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振り出しに戻る

昨日投稿した通り、まるで学生オケに乗る初心者新入生のように、実力に見合わない大曲を多く弾いてきた。その過程で、videoに演奏を録るのだが、それを見る度に弓の持ち方がおかしい、間違っている、と感じてきた。ところが、師匠に話しても、「右手はね、自然に良くなるから、大丈夫だよ」と仰って取り合ってくださらない。

なんでも直ぐに実行に移さないと気が済まないあたくしは、オンラインでお世話になっている先生に直接お目にかかる機会があった際、この疑問をぶつけてみた。すると、ご親切にも、その先生のお師匠さんをご紹介くださった。

その方は、西日本の大きな街に住んでおられた。あたくしの住んでいるところからは片道4時間半ほど。まあ、行けないことはない、ということで、今日初めてのレッスンをしていただいた。

言葉を選びながら、「大分難しい曲をされていますね。でも、右手がこのままでは大変そうですね。基礎ができれば、どんな曲も楽に弾けるようになりますよ。左手も、ちょっと修正が必要そうですね。。。」と、完全なダメ出しである。

しかし、ダメと分かったら、基礎工事からやり直すのだ。基礎工事ができていない土地に立派な建物は立たない。ちょっと修繕しても美しい建物は建たない。

ということで、振り出しに戻る。チェロ5年生にして、はじめの一歩から。まあ、あと最低26年はチェロを弾く、と決めたので、急がば回れ。やっぱりうさぎさんすぎたかも。かめさんで良いのにね。なぜ学べないのかしらん。


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