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殻を破るために②【抜け殻状態からの脱出】

ちょこちょこと殻を破り続けて来た過去

私なりに英語を学び続けていることで、薄い殻はいつも破り続けてきた。
「英語」というものを色々な角度から続けてきたという事で、子どものころ憧れていた
「ユニークな人」になれる瞬間が増えていた。

・24歳から外国語大学へ入ったり(海外では普通のことだけど、日本では面白いと言われる)
・大学時代に働いていたヨガスタジオで英語でのヨガレッスンを開催させてもらったり
・28歳で高校の英語講師になったり(遠回りした分興味をもってもらえるし、先生ぽくないので生徒との距離が近かったりした)
・息子が5歳になって一緒に初めての母子旅行でオーストラリアへ2週間行ったり
・6歳での台湾旅行も、英語が話せるというだけで不安はなくなるし行動は簡単になるし大胆になるし、自由旅行で気軽に決めて楽しめる

そんな話を周りの人にすると、ちょっとだけ「すごい!面白い!」と言ってもらえた。
英語のおかげで「初めて」がどんどん増えて、
ちょいちょい殻を破って、
少しずつ新しい世界を見たり
新しい自分を発見したりする。
それが本当に好き。

そんな中でも、一方では自分を見失うこともあった。
誰でもそうだと思うけど、完璧な人や人生なんてない。
みんな何かしらコンプレックスを持っているし、
日々悩みながら生きている。

私の場合は「自分と自分以外のバランスを取ること」が
とても難しかった。

「自分にはどんな価値がある?」
「自分は人からどう思われている?」
と自分にフォーカスもしたいけど
「我が子を幸せにしたい、そのためには自分の時間を犠牲にするべき」
「夫を支えたい。そのためには私は今は我慢だ」
「未来の幸せのために今はしんどくても仕方ない」
「これまで築いてきたものを壊したくない」
と、周囲の人や築いてきたものを必死に守ろうと自己犠牲に走ったり。
自分のことも大切にするとか、冷静に状況を見るとか、
このちょうど良いバランスが分からず、独りよがりになっていたかもしれないと思う。

こんなふうにいろんなもので自分をガチガチにしていた。
思考も行動も抑えこんで、とにかく「今」を守ろうとしていた。
特に結婚してからはとにかく守りに入った自分がいた。

しかしそれが私の知らないところから崩れ始めて、
結果、離婚することになった。
今まで必死に守ってたものは一体何だったのか。
これまで積み重ねたものなんて、実は何もなかったと気づかされた。

結局やっぱり私には何もない。
私には何の価値もない。。。とさえ思ってしまった。
でも、それでも、前を向こう!
とにかく前に進もう!って必死だった。

それからは
もっと何かを学ぼう!
仕事を変えよう!
思考を変えよう!
と、自分にもっと価値をつけようと必死だった気がする。
英語の勉強もやり直そうとオンラインのIELTSのスクールに入り
必死にスケジュールをこなしていた期間もあった。
仕事と勉強と課題と子どものこと。全部に全力を注いだ。

でも、頑張っていたけど、やはり限界もあり、
私の頑張るスイッチの電池が急に切れてきて、
何もできなくなった期間があった。

大好きだった英語も触れたくない。
英語のオンラインスクールも出席できなくなり、
洋画も観たくないし、洋楽も聴きたくない。
とにかくなにも手に付かない。行動力が湧かない。
そんな自分を責める気力もない。まさに抜け殻状態。

しかし幸いにも、私は根っこは適当な人間なので
鬱にまではならず、ただただ時間を無駄に過ごすだけで済んだ。
(ある意味ポジティブw)

本当に頑張ることにスイッチを入れるのをやめて、
自分の気持ちとか状態に寄り添うことにスイッチを入れてみた。
「べき」をとにかく手放そうとした。
それまではできるだけ見ないようにしていた邦画や日本のドラマを夜な夜な観たり、息子との時間をたくさんとった。幸い、子どもの前では元気な自分で居られた。だからその気力を使ってとにかく日々模索し続けていた。
その中で自分の心がほんの少しずつ修復されていくのを感じた。

本当にいろんな事を試して、やっと「やり直し」ができるようになってきた。殻を破る気力や、新しい世界を見てみたいという希望も湧いてきた。

英語の自信も喪失していたので、英語に関わる仕事はもう辞めようと思っていたが、英会話コーチになる講座も受け、もう一度英語を仕事にしようと思えるようにもなった。
そこで出会った仲間との時間も私をまた強くしてくれた。
「海外に住みたい」という夢を、無理矢理ではなくて、
本当に思いながら口に出すことができるようになってきた。
そして、「よし、息子と長期の旅行へ行こう!」という気持ちが
復活してきた。

さらに分厚い殻を破ったのは息子と行ったオランダ1か月半旅行

離婚をしてシングルとなり、いろんな不安を抱えて生活をしていた時、
このままじゃ私たぶんガチガチに固まった世界(自分が作り上げた限界)で、ネガティブ抱えて、自分の可能性も息子の可能性も潰してしまいそうだって感じていた。

何かしなきゃ!なんとかしなきゃ!
と悶々と、じたばたしていた時に、
「自分のこと一番好きな時っていつ?」
「自分が一番強くなれる場所ってどこ?」
と問いかけセルフコーチングをした。
もちろん人の手も借りて、コーチングしてもらったりもした。

そして色々と試行錯誤して出た答えは

とりあえずオランダへ行ってみるっていう事だった。

オランダには何の当てもツテもないのに。
(なぜオランダを選んだかはこちらの記事↓)

オランダで感じた
「自分が思っているほど自分の事なんか他の人は誰も気にしてない」
「個人主義で良い」
という空気が心地よくて、
見しらぬ土地に子ども連れて来れた自分の行動力も復活していて、
誇らしくて、
私はもうすでに大切なものを得ている!
私はこのままでいい!
というゆるやかな心も戻りつつあった。
自分と子どもの将来についても、地に足着けて考えられるようになっていた。

私が本当にやりたいことは何か、
私はどんな風に生きていきたいか、
どこに居たいのか。
そして子どもにとってよりベターな環境はどんな環境か。
すごく冷静に考えられるようになった。
自己犠牲で周囲を幸せにするのには限界があって、
自分をちゃんと満たすことで、本当の意味で子どものことも満たしてあげられるのだと思えるようになった。

オランダでは本当にたくさんの新しい出会いに恵まれて、
1人では及ばなかったところまで、行動も思考も動いた。

だから
本当は3ヶ月くらい滞在したいと思っていたが、
1ヶ月半で、「次の行動に出ないと」と思えたので、帰ってきた。

今はその次の準備をしているところ。
オランダで分厚めの殻を破ったけど、
今また次の殻が見えているので、これをぶち破るために動いている。
でも今は辛くはない。
むしろワクワクしている。

私はどちらかというと無言実行型なので、
今ある殻を破ったらまたnoteに書きたい。
書けるように頑張ります。

英会話・学習スタイルコーチ
Aki

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