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=LOVE 6thSg「青春"サブリミナル"」MVロケ地探訪記 [2021年制作記事]

※この記事は、2021年10月11日(月)にアメブロに投稿した記事を一部改変のうえ転載したものです。
※訪問日:2021年9月19日(日)
※当訪問においては、当時の政府方針に基づいて関連団体・協会等により策定されたガイドラインを遵守し、感染症対策を行っています。
※この記事に掲載されている情報は、補記されたものを除き2021年10月現在のものです。訪問の際は、あらかじめご自身でも情報をお確かめください。

マエオキ

元HKT48指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ「=LOVE」(イコールラブ・以下イコラブ)。

同じく指原さんプロデュースの妹分グループ「≠ME(ノットイコールミー)」と合わせて、このブログ(※2024年補記:noteに移行する前にアメブロで書いていました)でもちょくちょく記事を書いております。

こういうのとか。↓↓


イコノイで好きなメンバーは本田珠由記さん、冨田菜々風さん、蟹沢萌子さん、瀧脇さんという感じです。


さて、昨年2020年11月25日、イコラブの8枚目のシングルが発売されました。

タイトルは「青春"サブリミナル"」
僕、この曲めちゃくちゃ好きなんですよ…

今作から復帰した髙松瞳さんを再びセンターに据え、イメージを大幅に変えた前作の「CAMEO」からまた一転、イコラブが通ってきた「王道アイドルソング」とも言える作品。

リフレインする「君がいい」。女の子からの目線ですが歌詞の作りも巧く、「伸びた背も遠くに感じる」「大きい背中」というワード以外は割と中性的なイメージ。
「私」という主語も極力少なくしているように感じられ、男性でも共感できる場所がたくさんあり、まさに青春がサブリミナル的にフラッシュバックするような、甘酸っぱくて素敵な作品です。

何よりバンドサウンドなのが本当に好き。最後の大サビでリードギター入ってくるのがベタだけどたまんないです。
今年2021年1月の武道館で披露された生バンドVer.が最高すぎ…


そしてそんな作品を彩っているのが、この青く綺麗な海の風景と共に撮影されたミュージックビデオ。

こちらのMVのロケ地は山口県下関市・旧豊浦郡豊北町エリア。

地名だけ聞くと??って感じですが、「角島大橋」(つのしまおおはし)と聞くと、分かる方も多いのではないでしょうか。


最初見始めた時は「こんな綺麗な海だと沖縄かな?」と思ったけど、見てるうちに「これ角島大橋やん!」ってなりまして。なんだかんだ瀬戸内に通ってるからすぐわかるもんだなぁと。
いうて角島へは2018年に1回だけしか来てないんですが…

とはいえ感染症禍もあってなかなかロケ地巡りする機会がなかったのですが、このMV公開から数か月が経った2021年初頭、なんと地元の愛知県から下関のすぐ隣り、福岡県北九州市に転勤することになりました。(希望は広島か山口でした)

MVロケ地巡りが圧倒的にしやすくなったのですが、逆に近すぎていつでも行けるやん状態になってしまいそうだったので、海が綺麗な夏の時期が終わる寸前にようやく訪れようと決意した次第です!

----------------マエオキハココマデ---------------


実際に角島へ行ってみた!!!

角島へ行く途中、ビュースポットで停車する観光列車を撮影してみました

というわけでおはようございます。
2021年9月19日日曜日、晴れ。朝9時頃に北九州の小倉駅近くでレンタカーを借り、角島へ向かっています。


■そもそも角島ってどうやって行けばいい?

それではここで、角島へのアクセスについて。
ここでのポイントは4つ。

①下関市内だが、市街地から直線距離でも40km以上離れている
②公共交通機関でも行けなくはないが、本数が少ないので車が無難
③車が無難だけど、特に連休や夏休みは渋滞・混雑がえぐい
④下関市街地も結構渋滞するので注意

「本当に同じ市なの?」というぐらい、下関市街から角島までは距離があります。ほぼ一本道の国道で信号も少なめではありますが、海岸沿いのワインディングを通るので速度は出ません。

GoogleMapでは新下関駅~角島展望台が53~56分とありますが、2時間程度はみて余裕を持った方がいいでしょう。


角島大橋、まじで渋滞します

この日15時頃の角島大橋の様子です。
本州側へ戻る車で大渋滞が起きています。

3連休の中日だったからこの渋滞なのか、普段の土日からこんな感じかは分かりませんが、可能であれば平日の訪問をおすすめします…

また、山口県内は基本的に道路整備が進んでて走りやすいのですが、下関市内も朝夕は結構渋滞があります。


■どのレンタカースポットがいい?

また、遠方から来てレンタカーの場合はどこでレンタカーを借りるかは結構ポイントだと思うのですが、各レンタカースポットの良い点・悪い点を挙げてみました。

◆下関駅
Good:新下関・小倉の新幹線両駅からのアクセスが良い、観光拠点
Bad:市街地の渋滞に巻き込まれるかも
◆新下関駅
Good:ある程度市街地を避けることができる
Bad:こだましか停まらない、周囲に何もない
◆小倉駅(北九州市)
Good:のぞみが停まる一大拠点駅
Bad:関門トンネルの渋滞がえぐい(ただし高速道路の関門橋を通れば割と回避できる)
◆山口宇部空港
Not bad:距離はあるけど、渋滞にはさほど巻き込まれなさそう
◆北九州空港
Not bad:距離はあるけど、高速を使えば下関市街はスルー出来る

こんなところでしょうか。


■公共交通機関の場合は?

・下関駅⇔特牛(こっとい)駅:鉄道(JR山陰線)
・特牛駅⇔角島:バス(ブルーライン交通)
※バス時刻表は→こちら

となります。
本数はだいぶ少ないですが、そのぶん鉄道とバスの接続はしっかりされています。
しかし、帰りはバスが渋滞に引っかかったりすると鉄道に接続できない場合もあるので、注意が必要です。


ただ、実は角島から少し離れた場所に1つロケ地があり、公共交通機関の場合、角島とその場所は直接バスが繋がっていないため(※バス路線はあり、特牛港バス停で接続する便もある)、全部行こうとすると時間の制約が著しいです。

それなのでやはり車が無難、というよりほかにありません。


アクセスについてはこれぐらいでしょうか。更に前置きが長くなってしまい、申し訳ありません。

いよいよ実際にロケ地巡りに行ってみたいと思います!


■ロケ地周辺地図

こちらはGoogleMapを引用して作成しました、角島付近の地図です。

ロケ地エリアは、大きく分けて

角島・対岸エリア
角島・島内エリア
土井ヶ浜エリア

の3か所となります。

それでは早速、順番に見ていきましょう!


ロケ地①:角島・対岸エリア

まずは角島へ渡る有名な角島大橋の本州側(勝手に「角島・対岸エリア」と名付けました)から。
こちらのスポットは主に4か所。上の地図もご参照ください。

何といっても、このMVの主な撮影地であるこの場所から始めるのが一番ではないかなと。


①-1:赤田海水浴場

まじでこんな海の色してます

それはこの「赤田海水浴場」
ダンスパートを中心に撮影されました。

MVに映る青く透き通った海。こんな海を見られるのは沖縄ぐらいなのでは?と思いきや、この山口県の日本海側でもこんなに素敵な青い海を見ることができるスポットが結構あるんです。感動です。


しかし本当に青い。青すぎる。沖縄には行ったことが無いので、こんな海は初めてです。

9月で海水浴シーズンではないですが、ここでテントを張って過ごすファミリーや、海でSUP(スタンドアップパドルボード)をしているおじさまなど、休日をのんびり過ごす方々が多くいました。

皆様も、お邪魔にならないようご注意くださいね。


そして時間的なベストタイミングは絶対に午前中です!
MVも順光となる午前におそらく撮影されていると思われます。そういう意味でも一番最初に訪れたい場所ですね。

時期的なタイミングで言うと、6月~10月の夏の日差しがある頃がベストのようです。
MVが10月24日の公開なのを考えると、撮影はおそらく海水浴客の多いハイシーズンを避けて僕と同じ9月に訪れているかなと思います。

(2021.10.18追記:「TopYellNEO2021AUTUMN」(竹書房刊)の髙松さんインタビューで「MVは私が復帰した3周年ライブ(9月6日)の次の日くらいから制作が始まって」とあるので、ほぼ同じ時期のようです)

このMVではメンバーが個別に撮影されたポイントがありますが、この海岸には齋藤樹愛羅さんの撮影ポイントがあります。

海水浴場のトイレと更衣室ということで、ベンチはありませんがもうそのまんますぎて感動です。


①-2:赤田海水浴場からホテル西長門リゾート間の細道

こちらは瀧脇笙古さんの個別撮影スポットですね。バックの島影で、場所は比較的特定しやすいかと思います。

海水浴場→ホテルの方向に走ると分かりやすいです。車どおりはあんまりないですが、なにぶん道が細いので、停車や離合には十分にご注意ください。


①-3:ホテル西長門リゾート

角島の対岸には、「ホテル西長門リゾート」さんというリゾートホテルがあります。
こちらは佐竹のん乃さんと諸橋沙夏さんの個別撮影スポットのほか、プールでの撮影や夜の花火のシーンなどが撮影されているようです。
巻き買をモチーフにしたチャペルが青い海に映えますね。

当然ながら、ホテル内は私有地のため無断立ち入りはできません。
しかし実際に利用すれば、敷地内の散策もできるようです。

僕は今回日帰りな上に1人なので内部はスルーしましたが、実際に宿泊されたまとめサイト管理人の方の記事もありますので、ご参考までに。
(ちなみに僕は訪問後に答え合わせ的な感じで拝見しました)


また、こちらのホテル様の情報については、下の公式サイトからご確認ください。

で、訪問後に公式サイト拝見したんですがどうやら日帰り入浴ができるようです…なぜ入らなかった…


①-4:イタリアンレストラン・ガッビアーノ [※2021年当時]

お次にやってきたのは、角島大橋を一望できる高台にそびえるイタリアンレストラン「ガッビアーノ」さん。
こちらは齊藤なぎささんの個別撮影スポットです。角島大橋との位置関係で、こちらも比較的わかりやすいかと思います。
"gabbiano"はイタリア語で「カモメ」。ぴったりな名前ですね。

実は残念ながら、2021年10月現在、リニューアルのため休業中とのこと。
再開が決まり次第お知らせいただけるとのことで、下の店舗様のサイトも随時ご確認ください。

そしてもう1点お伝えしたいのは、「店舗利用者以外の敷地内での写真撮影は禁止」ということ。(写真は公道から撮影)

これは店先の入り口に掲示されてます。絶景スポットゆえに、写真だけ撮りに来る方も多いようですね。

店舗様が営業再開された折には、ロケ地巡りのファンの皆様にも節度のある行動をお願いします。


[2024年補記]
ガッビアーノ様のインスタグラムによると、民泊施設に生まれ変わるとのことで、レストランとしての営業は完全に終了しているようです。
詳細は不明につき、訪問の際は事前に情報をご確認ください。

ロケ地②:角島・島内エリア

それでは次に角島へ行ってみましょう!

写真映えスポットとして有名になった角島大橋ですが、もちろんその先にあるのは角島。観光客は県道からそのまま北岸の角島灯台へ行く傾向があるので、離島だった頃の長閑な雰囲気を感じたい場合は南岸がおすすめです。

そしてロケスポットのうち2か所は、その南岸にあります。


②-1:旧・下関市立角島小学校

まずは旧・角島小学校。音嶋莉沙さんの個別撮影スポットです。建物的に学校とすぐ分かるので、こちらも特定しやすいかと思います。
ただし、公道より少し高い位置にあるため、海岸沿いの道からは校舎を眺めることはできません。

この小学校は2020年3月31日を以って閉校とのことで、なんとまだ1年半ほどしか経っていません。
また、高台に位置するためか今も緊急時の避難場所としても指定されていて、草木は生い茂りながらもまだ手入れのされている感じがあります。

一応、公道に繋がっている入口にはロープが掛かっていますが、特に立入禁止とはなっていないようです。


校門にカメラを置いてセルフ撮影

著者近影。
というか瀧脇さんここで撮ってない…()


②-2:旧・下関市立角島中学校

お次は旧・角島中学校。野口衣織さんの個別撮影スポットです。
こちらもかなり分かりやすい場所かと思います。

こちらの中学校は2006年に閉校とのことで、既に15年近くが経過しています。
また、小学校と違い公道にフラットに隣接し、特に仕切りなどもないため立ち入り制限は見受けられませんでしたが、くれぐれも事故等にはご注意ください。


②-3:角島灯台公園・夢崎波の公園

こちらの2か所は隣接しているため、同一のロケ地と看做していいかと思います。

角島は江戸時代より西廻り航路(北前船)の北西角に位置しており、岩礁もあり難所のひとつでした。
そして明治になって石造の近代灯台が設置されたのがこの夢崎。灯台は2020年に国指定重要文化財となっています。

なお観光スポットでもあるので、駐車場は有料です。


大谷映美里さんの個別撮影スポットは、灯台公園内の海側にある東屋的な建物。ノーヒントで特定するにはちょっと時間がかかる場所でした。
島影の無い外海の風景、というのがポイントかなと。

すぐ近くに小径があり、そこから海側に向かって撮影したものと、小径の奥側に撮影したものとなっています。


そして灯台公園からさらに海岸を目指すと夢崎波の公園があるのですが、公園というよりはお社がある海岸って感じです。
外海ということで、どことなく荒涼とした日本海的な雰囲気を感じます。
こちらは大場花菜さんの個別撮影スポットですね。

ここも外海の風景なので、それを手掛かりにここまで来ることはできるかと思うのですが、砂丘的な風景が似通っていて、ピンポイントでこの撮影場所に辿り着くまでには少し歩きまわる必要があるかなと思います。

頑張って探してみてください笑


②-4:牧崎風の公園へ向かう道

このスポットが一番探すのに苦労しました。

映像を見る限りアスファルト舗装ではないけど電線は通ってるし、どうも海沿いで高い場所っぽいけど…と思いながら角島を2~3周ぐらいしたとき、そういえばこの辺は全然通ってない!ということに気づき、向かってみたのです。

そして見つけた1本の道。ここを見つけた時は喜びもひとしおでした。
その名の通り、岬ではありながらも広い台地に牧場があり、ここまで見てきた角島の景色とは少し一線を画した感があります。

こちらは夢崎と対を為す角島のもう一つの岬、牧崎へ向かう道。メンバーが集まってきて駆け抜けていく坂道ですね。


ここに向かう途中、「は?まじでこんなとこ通るん?」みたいな激細山道があり(ここのあたりから)、いったん車を停めて、Googleストリートビューで行けそうなことを確認して、正直かなりビクビクしながら進みました。
というか実際対向車が来て、離合できずバックしました…

なお、車どおりも決して無いわけではないので、いったん駐車場まで行って駐車してから歩くのが往来の邪魔にならないかと思います。


ロケ地③:土井ヶ浜エリア

さて、最後は土井ヶ浜という海岸に行ってみましょう!

前掲の地図にある通り、こちらは角島から少し南に下がったところにあります。
MVのOPや終盤の全員が集まる夕暮れの海岸のシーンもてっきり角島付近かなと思ったのですが、水平線上に見慣れない島影があり、地図と照らし合わせるとこの土井ヶ浜だと判別することができます。

とはいえ10kmも離れてないので、そこまで時間はかかりません。国道191号沿いなので、見落とすこともないかと思います。


というか、国道を走っているとこの風景を見つけることができます。
こちらは佐々木舞香さんの個別撮影スポット。土井ヶ浜の駐車場です。

この日は特に断りもなく駐車することができましたが、海水浴シーズンなどはもしかしたら有料になっているかもしれません。


そしてこの駐車場から海岸へ下っていく九十九折り(というほど折れてないけど)の坂道が、リーダー山本杏奈さんの個別撮影スポット。

髙松さんとの2ショットの場所はおおよそで撮影してますが、走り出すシーンとかは同じ感じで撮影できるかなと。(そこは撮り忘れた…)


海岸に向かうと、メンバーたちが下った階段を見つけることができました。そして僕としても、ここが最終目的地…!!


こちらがMV始まりの地であり終わりの地、土井ヶ浜海岸
奥に見える鼠島の島影が完全に一致します。

ただ、海に柱が立っている(遊泳禁止ライン?)のはMVでは見受けられなかったので、画像処理したのかな?


時間帯的に夕暮れにはちょっと早い時間でしたが、夕暮れの景色もきっと素晴らしいことと思います。

それなので、僕が思うに土井ヶ浜へは角島へ向かう前に一度立ち寄って、角島を巡った後にもう1回立ち寄るとMVの時系列的にもちょうどいいのではないかと!

そして、僕のロケ地巡りもここでエンディングを迎えました。


エンディング

セルフで自撮りしたものの、海風で髪がぼっさぼさになった僕

というわけで、終盤ちょっと駆け足気味でしたが、=LOVE「青春"サブリミナル"」MVロケ地巡りでした。

前述の通り、角島自体は知ってたし前にも来たことがあったのですが、このコバルトブルーの海を見ていなかったこともあり、いつか再訪したいと思っていた場所でした。

そして好きな曲のMVロケ地になったとともに、今回近場に転勤となったことで、感染症禍の中とはいえこの上なく好条件で再訪できて本当に良かったです。
ここにメンバーが居たこと、メンバーの息吹を少しだけ感じたように思います。


皆さんも、色々なことが落ち着いたらぜひ角島を訪れてみてください。
ひとりでも、みんなでも、きっと素敵な思い出ができることと思います。


長い拙文のご拝読、ありがとうございました。

(了)

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