見出し画像

5年目を迎えるチェロ歴と新しい楽器

初めまして。Bel Elanと申します。Bel Elanは所有する楽器の愛称でもあります。最初の楽器を購入した際、お世話になった方に日本語名「美翔」をつけていただきました。これに基づいたフランス語名「Bel Elan」は、Vnを弾いていた時に参加させていただいていたオケの先生につけていただきました。

4年半前、コロナで緊急事態宣言が出されると聞き、実家へ戻った1年と少し後、その当時住んでいたマンションを引き払いました。この頃まで、大学の4年生頃から断続的に4-5年弾いていたVnでオケに参加していました。実家で楽器が自由に弾ける環境となったにもかかわらず、全くVnを弾かない自分に疑問を感じ、自問自答したところ、元々チェロを弾きたかったことに思い至りました。

Vnを習い始めた時の先生のご子息が、実家近くでチェロを教えておられたのでチェロを借りたいとご連絡したところ、無料で貸してくださるという話になり、それでは申し訳ないから幾ばくかでもお支払いさせて欲しいとお願いしたところ、それならばレッスンを、ということでチェロを学び始めたのが2020年の9月6日。

あれから4年、チェロ5年目を目前に控えた2024年8月、縁あって2代目の楽器(Bel Elan II)に出会いました。サイズも7/8と我が老体には丁度良さそうです。楽器は人間より遥かに長く生きることができます。Patek Philippeの広告に "Jamais vous ne posséderez complètement une Patek Philippe. Vous en serez juste le gardien, pour les générations futures." とあるように、この楽器も所有するのではなく、一時的に預からせていただくものと考えています。

半世紀以上生きた後に始めたチェロ。残された時間がどれほどなのかはわかりませんが、次の世代に受け継ぐべき楽器と、どんな旅をすることができるか。願わくば、Bel Elan IIが次の百年期を迎えるまで共に在り、その音色を楽しみ続けられるよう、ここではBel Elan IIとの旅路と、音楽関係の推し活について記録して行きたいと思います。

(写真は2023年3月にウィーンで1週間ほどお借りした楽器@ホテルのお部屋)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?