ヨーロッパを旅する&食べる♪
■旅をすること
私は、クラシックの音楽家、バス・バリトン歌手として
生きているので、単に旅行で無くてもコンサートや舞台の
公演で国内外を移動し、旅する事が多い。
2020年からのコロナ禍で、
人が集う事や、人が移動する事が悪とされてきている。
疫学は、数学なので、人間を1つのコマとして見て、
数字とだけしか追われていない。
このコロナ禍に入院すれば、
家族にさえも会えず、まして亡くなった方の
葬儀の権利さえも奪われていたり。
まるで生存以外の価値を認めないかのような、
死者の権利まで奪う、何か人間の尊厳を
無下にしている様に私は感じる。
長期闘病生活をしていた私の亡き両親が
このコロナ禍に闘病していたらと思うと
気が狂いそうになる!
死者に対しても敬意を持つという事は、
社会が大切にしてきた事を、きちんと守って
いくという事に繋がる様に思う。
人類は、信頼できる仲間の数を増やす様に
進化してきたとも言われている。歴史を見ても
移動する事によって集団と集団との関係を密接に作ってきた。
グローバルな社会。
多くの人達が、国境を越えて
外国に住む様になり、文化的な衝突が起こる様にも
なった。世界がグローバル化する中で経済格差も
大きく二極化していった様に思う。
文明化がウイルスを生み、グローバル化が感染を
広めたとも言える。
このコロナ禍にあらためて旅をする移動の自由と、
移動の制限が人間にもたらすものを考えさせられた。
■ホテルで簡単な自炊(笑)?
ヨーロッパでの長期滞在先ではアパートを借りて生活
するのだが、安いホテルに宿泊しながら移動する事も多い。
私は、ヨーロッパに¥100ショップで買い揃えた、
薄いプラスチック製のまな板もどき、
小さなボール&ざる、プラスチックのコップ1つ、
スープ用のおわん1つ、大きな麺類用の器、
小さなタッパー1つ、ナイフ、
栓抜き付きのワインのオープナー、箸、プラスチックの
スプーン、フォークなどを必ず持って旅をする。
(国内でも少々持って行くが。)
私が泊る安宿では、イギリス以外では、
なかなか電気ポットをお見掛けしないので、
まあ、サラダにパンにみたいな感じにはなる。
写真は、ドイツのミュンヘンにて夕飯。
スーパーでビール買って(笑)、生野菜とサーモン買って
サラダの完成。塩、胡椒、バルサミコ酢やオリーブオイルは、
いつも現地で調味料を買う。そのまま持って移動(笑)
生野菜、生ハム、そして、お惣菜でポテトサラダみたいなのを
買ってサラダにしている。炭酸のリンゴ酒みたいなのと。
そして、このバケット洋ワサビのきいたクリームチーズと
生の豚肉の塩漬けの挽肉のSchweinemittをのせて
食べたらめっちゃ美味しい!!!
日本人からしたら豚肉の生肉???となるが、
マグロのネギトロ的な味。
これはドイツに行ったら絶対食べて欲しい!
私みたいにスーパーで買って、自分で作るのもいいし、
市場みたいなお店のパン屋的なお店でも売ってたりする!
(後半に、ドイツのフランクフルトでの市場で紹介している。)
日本国内でもだが、食べた事ないものを食べるのって
楽しいし、それが美味しければなおさら最高な気持ちになる!
この美味しさを教えてくれたのオーストリアは、
ザルツブルク出身でドイツのダルムシュタット在住の
大学の同期の旦那さんであるAndiが教えてくれた!!!
Andiは看護師だけど、歌が上手いのでプロの歌手として、
ダルムシュタット歌劇場に立てたりする実力派!!!
この写真は、4年前かな。
チェコは、プラハのホテルにてサラミと生野菜とこれまたお惣菜の
マカロニサラダみたいなのを混ぜてスペシャルサラダ(笑)
そして、チェコ発祥のヴァドワイザーのビールと。
今あるアメリカのヴァドワイザーと何も関係ない。
まあ、我故郷の讃岐うどんを真似て
名前を奪って的なのに似ている現象かと思われる(笑)
アルミホイルも現地で調達して、
電車移動の時や外で1人でごはん食べる様に
スーパーでパンやお肉屋でお惣菜のお肉を買って
サンドイッチやバーガーにする!
これは、チェコのプラハで買って電車で食べた時のもの。
ホテルで作って出たり、駅で待ち時間に作ったりする。
自家製のバーガーと言うべきか(笑)
お肉屋やスーパーとかだと、年輩の人達が英語とか話せない
ので、片言のチェコ語どボディーラングリッジで
買ったりする(笑)まあ、これは、片言の言語しかしらない
国ではよくやるけど(笑)、意外とこの気持ちで仲良く
なったりするので言語、コミュニケーションは気持ちが
まずは大切!!!
このクラシック道場のブログの海外の欄の記事にも
これまでホテルで食べたのとか掲載しているので
そちらでも見てもらえればと。
■テイクアウトしてホテルの部屋で会食
私は、フリーランスの歌手だし、国内外問わず
基本1人移動がほとんど。だから、まあ、気になる食べ物を
食べたくてお店で食べる事もあるが、特に夜は、
ホテルで部屋で食べる事が多い。
なぜなら、私は、コンサートやオペラのチケットに
お金を使いたいので。
とある日の夜は、リンゴ酒のお酒とフライドポテト。
日本だと北海道もだけど、あなどるなかれフライドポテト!(笑)
とヨーロッパではよく思う!!!テイクアウトで食べても美味しい。
こういうの買う時は、温かいうちに食べたいので、
泊ってるホテルの近くで買うようにはしている。
チェコは、プラハで白ワイン。
ここは、珍しく電気ポットがあったり、
有難いホテルだった。何気に日本にいたら、
東ヨーロッパのワインが美味しいのを知られていない
気がする。
日本で自宅飲みを1人でしないくせに、
ヨーロッパに行くとオペラ見終えた後に余韻に浸りながら
なんか少し飲みたくなるみたい(笑)
チェコは、プラハでヴァドワイザーのビール。
日本でもそんなに率先してビール飲まない癖に(笑)
場所と雰囲気で人は気分が変わるという(笑)
またまた、ヴァドワイザーのビール(笑)
昔は、ホテルはその町々の観光のインフォメーションで
宿を取った方が安かったが、2018年に、今は安くないと知らず
インフォメーション行くと高くて、ネットの時代を痛感した!
それ以降ネットで予約し、値段通りのボロ宿だったり、
運が良ければ良いホテルが格安だったりと宿は運に
任せている(笑)欧米は安宿、高級関係無く、
清掃員の人の中に物を盗む人もいるので、
基本、部屋には何が無くなっても良い物しか置いていない。
欧米は、労働者階級がはっきりしているので、
このコロナ禍、またこれからどうなっていくのやら。
日本もなんだかんだ、このコロナ禍で
労働者階級があったのがはっきりしたと思う。
私達音楽家も切り捨てられているし。
表向きの言葉と、社会の構造は、非常時には
誤魔化しがきかないので見えてくるものが増える。
これは興味本位で買ったもの。
ジャスミン米と鶏肉料理と芋料理っぽいのを
頼んだら、日本人では考えられないけど、
1パックに全部押し込んで入れてきた(笑)
ハンガリーは、ブタペストにて。
野菜料理は、茄子とジャガイモ、
さつま芋みたいな甘い芋とで、
どういう味って日本語で伝えにくいのだが、
甘辛いというか、冷えていたので、温かいとまた
味の印象は違うと思うが、凄く美味しく感じた訳では
ないけど、美味しくは食べれた!どっちや?(笑)
BORSODIは、ハンガリーのビール。
こういう時って、色々な国の味を知りたいという
気持ちで買っている気がする。
東ヨーロッパは、私は好きで、大きな流通にのっていない
というだけで知られていない美味しい物もたくさんある。
スロベニアと言えば白ワイン。
スーパーで買った安いワインですら美味しい♪
これは、2019年の秋にスロベニアで飲んだワイン。
スロベニアの白ワインの美味しさを教えてくれたのは、
2003年8月にイタリアのカザルマッジョーレで
マスタークラスと音楽祭に出演した時に、
相部屋がスロベニア人のテノール歌手の
グレゴールで、スロベニアは、白ワインが美味しいと
教えてくれた。
だいたい、ヨーロッパで安いホテルの場所は、
トルコ人街だったり、多国籍街の近くだったりする。
トルコ料理は好きなので、ケバブライスとサラダ、
本当は、ライスかトルコパンかで選ばないと
いけないのに、お店のトルコ人のお父さんが優しい人で
どっちにしようか悩んでいたら「分かったよ~
パンも少しつけてやるよ!」と別料金も取らず
両方楽しむ贅沢ができた!
海外で話し方からしたら、親切やサービスと思いきや
ちゃっかり金を取られる事が多いので、こういう
優しさは余計に沁みる♪何よりここの美味しかった!
まあ、トルコ人が大勢入っていたので、
美味しいんだろうなあと思って店を決めたから
私の食の勘は間違っていなかった(笑)
ケバブのライスのテイクアウトは、だいたいヨーロッパの
国々だとこういう紙の入れ物に入れてくれる。
日本で言うとこのケバブ丼みたいな感じ。
■ヨーロッパで友達の愛の巣で食事!笑
私は世界各地に知り合いがいるのが恵まれている!
それは私と同じ独身だったり、結婚していたり。
時々、友達の愛の巣(笑)にお邪魔して宿泊し、
ご飯もご馳走になっている♪
これはスイスは、チューリッヒの料理人宅に
お世話になった時のとある日の夕飯。
なんとスイスは、マックのセットで¥2,000もする
物価の国なので、マックすら行けない(笑)
チーズのラクレット料理、本当に美味しい。
最近、日本でも電化製品でラクレットできる器具が
売り出したのでいつか買いたい(笑)
ドイツは、ダルムシュタットで大学の同期の家に
滞在した時。
和食は、同期のソプラノ歌手あきちゃん、洋食は、
あきちゃんダーリンのAndi作。
ある時は、Andiが絶品ローストポークを作ってくれたり!
この日は、2家族と私での会食だった。
美味しかった。
添え付けのジャガイモも味がしみていた。
ドイツのタマネギとジャガイモの組み合わせは合う。
日本でも肉じゃにジャガイモとタマネギが合うのと
似ている。
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラでは、
高校の同級生でピアニストのはる奈が、スペイン人のピアニスト
のダビッドのいる愛の巣(笑)で宿泊し、美味しいはる奈の
手料理を御馳走になった。
だいたいどこの家でも、その家の子供に
「明日、たけし一緒に学校行こう!」と言われてこうなる(笑)
スペインの海鮮を振る舞ってもらった。
瀬戸内の食材と似ていて興味深かったし、
何より美味しかった!
パリで音楽院教授でフルーティストの
中学、高校の先輩の美英さんとブルガリア人ギターリスト
で旦那さんのアタナスさん夫妻の自宅に泊まり会食。
これは、とある日の朝食でパンと一緒にチーズやハムと
食べた!!!
これも美味しいイカとのスパゲッティー、
海鮮の出汁がパスタにからまっていて美味しかった♪
「フランスはビール美味しくないけど!」と出してくれたビール(笑)
こういう日常が音楽で、色々なエッセンスを感じたり、
感性も磨かれる。飾らない言葉って食事をも美味しくしてくれる。
他でも色々な人達に招待を受けて食事をしたりしている。
ほんと、人は私の財産である。
■ヨーロッパのスーパーや市場やお店
日本でも各地のスーパー、八百屋、市場、道の駅と
楽しいが、それはヨーロッパや海外においても同じである。
やはり、食文化というのは、その国、その地域、人を
知る材料となる。
ウィーンの中心地にあるBILLAのスーパーにて。
日本でもスーパーの正面のガードレールみたいな場所で
ワンちゃんをくくってたりするけど、ワンちゃんどうぞの
フックが店内にあるのは素晴らしい。写真は、動いた時に撮って
しまったけど、大人しく座って待っていた♪
ウィーンで有名なナッシュマルクトの市場。
オリーブの専門店とか、
日本ではあまり見かけないラインナップや、
普通のスーパーより魚屋も魚の種類が多いが、
海無し県ならぬ、海無し国家なので(笑)、
何気にウィーンの市場で魚を買った事が無い。
本当に見ているだけでも楽しくなるチーズの量。
閉店間際のナッシュマルクトなので
人影が無いが、午前中から夕方にかけては
人が多いし、市場にも色々な飲食店があって、
夜は、そちらが賑わっている。
夏でも冬でもテラス席はあって、ウィーン料理、ベトナム料理、中華料理、
トルコ料理から色々な店がある。
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