1万2千字で綴るカレアイラプソディー2023 ~土屋玲実さんを中心に~ 【'24.1.4追記】
「僕が君を初めて意識したのは
今年の5月 夏の服に着替え始める頃」
乃木坂46で一番好きな曲「君の名は希望」の歌詞になぞらえるなら、こんな感じになるだろうか。
2023年5月12日。GWが終わって間もない頃。
長かった髪をバッサリ切ったという報告と共にボブになった姿がTwitter(当時)に投稿され、古ぼけた表現を使うなら、それは僕の心を一撃で射抜いた。
完全に青天の霹靂だった。
彼女は、HoneyWorksサウンドプロデュースのアイドルグループ、「可憐なアイボリー」(以下カレアイ)のメンバーである土屋玲実さんだった。
僕はこの文章にすごく共感を覚える。だから書こうと思う。
この記事は、僕が過ごしたこの半年間のできごとと心情を綴るだけの、アイドルヲタクのダサい自分語り。
知ってたはずなのに知らなかった
2021年9月に結成、10月にデビューした可憐なアイボリー。
僕が彼女たちの存在を知ったのは2022年6月のことだった。
COVID19騒ぎも少し落ち着き始めてSTU48のヲタクとして猛進していた頃、STUのとあるメンバーの妹が東京のアイドルグループにいる…という、SNSのまことしやかに呟かれているのを見たのが最初だ。
その真偽は姉妹とも現在に至るまで公表しているわけではないはずなので(少なくとも姉が公にしている様子は見たことがない)、公表されていない情報は公式の情報として受け取るべきではない。
それでも名字や出身県が同じで、何より容姿もそっくりで、傍目に見ても明らかに姉妹ではあった。
(逆にもし公式にリリースされてる情報があれば教えてください)
それから少しして8月、たぶんこれもTwitterでどこからかこの「花火より恋」という曲が流れてきて、良さげなタイトルだなと思ってMVを見たら、実際に曲も実に僕好みだった。
言うなれば「令和の『夏祭り』(JITTERIN'JINN/Whiteberry)」とも言えるような、夏の恋の切なさをロックなサウンドに軽快に乗せていく良曲。
元来バンドサウンドが好みだったこともあって、この曲はとても印象に残る曲となった。
そして、その翌年の夏の間じゅうヘビロテして聴き続けることになるとは、この時は微塵も思ってもいなかった。
ただしHoney Worksに関しては正直なところほとんど通っておらず、サウンドプロデュースに関しては「そうなんや」ぐらいの認識だった。
その後も「推し変なんて許さない!」のMVをチェックしていたりと、たまに情報を追いかけてはいた。
この曲はSTU48のグループ内で以前推し変をした僕に対する私信かな?とか思った。思ってないけど。
2023年上半期にツアーをするというのも知っていたし、ツアーで後方彼氏面席があるのも知っていたし、ぶっちゃけ香川とか広島とか瀬戸内だし普通に行きたかった。
というか、よくよく思い出してみたらSTUと対バンもしてた。ただ、その対バンには僕は行かなかった。
エイプリルフール企画のカゲアイについても、つぶやいていた。
初めてカレアイのメンバーにリプしたのは、なんと小田桐ななささんだった。自分で今Twilogで掘り下げて驚いてる。
また、各メンバーのSNS(というかTwitter)もそれぞれフォローはしていた。
ただし、今の推しこと土屋玲実さんに関しては、申し訳ないけどあんまり注視していなかった。(こんなことを言うと怒られそうだけど…)
そんな中で投下された投稿が、冒頭の髪をバッサリと切ったという報告だった。
メンバーとして知っていたはずなのに、この投稿まで知らないに等しい存在だった。
人の記憶というやつは、本当にいい加減なつくりをしているなと思うし、今にしてみれば推しにちょっと申し訳ないなと思う…苦笑
これは本筋とは関係ない…ことはないのだけれど、カレアイと同じHoneyWorksサウンドプロデュースのアイドル「高嶺のなでしこ」(以後たかねこ)は、実はカレアイよりも先に見ていた。
2023年3月、たかねこがアイドルグループを招いてする全国ツアーに、推しメンが所属するSTUのユニットが招待された。
しかも、2014~16年頃に通っていたライブアイドルの現場で知り合ったヲ友達の一人が、「ラストアイドル」を経てたかねこに通っているというのをSNSで目にしていたので、SNSのDMで連絡を取って、5月の広島での7年ぶりの再会を約束した。
3月後半にはSTUも出演するフェスイベントで予習を兼ねてたかねこを初めて見て、すごく惹き込まれてしまった。
特に同じ東海地方の出身、りちゃんこと東山恵里沙ちゃんの表情とヴォーカルが良くてめちゃくちゃ惹き込まれた
振りコピは基本しないヲタクなのに、5月の広島のライブに向けて「可愛くてごめん」の振付を必死で覚えて振りコピおじさんしたのが印象深い…笑
もっと言うと、更に遡って1月には香川県高松市でSTU48副キャプテンの福田朱里さんが主宰するアイドル対バンライブの「フクフェス Vol.1」が開催され、それに行ったことも大きい。
そこで久しぶりに色んなアイドルさんを見て、久しぶりにライブハウスでの対バンでのスタンディングを心から楽しいなと思った。
STUに通って5年が経って、久しぶりにSTU以外のアイドルも興味を持って通ってみようかなというきっかけになったのがフクフェスで、それを後押ししたのがたかねこだった。
"HoneyWorksサウンドプロデュース"という共通点を持つカレアイとたかねこ。
この両グループはどういう関係性なのかとか、カレアイも一回見てみたいなとか、たかねこ経由でカレアイに示す興味も大きくなっていったのが、2023年の前半だった。
夏の日、山中湖にて
閑話…というには長すぎるけど、一応閑話休題。
推しの土屋さん(当時はそうじゃなかったけど)が髪をバッサリ切った5月のあと、6月はSTU48の推しである原田清花さんの誕生月であり、生誕祭や大阪での直接お話し会など、イベントも多かった。
しかしながら7月に入った途端に、何故かその熱量はパタッと消えてしまっていた。
何かがあったわけじゃないけど、たぶん積もり積もったものがあったのだと思う。ここではあまり詳しく書く気はない。
ただ、推しを嫌いになったのではないので、そこは付記しておきたい。
一方で、7月開催の大規模野外アイドルフェス・SPARK2023 in YAMANAKAKOのチケットを5月末に早くも購入し、まずはカレアイのライブを見てみようということになった。
海の日三連休ということで、サービス業(しかも最繁忙期突入)の僕は3日間全てを山中湖に費やすことはできない。
なので、自分がと見たい思うグループがたくさん出る16日だけチケットを購入し、愛知県でレンタカーを借りて日帰りすることにした。
実際、この時はまだ色々見たいグループの中のひとつ、という認識だった。
とはえ、山中湖前の6月上旬のこの時点で、まあまあ気になってる感じ。
僕がカレアイのライブを初めて見た感想は、
「SEめっちゃ好きなやつ!」(かっこいいSE大好きマンなので)
「思ったよりかっこいい!」(ハンコウ予告と拝啓ライバルを黒衣装でパフォーマンスしたので)
「曲の振り幅エグい!」(可愛い系の曲をあんまり聴かないタイプなので)
「ファンサ!知ってる!」(たかねこでやってたので)
の4点だった、と今振り返っている。(今かよ)
正直なことをいうと、「カレアイ2日間で最後のステージでしかも夏だし、『花火より恋』絶対来る…!!」みたいな謎の予想…というか願望があった。
それは残念ながら潰えてしまったけど、それでも僕はこのあと特典会に足を向けたので、それは何よりライブが楽しかった、ライブが良かった証左だと思う。
僕はどんなに一目会いたいと思うアイドルでも、ライブがつまらなかったりしたら特典会に足を運ぶことはないから。
そして、ステージから少し離れた特典会の会場へ向かった。
一応ネットでは調べてはいるけど、カレアイの特典会は当然初めてだったので、少し緊張しながらも物販ブースへ。
ブースではスタッフさんの後ろに一人、メンバーが座っていた。
前々から気になっていたその人、土屋玲実さんだった。
物販で「土屋さんと福田さんのペアで」と告げて特典券を買うと、福田さんがまだ来てないので少しお待ちください、と言われた。
どうやら土屋さんは座って福田さんを待っているようだった。
そのやりとりを聞いてたからか分からないけど、物販のどこかのタイミングでふと土屋さんと目が合って、会釈をされた。
たぶんこれが全ての始まり。
こちらがその結果。
初回でれみりんとふくひにゃというコンビだったのは僕にとっては幸いなことだった。
ふくひにゃはある意味で本当のきっかけでもあるし、今も2推し。2推しっていう表現もまあまあ失礼な気がするけど。
(なおここからニックネームに呼び方が変わります)
れみりんにはこの日初めてライブに行くということはSNSで伝えていたので、初めましてと共に名前を告げたら「あっ、今日来るって言ってたよね!」と覚えててくれていたので嬉しかった。
その時に話したのは、瀬戸内のほうから来ましたとか、Tシャツが水色だからグループカラー意識してるの?とか、カレアイはメンカラないんだねとか、ライブ楽しかったからまた来るよとか、そんなありきたりの話に終始したと思う。
2人と話してみて、ひにゃもそうだけど、れみりんも結構喋る子なんだなって思った。
ついさっき物販カウンターで黙って座ってた時には"深窓の令嬢"感が漂ってたけど、いい意味で裏切られた。
2日後の僕。
ヲタク君、頭大丈夫か??
とまあ、こんな感じで山中湖SPARK2023は1日だけ満喫して、翌日は疲れた身体を酷使して余韻に浸りながら名古屋で仕事をしていた。
そしてこれ以降、僕はカレアイと土屋玲実さんに徐々にハマっていくことになる。
余談だけど、ここからしばらくして7月26日、実家の祖父が他界した。
前後でSTUや好きなバンドのライブがあったけど、さすがにどちらも行かずに終わった。
ただ、STUに関しては何故か祖父の死をきっかけにちょっとモチベを回復して、夏の全国ツアーを駆け回っていた。
人はいつ死ぬか分からないし、会いたい人に会えなくなるのはやっぱり寂しい。
だからこそ、当然のように会えることを大事にしたいなと思った。
Summer of #れみファーレ
7月31日、月曜日。
前日の30日には前述のSTU全国ツアーの初日が神戸で開催され、昼と夜の両部を見て日帰りし、31日は普通に仕事だった。
18時退勤のはずが夏休みの繁忙期に入り仕事が終わらず、19時10分頃に帰宅して19時19分にギリギリ間に合ったものの、Bluetoothイヤホンがあまりに使えなかったので本当にちょっと会話する程度で終わってしまった。
それが悔しくて、すぐに有線イヤホンを買った。
「金曜日のおはよう」MVが公開されて、鉄ヲタの僕は勝手に沸き立っていた。ロケがまさかの京急蒲田駅だったからだ。
京急を嫌いな鉄ヲタはいない。
一方で原曲を知らなかったんだけど、なるほど歌詞に沿うなら駅での撮影がぴったりな曲。
れみりんのこのカレアイの海を割って前に歩いてくるとこは、今もれみりん推しとしてライブで見ててもテンションがあがる場所のひとつ。
そんな「金曜日のおはよう」が初お披露目となったのは、8月11日の定期公演Vol.2だった。
実際はTIFのスカイステージで初披露される予定だったが、荒天でステージが中止となり、このカレアイ単独ライブで披露されることとなった。
僕個人としては、7月の山中湖に関しては4曲だけで時間が短かったこともあり、カレアイをじっくりと見てみたいという思いがあった。
フルでキャパ(約500)は埋まってはいなかったけど、僕はカレアイファンの皆さんが年齢性別を問わずに集まっているのを見て、僕は不思議とこのグループは良いグループだなと思った。
僕みたいに無駄に場数だけ重ねるようなしょーもないヲタクばかりじゃなく、ひとつひとつの貴重な機会をしっかりと噛みしめる人たちがいる。
きっと彼女たちのライブは、観客の心に様々な想いを刻み込んでいるんだろう。
きっとこの現場の空気感は、そういう優しい空気感で満たされている。
今まで色々な現場を見てきたけど、この場所はすごく居心地がいい。そんな気がした。
何よりメンバー個々にパフォーマンススキルがしっかりあり、それが10人(当時)で一体となってクオリティの高いライブを提供している。
パフォーマンスという「武」で圧倒する覇道でありながらも、優しさやたおやかさの「徳」で場を治める王道。
そのグループ名の通り、それを共に併せ持つのが可憐なアイボリーなんだと実感した。
僕がそんなカレアイにハマるのは、正しく言えばこの定期公演からだったかもしれない。
ちなみにド新規なのに5人連続で握手したの、当時本当にしんどかった…笑
そしてこの定期公演で、れみりんは「限りなく推しメンに近い好きメン」に昇格した。
は?何言ってんの?って感じだけど、この時もSTUには通ってたし、推しメンはSTUの原田清花さんだった。
僕は明確に優先順位をつけるタイプで、優先順位第1位を推しメンと僕は呼んでいる。
実際STUに通っていた6年弱のうち3年目以降は、お話し会にも原田さんしか行ってなかったし、原田さんが出るライブにしか行ってなかった。(それ以前はお察しください)
この時点でその信念が揺らいでることがよく分かる。
8月19日福岡、23・24日名古屋とSTU全国ツアーに足繁く通ったあとは、27日に横浜アリーナでアットジャムがあった。
アットジャムではそのSTU48原田さんもカレアイも出演することとなった。
そのアットジャムの前日26日、体調面で活動の継続が難しくなったとのことで、メンバーの小坂ねねさんが同日付で急遽卒業することとなり、動揺が走った。
僕自身も、驚きを禁じ得なかった。
それでもライブはやってくるし、パフォーマンスはしなければならない。
現実はいつも容赦がない。
僕は努めて平静に、とにかくライブを楽しむことに注力した。
特典会でも、そういう話はしないように決めていた。
今この記事を書いてる最中にこのツイートを引用しながら、かわいさで笑顔になってしまった、、
この日は特典会がひにゃとコンビで、山中湖以来2回目でまたも同じコンビとお話しできるということで、ありがたかった。
その時はネコミミが可愛いから始まって、れみりんは魔性の女だもんね?みたいな話をしたら(SHOWROOMでそんなことをコメントしてる人がいたので)、ひにゃが「そうそう、れみりんは魔性の女だよ」って同意してた一方、れみりんが「まだ知り合ってそんなに経ってないのによく知ってるね!?」みたいに言ってて面白かった。
それとこの日は、初めて最後まで特典会に残ってみた。特典会に並んだ時に入れた券に名前を書いたものをくじにしてプチイベントしたり、最後に「#超絶かわいい」を歌って終わって解散する。
別にそれに参加したからって何かがあるわけじゃないけど、その感覚は昔通っていたライブアイドルの頃を思い出してちょっとエモかった。
メンバーもそれぞれ、9人になっても変わらず、むしろ今まで以上に頑張っていこうと乗り越えていく姿がひしひしと伝わってくるかのようだった。
8月31日木曜日、ド平日。
ド平日だけど、この日は休日希望を出して僕は愛知から東京へ向かっていた。
もともとSTU全国ツアー東京公演が渋谷であるために、向かっていた。
しかしながら、同じ31日に渋谷でエンドレスサマーというサーキットイベントがあり、カレアイがそこに出演することが後日わかった。
そのタイムテーブルが発表されたところ、しっかりカレアイとSTUを回せるということで、久しぶりに2現場回しをするなどしてテンションがあがった。
余談ばかりで恐縮だけど、O-WESTは昔通っていたライブアイドルが2016年に解散ライブをした場所だった。
翌年に関東を離れて愛知に戻り、そこから実に6年。僕は久しぶりにO-WESTに、渋谷に、カレアイを見に帰った来た。
この日はれみりんとあかりちゃん、ゆりぴという「れみりん好き好きコンビ」が居て、れみりんとれみりん好き3人がトークするという謎イベが発生していて楽しかった笑
更に余談が続くけど、僕はシフト制の仕事をしているので、休日に関しては月2~3日休日希望を出すことになっている。
だから目的のライブ以外は休日だったら行く感じだけど、STU全国ツアーは異常なほど遠征したし、シフトをどういう風に調整したか分からない。
この時期は本当に忙しくて、体力もゴリゴリに削られてて、正直ボロボロになって疲れていたように思う。
それでも、充足感はあった。
9月は、カレアイに関しては現場に行くことができなかった。
STUは9日の広島での公演、18日に東京で対バン(たかねこも出てた)、30日のツアーファイナル大阪に行った。
18日は、カレアイも別の対バンに出てたんだけど、タイテがもろかぶりで回せなかったのが悔しかった。
それなので、この頃はYouTubeやSHOWROOMを見たりしながら、必死で色々な情報に追いつこうとしている最中だった。
26日にはお話し会があり、それに参加するだけで終わってしまった。
だけど、僕はしっかり顔と名前を覚えてもらえていることが妙にこそばゆくて嬉しかった。アイドルヲタクを始めたばかりでもないのに。
酷く暑かった、2023年の夏。
山中湖で出会った日から3ヶ月、僕の今年の夏は、STUとカレアイで満たされていた。
このツイートが示す通り、従来一人だけだった推しメンが東と西に一人ずつ、という設定(?)になった。
つまり、比重は半々。けれども100%STUだった過去数年からすれば、これは明らかに変化だった。
彼岸が過ぎた頃にようやく酷い暑さも静まり、それでもまだ続く暑さと共に秋らしくない秋がやってきた。
予告通りの「君は必ず好きになる」
10月になり、カレアイは2周年ライブが8日に東京、22日に大阪で開催されることとなった。
個人的な話だけど、10月から人手が足りない店舗に急遽短期間(5か月)の異動が発令され、その辺もあってちょっとドタバタしていた。
なので、2周年は大阪だけ行くことにした。
そんな中で、10月6日に「君は必ず好きになる」のMVがリリースされた。
少し前に「大嫌いなはずだった。」がリリースされたが、オリジナル曲としては久しぶりとなる曲だった。
聴き始めてみると恋愛の曲かな?と思うんだけど、実際のところはアイドル側から見たファンへの想いを綴った曲だった。
「未来の彼女」というパワーワードが上手い表現だなと思ったし、「君は必ず好きになる 今日よりもっと好きにさせる」という言葉に、より彼女たちの願いともいえる気持ちが込められる。
曲調的にも、BPM180ぐらいのほどよく早く心地いいピッチ、HoneyWorks調とも言えるバンドサウンドが耳に馴染む。
僕は一瞬でこの曲の虜になってしまった。
10月12日は健康診断で半休、13日が休みだったので、STU48原田さんの初舞台を12日夜に見て府中市で1泊、13日昼にも舞台を見て、13日夜は恵比須でカレアイを見に行った。
その13日、午前中には埼玉県へ出かけてきた。れみりんの名字と同じ「土屋神社」という神社があるのを見つけたので、ちょっと参拝しに行こうというとても単純なノリだった。まじで謎のヲタ活。
東京公演後ということもあり、「君は必ず好きになる」が対バンでも初披露された。
大阪で最初に見たかったなという思いはあるけど、これはこれで嬉しい。
そしてライブで見て、この曲が名曲だということを確信した。カレアイの中でもトップクラスに好きな曲になった。
そして特典会が個別になっていた。個人的にはありがたいことだった。
グループも嫌いじゃないんだけど、基本的にはグループ内では単推しなので、あんまり他のメンバーに行くことがないから。
それとこの個別の特典券と最後尾札が、昔を思い出させていた。
9月にカレアイもメンバーカラーがYouTube動画で公開され、僕はそれ以来のライブだったので、"緑色担当の"れみりんとの特典会は初めて。
先ほどのライブアイドルの推しも緑色だったので、懐かしい思いはあったけど、色々なことを思い出すにはもう時間が立ちすぎていた。
僕はそんな過去とは関係なく、深い深いれみりん沼に片足を突っ込んでいた。
だからこそ、最終の新幹線を逃しても(というか元々逃すつもりだった)夜行バスで名古屋へ帰り、そのまま出社したりもし始めた。
カレアイとれみりんにいよいよ本気になってきた。自分でもそう感じていた。
そして恵比須の数日後には、東京公演で初披露された「最近めっちゃかわいいね」のMVも公開されていた。
れみりんかわいすぎか、、、
そして待ちに待った10月22日。
僕は愛知から大阪へ向かっていた。
鶴橋駅から一駅、玉造駅すぐのTAKARA OSAKAにて「可憐なアイボリー2nd Anniversary Live ~君は必ず好きになる~」が開催された。
見て分かる通り、僕はここで完全にカレアイとれみりんの沼にもう一方の片足を突っ込み、両足で沈み込んでいたことを自覚した。
「君は必ず好きになる」の予告通り、僕はカレアイとれみりんのことをめちゃくちゃ好きになっていた。
ちなみに座席がライブハウスの一番最初に段が上がった所の一番前だったので、メンバーと視線が重なりまくるし、実質最前みたいな感じでこの時は本当に恥ずかしかった。
恥ずかしすぎて時々固まってて、れみりんに「楽しめてるのか心配だった」って言われてた…笑
そうやってまじまじとカレアイのパフォーマンスをれみりん以外のメンバーもしっかりと見ることができたし、改めて楽曲の良さ、パフォーマンス力、ファンの盛り上がり方、色んなものを総合的に勘案して、僕はこの現場にこれからもたくさん通いたい…そうやって思えた。
なんて、そんな小難しい話じゃないよね。
「カレアイはいいぞ!!」
これに尽きると思う。
翌日も休みだったので、深夜までひたひたと余韻に浸っていた。
ちなみに言うほどれみりんは小さくもないし、カレアイの中ではちょっとだけ背が低いぐらいでごく普通だと思う。
大阪公演の4日後には、オンラインでお話し会があった。
ハロウィンコスプレをするというので、僕も浴衣で将棋の羽生善治さんのコスプレ(?)をした。
そしたらめっちゃ褒めてくれたので、お世辞とはいえ調子に乗った僕は、来年浴衣を新調と思った。来年の夏までは生きようと思った。(太宰風)
その後は10月28日の新木場へ。
「僕らはきっとすごくない」ピンク衣装めっちゃ好きなので、初めて見られて嬉しかった。
11月14日は2ショがなかったけど、たくさんお話しすることができた。
平日だったしお客さんもそんなにいないこともあって、何年振りかに恐ろしいほどの個別ループをしてしまった。
なお何を話したかはあんまり覚えていない。
実際、一人で何枚も寡占するのは僕はあんまり好きじゃなくて、もちろん人が少ないならいいんだけど、僕としては枚数が少なくても多くの人に来てもらうのが理想だと思ってる。
少なくとも、鍵締めを狙ってのんびりループをするようなのは僕は一番嫌いだし、絶対にしたくない。
結果、この2023年秋で僕はカレアイとれみりんのことがどっぷりと好きになった。
実の所、11月3日はSTUの主要メンバーの卒業コンサートでチケットも取っていたのだけれど、それに行くのを止めてしまうぐらいには、いよいよ瀬戸内から東京へ僕はシフトしようとしていた。
5年半近く通った瀬戸内を嫌いになったわけじゃないけど、色んな意味で区切りというのもあるし、何より予告通りのカレアイのハンコウに、僕はやられてしまったとしか言いようがない。
その先にある光
12月になり、2023年も終わりが近づく中、僕は自分でも驚くほど東京へ往復した。
愛知~東京、5往復7ライブ。
特に後半だけみると、10日間で4往復6ライブ。僕の中では比較的異常な数値だった。
シフトの調整がうまくいった部分も大きく、弊社にも助けられた。
(以前もっと異常な記録を出したことはある)
青春18きっぷというお得なきっぷに助けられてはいるものの、交通費だけでも7万ぐらいだろうか。
ぶっちゃけて言うと7万だと広島2往復しかできないので、そういう意味で東京は助かるとも思っている。
名古屋→広島10時間普通列車の旅とかちょくちょくやってたけど、今考えてみるとライブ前に10時間移動は普通に体力削られるしするもんじゃない…
もちろんそこにライブ代、特典会の費用も加わってくるから、まあまあの出費だ。
ボーナスが入ったから多少許されてるところはあるが、とても普通のお金の使い道ではない。真っ当な社会人ならやるべきじゃない。
それでも、それぞれのライブが楽しくて、れみりんに会うのが嬉しくて、通っている。
クリスマスパーティーでは、なんとれみりんの誕生祭が出身県である静岡県で開催されることが発表された。
発表の瞬間、僕はガッツポーズしてしまった。
僕は地方に住む人間なので、こういうイベントが東京の外で行われることを殊の外嬉しく思う。
それが推しの初凱旋と誕生祭となれば尚更だ。
行かない選択肢なんかあるわけがない。
そんな12月には、推しメンとは土屋玲実さんを指すようになった。
今振り返ってみると、アイドルヲタクというのは本当に業が深い。
それでも、僕はアイドルが好きだし、アイドルに人生を救われたことがある。
そんな中で、僕は可憐なアイボリーと土屋玲実さんに出会えて好きになれた今年2023年を、とても大きな転換点だったと思っている。
確かにきっかけは、れみりんが髪を切ったから、言ってしまえばビジュアルだった。
でもそれはあくまできっかけであって、僕はれみりんの歌声やステージ上での表情、よく喋るとこ、目がくしゃっとなる笑顔、常にライブの反省をしてパフォーマンスに磨きをかけるとこ、ヲタクなとこ、ちょっと重い女さんなとこ、ネガティブだけどそれを受け止めながら強く在りたいとしているとこ、ファン想いなとこ…以下省略するけど、れみりんが好きだし、敬意を持ってる。
STUは元々楽曲が本当に好きで通ってたし今も聴いてるけど、「息をする心」という曲が本当に好きで、最近はこの曲を聴く度にれみりんの顔が思い浮かぶ。
好きという言葉はありふれてるけど、好きになってどうなったかという曲は意外と多くない…と、STUのとあるメンバーが言ってたけど、その通りだと思う。
僕もれみりんを好きになって、推し始めて、昔通ってたグループが解散してしばらくの間閉ざしていたものを開くことができたように思う。
STUはずっと独りで通ってたし、それが楽しかったし、それでいいと思っていた。
だけど今カレアイとれみりんを推していて、僕は自分の世界がまた少し広がるのを感じている。
それは新たに出会う人がいたり、昔の景色のアップデートだったり、今までには無かった感情や思考が生まれたり…。
そんなちょっとした変化たちを生んでくれたのはれみりんだし、そういう小さな積み重ねが重なって大きくなっていくと、よりれみりんへの感謝と敬愛の念は強くなる。
さっき(※12月31日夜)れみりんがSHOWROOM配信してたのでちらっとコメントしたけど、2024年はカレアイとれみりんに全振りしていこうと決意した。
僕は物事を考えすぎるクセがあるので、「推す」という言葉も無駄に深く捉えてしまう。言ってしまえば「重い」のかもしれない。
でも、やっぱり生半可な気持ちでは「推す」とは言えない。
安易に「推しメン」とは言いたくない。
やるからには、一蓮托生でやりたいと思う。
もちろん、人によってその捉え方は千差万別だし、人によってやり方も違う。それでいいと思う。
僕は来年も僕らしく、旅をしながら会いに行く。
それしかできないから。
僕は遅れてやってきたヲタクだ。
推した歴の長短は関係ないと言うけど、ヲタクにしてみればそりゃ昔から見てた方が良かったと思うのは必然だし、それがヲタクの本心だ。
それでも、僕は2023年7月16日に山中湖で出会えたことを、絶対に後悔しない。
数十年後も、きっとこのことを思い出して「いい思い出だった」と思う確信がある。
この先のことは誰にも分からないけど、彼女たちがこれからもっと大きなステージに立てることを願っている。
れみりんが、もっと見つかるといいなと願っている。
まとまりのない言葉ばかり連ねてしまうけど、好きになれてよかった。出会えてよかった。
僕に光を当ててくれてありがとう。
だから2024年もよろしくね、れみりん!
追記 (2024.1.4)①
今、新年最初の推し事をしに愛知から渋谷へ来て、ライブハウスでこれの補訂追記をしている。
めちゃくちゃ曲が好きなPayrin'sさんを見て、そこから2時間見るグループがないので時間を潰している。
そう、一昨日驚くことがあった。
仕事始めということで、年始最初の仕事があった1月2日。
18時半前に仕事を終えて、20時過ぎに家に帰り、21時過ぎにれみりんの配信があった。
僕は翌3日も仕事だし色々やることもあるので、PCで作業しながら配信を聴いていた。
そしたら急に僕の名前が呼ばれた。めちゃくちゃ驚いた。
スマホを手に取り見てみると、なんとこの記事をご覧いただいた方が、れみりんを気になって配信を見に来てくれたというのだ。
2度驚いてしまった…
殴り書きのこの拙文を読んでいただいたことも嬉しいし、そこかられみりんの配信に来てくれたことも嬉しかった。
僕は器用貧乏で、何かの才に秀でてる訳でもないし、全部が中途半端な人間だ。
こんなふうにダラダラ文章を書くことと、やたらフットワークが軽いことぐらいしか能がない。
そんな自分でも、微力ながら推しの役に立つことがある。
それが何より嬉しかった。
ご拝読、ありがとうございます。
もし可憐なアイボリーと土屋玲実さんが少しでも気になったら、ぜひ下記公式サイトも覗いてみてライブにもお越しください…!!
追記 (2024.4.5)②
この続き(?)をまた書きました。
よろしければ下記リンク先からどうぞ!
(了)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?