写真が綴るもの

少し片付けを試みた
写真アルバムも要らないかなと中をみた
ここに入っていたのでは手にも取らない
物入れの奥に突っ込まれてる

チラチラと見進める
前に処分しているからたいした量ではない

柴♀ベルの前に実家で飼っていた雑種ジョンの写真があった
いつか見ていただきたいけれど
私のスマホでその写真を写してもちゃんと撮れない
接写機能もないし、元の写真もクウォリティが低いし劣化している

昔はフィルムも現像もお金がかかるし
写真が趣味とかなら別だが何かイベントでもないと写真なんて撮らなかった

ジョンってこんな姿だったっけ?
人の記憶など曖昧極まりない

まあ、でも、やっぱりかわいい
賢いジョン
あの子はほんとに賢い子だった

他の写真
自分が写っている
主人もいる
若かりし頃だ

そう、若い
今はこんなにも変わったんだ
若い頃の自分達の風貌など記憶にない

テレビで昭和のドラマの再放送をみて
この俳優さんはもう亡くなられたなぁと思ったり
今はかなり年を取られたなぁなどと思ったり
人のことは昔と比べていたが

アルバムの中の私達は若い
昔はこんなだったのか
改めて感じた

子どもに見せてから処分しようかな
デジタル化して残しても見ないよな

テーマパークで撮った写真
撮ることが楽しくて
結果の写真はなんだか蔑ろ

キャラ達はいつでもネットで見られるけれど
その時のその瞬間の人はそこに残る

見た目の歴史は写真で辿れる

節目に歴史を辿ったら
写真は更に厳選しよう

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