株式投資 来週の戦略(9月2日〜)
来週は3つの点を重視しています。
1 いよいよ海外機関投資家が日本市場に復帰してくる
一般的に、海外機関投資家は8月はバカンスのため相場から離れ、9月から復帰すると言われています。
海外機関投資家の参加状況は売買高から推定できます。
去年までの日経平均は売買高が3兆円超えたら活況と判断していましたが今年の新NISAの影響で+1兆円くらい売買高が積み上がっているように感じています。私はざっくり下記のように見ています。
2.5〜3.2兆円 薄商い。上にも下にも動きやすい。
3.8兆円以上 出来高を伴った上昇や下落 活況
5兆円以上 暴騰しているか暴落している。
8月30日(金)の日経平均の売買高は3.95兆円。金曜日の時点で機関投資家はある程度参加しているのかなと思っています。来週の売買高4兆円超える日があると面白くなりそうです。
2 9月12日のMSQ(メジャーエスキュー)に向けて大きく動く予感
【SQについて】
SQとはSpecial Quotationの頭文字を取ったもので、「特別清算指数」と呼ばれます。
SQは定められた月の第2金曜日に算出され、先物とオプションの両方の精算がある3.6.9.12月の第2金曜日に算出されるものを「メジャーSQ」、それ以外の月の第2金曜日に算出されるものを「マイナーSQ」と言います。このSQ日が定められた月の取引の決済日であり、取引はその前日までとなります。
取引の最終日までに反対売買で決済されなかった建玉は、SQ日にこのSQの値段で強制的に決済されます。
結論だけ言えば、先物・オプションの精算(決済)が9月11日(水)までに行われるため来週から日経が動くはずと言いたいのです。
3 海外投資家の売買動向では売りが溜まっている
あるYouTube配信者が海外投資家の先物の売買額を紹介してくださっていました。(有料級と思います)
7月第4週 9,957億円の売り越し 日経前週比−2397円
8月第1週 5,092億円の売り越し 日経前週比−1758円
8月第2週 1兆2725億円の売り越し 日経前週比−885円
8月第3週1,195億円の売り越し 日経前週比+3037円
8月第4週 3924億円の買い越し 日経前週比+301円
注目は8月3週です。12日から16日までのお盆期間中3,037円上がっていますが海外投資家は売り越していました。つまりギャップが発生しています。
私が描いたストーリー
私の予想では、海外投資家は12日のSQに向けて3で発生している先物のギャップを解消しにくると思います。つまり損切りによる買い戻しか、空売りを強めて3,000円程度下げてくるかの2択です。
私が毎日集計している海外投資家の売買動向(予想)では8月30日に出来高を伴って空売りを解消しているので、今回は強引な下げをしてこないのではないかと思います。上にいく可能性が高いと思っています。
先週にポジションをだいぶ増やしました。これ以上はポジションを増やさずホールドしていこうと思います。