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もうLate(レイト)は使わない

レイト、とは言わずと知れた、楽器を大人に(あるいはある程度の年齢になって)始めた人の総称。これがポジティブに使われることはあまりないのだろうけれど、使っている自分は、多分、言い訳的に使っている。

あたくしレイトなんで、弾けなくてすみません(レイトだから仕方がないですよね)的に。しかし、もう楽器を初めて4年が経った(5年生)。子供だったら才能ある子は相当弾ける時期だし、大学生だったら学部は卒業していることになるから、すでに演奏会の中心になってコンマスやセクションのトップだってこなし終わっている(おそらく3年生が中心になるのだろう)時期だ。

いつ始めたか、どんな紆余曲折を経てここにいるか、そんなことは関係ない。今、どれだけのパフォーマンスを示すことができるか、ただそれだけ。そのように楽器とは向き合いたい。言い訳しても良いことはないから。

青木十良先生だって、チェロを始められたのは15歳の時。(比べるのは烏滸がましいし、そんな気はないけれど、)あのように素晴らしい業績を残されておられる。他にも社会人になってチェロを始めて指導者になられた方もおられる。とにかく、可能性を信じ、チェロに時間を使えることを感謝しながら、今日も楽しくチェロを弾こう。

もう、レイトなんて言葉は使わない(って宣言しないと、使いそう)。まあ、周囲から、「あの人レイトで音程もテンポもないのよ」と言われるのはやむを得ない、いずれも真実だから。

(写真はこちらも最近始めた、自由なお花)


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