾に触ったところでピタッと止めてその勢いで裾が翻る様にします。
きっと、少し練習するとコツがつかめると思います。
慣れると階段もすんなり登れます。絶対裾を見ないで下さいね!
意外な参考イメージは
ドリブルするみたいに歩くといいよ
説明だけではピンとこないかも知れませんが、
ボールを蹴りながら進む(ドリブル)感じです。更にわかりずらいかな💦
強く蹴りすぎるとボールを追いかけなきゃならなくなりますよね?
颯爽と歩ける程度にボール(裾)を蹴り続けるイメージです。
意外と参考になるかも?と思うのが時代劇に出てくる武士の長袴です。
忠臣蔵の「松の廊下」のシーン、参考になる…かも。