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スランプ

この富士山は先日新幹線に乗った時の写真。前の座席の方が写メっていたので、慌ててiPhoneを構え何気なく撮ったのだけれど、意外と綺麗に撮れていた。
しかし今日の主題はこんな澄み渡った富士山とは逆の、モヤモヤスランプについて。

チェロ生活5年目に入る9月に、振り出しに戻る、という記事を書いたのだけれど、相変わらずな状況が続いていて、オンラインの先生、元々の師匠と次々結局今習っている先生全員からダメ出しが出る始末。新しい先生からはチェロ教本の最初から、音階からやり直し、オンラインの先生からはメトロノーム使うこと、拍を取ること、元々の師匠からは、2オクターブの音階、しかも上昇ではなく下降音階のみ、という指令が飛んだ。上昇音階は下の音に倍音、すなわち次に来る音の成分が含まれているから練習にならない、というのだ。

音程と、もう一つ気になっているのは右手。どう見ても腕だけで弾いている。でも、手首が動くのは、原因ではなく結果(腕と指を繋ぐから動く)と言われて、なんだか判らないでいる。また、師匠は右手は自然とできるようになるから教えない、と…どうしたら良いの?

昨日、スティーブン・イッサーリスさまの演奏会があったので、イッサーリスさまに尋ねてみる。あなたの美しい右手は、どうしたら習得できるの、と伺うと、すかさず「practice!」と回答。いや、そうなんですけれどね、何かコツがあるでしょう、というと「not pressure but weight」と。ここで時間切れ(というか、ほぼ話をする時間を設けてもらえなかった)。

でもpressureって単位面積あたりのweightじゃないのかしらん?どう違うの?とまた頭に???が浮かぶけれど、すなわち力をかけるんじゃなくて、自らの腕の重みで、というくらいの意味なのかしらん?では、体格の小さい我ら日本人女性は乗せられるweightが少ししかないということなのかしらん。まあ、楽器も7/8だから良いか、あたくしの場合。

しばらく2オクターブの下降音階と仲良くしよう。楽器が教えてくれる、と師匠がおっしゃるから、もっと楽器の音を聴いて。先へ進みたい気持ちを抑えて。

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