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ホームジムと、遠征先のグレード感

早速ですが、クライミングを始めて暫く経った経験者に向けての記事としたいと思います。
特に、今回はジムだけで登っている方に向けてのお話となります。

皆さんは、どれくらいのグレードを登っていますか??
5級の方もいれば、2級の方もいるし、まだ3級ですって方も様々だと思います。
そうなってきた頃に『この課題、ホンマに3級!?』って課題に当たって、難しいと感じたり、簡単だと感じたりすることは、多々あるかと思います。

では、『その基準』はどこで決めましたか??

もちろん、トライしているのは貴方です。
誰がトライしてるわけでもありません。
そこにあるのは、『貴方の中でできた基準』です。

では、グレードに細かい規定はあるのか??
こちらのサイトにも書かれていますが。
ボルダリングのグレード
明確な決まりはありません。
セッター(課題を作る人)の感覚によって決まります。

ですが、一つ勘違いしないで頂きたいのは…

『グレードにそぐわない課題にしようとした』結果ではありません。

セッターにも調子の良し悪しは、必ず存在します。
セッターも人です。
常に同じ状態を保つのは、非常に難しいことです。
また、依頼されて『初めて行くジム』の依頼をこなすことも少なくありません。
そんな中で、オーナーさんや、店長さん、スタッフさんなどと話をされたりして、課題を作られます。

なので、ホームジムから離れて別のジムに登りに行った時に、グレード感が全く違うのも上記で頷けますね。
『普段、セットされているセッターと違う』から、難しく感じたり、簡単に感じたりするわけです。
また、『課題を登る』と言う行為は同じでも、知らない壁を登るには、非常に労力を使います。
それに加えて、知らないセッターの課題を触るのに、違和感を覚えない方が難しいわけです。

『じゃあ、何をベースにグレードは決められているのか!!』

と、いうことになりますよね??
これは、あくまでもセッターや、その場のスタッフさんなどで『試登』(シトウ)を行ったうえで付けられます。

(試登:課題の内容の確認や、適正なのかを登って試す事を言います。)

また、その試登の中で、危険だと判断したり、このグレードにはそぐわないと判断した課題は、最初から作り直したり、一部変更されたりと、様々な智恵と、技術が使われます。

そこで『ここのグレード辛い』『ここ甘いな』と言う言葉は、多々耳にするし、言いたくもなるのはわかりますが。
まずは、グレードに関わらず、『自分の登りたい課題を見つける』『苦手な部分を見つける』そんなことから、始めてみてはどうでしょうか。

『難しい』から楽しいわけでも、『簡単』だからつまらないわけでもない。
どんな課題もまずはしっかり向き合って、動きや、手順、足の運びや使い方から、考えて行きましょう。
人によって、リーチもパワーも違います。
自分に合った登り方も、見つけていけたらベストですね。

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