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movie 私の底流にある作品 〜インサイド・ヘッド2

記憶を辿る。
4歳くらい?父が連れて行ってくれたDisney animation作品
『ふしぎの国のアリス』(日本語吹替版)
これが自分の記憶に残っている映画館デビューとDisney作品との初めての出会い
言わずと知れたアリスの冒険ファンタジーなんだけど、
fantasyとrealの区別がまだ曖昧な幼児
当時観た私の印象はひたすら不気味、不穏…怖くて泣きそうで
アリスの夢オチの結末に心底ホッとしたのを今でも覚えている。
幼心にも強烈な印象が残ったので
少し成長してから原作を読み、ビデオも買ってもらって何度も見返した。
映像や音楽の楽しさに触れ、物語の面白さを理解できるようになり
今では一番好きなDisney作品となる。
けれどQueen of Heartsは、私にとって最恐のDisney Villainであることは変わらない永遠に。

小学生の頃当時アメリカで母と
インディ・ジョーンズ『レイダース / 失われたアーク《聖櫃》』を観て夢中になる。
その後のシリーズは、一緒に観た友だちやその時々の思い出と重なっていく
そして去年、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
母と見届けて感じた、嬉しいような淋しいようなこの気持ちをずっと忘れずにいたいと思った。
母との思い出と、いつも今も、心躍る Raiders March とともに。
でもねうちの母、Harrison Ford より Clint Eastwood なんだって…
なんとなくわかる気もするけど

通っていた高校では、授業の一環だったのか?年に何度か映画鑑賞の日があった。
場所はその時々、学校の講堂だったり、近くの公会堂だったり、街の映画館だったり
『Limelight』『十二人の怒れる男』『砂の器』『カッコーの巣の上で』
『ソフィーの選択』
などなどなど
それまで映画のentertainmentな側面しか見てこなかった自分にとって衝撃的な名作たちと出会った。
なんだろう?大人になるためのemotionsを喚起されるような?
いま一度立ち止まって、周りを自分を見つめ直すことを促されたような気がした。
映画に造詣のあると思われる先生のselection ? だったのかな?
好きな作品は数えきれないほどある。でも心に残り続けるのはやはり、自分をグサグサ刺してくる作品なのだ。

大人たちから与えられて興味を持ち、自ら好きなものを選んで劇場で観る楽しさを知った映画。
今はminitheaterへ行くことが多いけど、DisneyもPixarもドラえもんも
ずっと大好き
こどもたちにも素敵な映画と出会って欲しくて両親に倣い
休みの日には幼い娘や甥姪と頻繁に劇場へ出かけた。
こどもに観て欲しいと言いつつ自分が一緒に観たい作品を観るために。
みんな成長して一緒に出かけることはほとんどなくなったけど、お友達と映画を観に行ったことや、『インサイド・ヘッド2』観たよ!なんて言ってくれた時に、
私の蒔いた「劇場で観る映画が好き♡」の種が、彼らの中にも少しずつ根付いているように感じられて嬉しくなる。

夏休みが終わった。
小学生だった姪っ子と観た前作がとても良かったので続編を楽しみにしており、字幕版は8月早々に鑑賞済み。でも好きな作品は吹替版も必ず観ることにしているので
先日、少し静かになった?劇場へ『インサイド・ヘッド2』(吹替版) を観に出かけた。

pixar.com

多部未華子さんのAnxietyシンパイが秀逸だった。声がとてもかわいい♡
あの頃の自分目線、娘を育てた母親目線どちらから観ても思春期解像度良好なEmotionsが愛おしい
今の自分が見えなくなって辛い人、子育てが苦しいと思っている人にも観て欲しい。
映画なんか観る気にもなれない、そんな余裕無いかもだよね
けど、2時間足らずを現実逃避してみるのも悪くない
pureな気持ちで作品と向き合えば、映画が暗闇を照らしてくれることもあるかも知れないって
ずっとそう思っているから。
こんな今の私にはNostalgiaナツカシさんがいっぱい…




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