幅広く、幅狭く。
先日、通りすがりの楽器店で目に留まり
専門的な知識のある
店員さんからの説明と試奏により
使い勝手の良さを実感し
購入したのがこれ↓
前からずっと楽譜作成用に
MIDIキーボード機能つきのものが
あったらいいなぁ〜とか
合唱のリモート練習用や
DTMとしても遊べる用に
ソフトシンセ欲しいなぁ〜とか
色々検討しつつも
MIDI用にしか使えないのではつまらないし
せっかくピアノ弾きなら短い鍵盤だと
物足りなく感じそうだし
かといって
音色や音量の変化などが
豊かに表現できるようになればなるほど
奥行があるものになってしまい
パソコンやインターフェース等と共に
置いて作業するスペースの確保が
難しく…
…といった理由から買い渋りはや半年
ようやくお財布の紐が
緩んだ商品がこの
ORIPIA 88。
その名の通り
折り畳める88鍵あるピアノです。
88鍵あるのに
ダイナミクスの機能を
付加しないことにより
MIDIの統一規格の128音色が使えて
鍵盤の奥行を取らない大きさが実現。
何が良いって
グランドピアノの
屋根の部分(※閉めた状態)は勿論
蓋を閉めたところにも
安定性に不安を感じることなく
置くことができるんですよ!
蓋の上にORIPIA 88
屋根の部分にPCなどを置くと
作業しやすいのでオススメ。
はじめのうちは
出入力の設定がいまひとつ分からず
専ら夜中の譜読みの味方でしか
なかったんですが
レイテンシー(伝達の遅延)を
調整する術を含め大体習得し
Finaleでのリアルタイム入力も
なんとかマスター。
業務上必要だった入力内容が
さして音数の多くないものだった為
通常のキーボードと比べて
どちらが早いかは…微妙なところ。
***
…余談ですが。
かつてキーパンチャーの
アルバイトをしていたことがありまして。
種類の違うキーボードとはいえ、
ピアノをあまり触れていない時期は
不思議とタイピング精度も
連動して落ちたりして
バイトをしながら凹んだのは
懐かしい思い出です。
***
ミスタッチといえば。
ORIPIA 88を弾く際
奥行がないぶん
通常のピアノの鍵盤の長さのつもりで
鍵盤の奥の方を弾こうとしたり
指を潜らせる運指を繰り返そうとすると
けっこうな確率で
ひっかけてしまったんですよね。
最初はただただ愕然としていたんですが
よく考えたらチェンバロの鍵盤って
これ位の奥行だったよなぁと気づき。
チェンバロの奥行の短さにより
親指を潜らせない運指を用いるという
慣習(?)を知り
なるほどなるほど
これは通奏低音の訓練になりそうだなと
思わぬ副産物の収穫でした。
MIDIキーボードの
一番メジャーな用途といえばやはり
DTM…ということで早速
Bandlabを使って初挑戦。
難易度的にメロディのみ挑戦…
という生徒さん向けの
伴奏音源&フル音源を制作。
ら、楽…!!
そりゃ皆サクッと作曲始めるはずだわ。
YAMAHA×Steinbergの
今一番メジャーな
インターフェースも買ったので
ゆくゆくはCubaseとか買いたいし
先日とある方からのすすめでうっかり
Maxという音楽プログラミングソフトを
サブスク購入してしまったので
これらを使いこなせた暁には
モジュラーとか買っちゃいそうとか
思ったり思わなかったり。
元々ダンスミュージックも好きだし
遊びとの垣根が良い意味で無くなりそうで
ワクワクします。
タモリさん以外の
昔聴いてたCDもこの流れで
取り上げてみるかも。
【*】10年程前に作曲の授業の一環でMaxの基本的な操作は一通り学んだっきりで久々に触ったんですが、今年の始めに何を血迷ったかPythonの基礎をこの動画を観ながら勉強していたおかげで、指令を出すためのコードの意味もすんなり理解できました。Pythonを使いこなすには時間が足りないし、あまり自分の活動には直結しないか…と、次に昔遊びでホームページを作成していた時になんとなく覚えたHTMLをCSSと共におさらいしたりもしましたが、結局それよりも発信する媒体が必要だからWordPressか…?などと模索した結果、形に拘ってる暇があるならとにかく発信しようと始めたのがnoteだったりもします。しかし何が役に立つかなんて、わからないものですね。
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