認知行動療法7 ストレス免疫訓練(前編)
本日も学んだ内容を書いていきます。祝日なのに大したものです。
ストレス免疫訓練
ストレス対処のトリートメント手続きとして、以下の手順があるようです。
1.イメージやロールプレイングで、クライエントに不安な状況を引き起こす
2.クライエントに自分の不安レベルを評価させる
3.その状況でクライエントが経験している、不安を引き起こす認知に気づかせる
4.これらの認知について、論理的に再評価をする
5.論理的な再評価後の不安レベルを確認する
私が今回の学習シリーズ前に理解していた「認知行動療法」は、まさにこのあたりのことでした。
「出来事→認知→感情」と、同じ出来事でもどのように認知するか(どう捉えるか)で、不安になったり、ストレスになったりするので、認知の仕方を変えていきましょう、というイメージです。
手術を受けることに不安を抱える患者に対して、
人は手術の前はいくぶん不安になるが、どのように対処すればよいかを知っているならたいがいは自分の情動をコントロールすることができると告げた。できごとそれ自体がストレスを引き起こすことは滅多になく、むしろそのできごとに対する本人の考え方や、本人がその考え方に向ける注意がストレスを引き起こすと説明された。
「認知行動療法」ドナルド・マイケンバウム 著 根建金男 監訳
ということです。
手術前にこんなこと言われてどう思うかは置いといて、不安やストレスへの対処としては、実にコンパクトにまとまった説明かと思います。
次回、ストレスの続きの予定です。