【SDVX】MLP運営総評【PUC紅白戦】
はじめに
みなさんこんにちは。BECO*27です。
今回はPUCの紅白戦にてサブ企画として『MEGAMIX BATTLE League in PUC』を開催させていただきました。
運営視点の各試合のポイントや総評を書ければと思います。
企画の持ち込みを快諾していただいた代表や運営の方々には感謝です。
開催の経緯
BPL以降メガミックスバトルの仕様が改善されて気軽に遊びやすくなりましたが、あまりボルテを遊べていない人やルール、操作が難しく総プレイ人口が少ないのが現状です。
戦略性やDJのように絶え間なく曲が繋がっていく面白さが折角あるので、少しでも布教出来ればPUC内で気軽に遊べる楽しいコンテンツになると思い、企画に至りました。
概要
様々なレベル帯に参加して欲しかったのでVF帯別に課題曲プールは用意しました。
VF20.000以上はLv.18
VF19.000以上はLv.17
それ以外はLv.16以下
に決めました。
企画当時はメガミックスのアプデが来ておらずBPL楽曲等の追加はなかったので旧楽曲からプールを作成しています。(BPLから時間経ってるんだから早くアプデして欲しかった)
メガミックスバトル初心者ももちろん居たので、ルールやプレー方法等は一通りスプレッドシートにまとめました。
個人的にはわかりやすく文章を書いたつもりでしたが、画像(動画)を用意しておくべきだったかなぁと少し反省してます。
1つのスプシで全て確認出来る方がわかりやすいと思ったので概要、タイムテーブル、対戦カード、課題曲全てまとめました。(現在公開中のスプシは対戦カードやタイムテーブル等非表示にしてあります。)
下のスプシがMLPで使用していたスプシです。
課題曲選定基準
ネットに旧収録曲のスプシが転がっていたのでそこから全曲把握して数十曲に絞りました。
全部門通して共通した課題曲選定基準を設けていました。
①BPLで選曲されていないものを多く入れる
これはBPL視聴の有無で情報の大きな差を減らしたいのと、「この曲はこのフレーズが流れてくるのか」 と自分自身で発見する楽しみを味わって欲しかったからです。
②対策必須曲を適度に省く
メガミックスではレーンスピードが変化しないためソフラン曲は見た目がソフランしないので個別に対策しておくことが必要です。また通常プレーでも対策が必須な曲(縦連曲など)は紅白戦サブイベントであるため最低限の数にしました。
③特定の人だけが露骨に得意な曲は省く
特にインペリアル部門で起こるものですが、特定の人だけがPUCしていたりするものは、何も考えずにその曲を投げれば良くなってしまうのでなるべく課題曲プールに入れないようにしました。
④面白いフレーズが流れる曲を入れる
曲毎にフレーズの長さやギミックが存在するのでそのようなメガミックス特有の面白さが感じられる曲は入れるようにしていました。
⑤BPM帯に幅を持たせる
レーンスピードが変わらないという特徴があるため、BPMが遅い曲から速い曲へ(逆も然り)曲が繋がるという展開が考えられ、その時に判定を掴むのが難しくなります。
それを活かした戦略を考えられるようにBPM帯に幅を持たせて選曲しました。
だいたいこの5つのポイントを意識して曲選定をしました。
VF19未満部門はボルテ初心者が多いため、pcb解禁の曲や有名な曲、難しすぎない曲を多く入れることを意識しました。その結果大人気楽曲が発生するなんて露知らず
ここからは各試合ごとの選曲と見どころについて見ていきます。9試合すべて解説します。
AtEr!? VS だいこん
こちらは最近ボルテを始めてくれて参加してくれた2人の対決です。最初VF差があったのでかなり当てるか悩んだのですが、折角だし当てることに。
Aterくんの対戦相手が居なかったのでだいこんくんに直々に声をかけさせていただきました。
参加してくれてありがとう🙏
早速Thank you for your playing musicが被りました。
Aterくんは全体的に知らないと厳しい配置や本番1発心臓勝負に持っていく選曲だなという印象です。
だいこんくんは自分の出来る曲でまっすぐ勝ちに行く選曲だなという印象です。
結果は15-11でだいこんくんの勝利でした。
かなり接戦で見応えがありました。
Aterくんもだいこんくんも相手がEG発動した曲を阻止してるし、自選曲でLv.3撃ってちゃんと勝ちきってるので結局激アツな試合展開でした。
Lv.16の曲でSクリ勝負をこのVF帯にやらせるのはどうなんだろうとは思ってましたが、しっかりとスコア出してて良かったです。
今後の成長に期待大です!
砂利 VS やまこ
紅白戦でも死闘を繰り広げた2人にMLPでも戦っていただきます。
2人ともメキメキ成長しているので試合がどうなるのか楽しみです。
この試合ではタイムトラベルが被りました。
いい曲なので仕方ない。
砂利くんの選曲は好きな曲でスコア出せてる曲で固めてきた印象です。crêpe suzette俺も好き。握手🤝
やまこくんも好きな曲でスコア出せてる曲で固めてきてるけど、Renegadeとか上海紅茶館とかBLAZING_LAZERとか知らないとミスりやすい譜面を投げてる印象です。
というか、タイムトラベルEXHってGRVと比べて音取られて無さすぎて光らせるの難しいんですよね。降ってくるフレーズは直角レーザー地帯なので事故ったらおしまいです。
砂利くんが他選のThank you(以下略)と自選のcrêpe suzetteを区間PUCしてて凄いなと。
他選のBLAZING_LAZERで敢えてEG撃ってちゃんと勝ってるのも凄い。たくさん驚かされました。
やまこくんも負けておらず、他選のオニユリで相手のEG封じたり、最終ターンもEGで勝ちきったりとオニユリに強いというイメージがつきました。EG撃った曲も決して低いスコアではなく今後の成長に期待が持てる内容だったと思います。
ヤス VS ゆーかり
エルドラ以下部門ラストのマッチです。
2人とも他機種の地力があり、得意傾向が真逆なので自選曲の刺し合いになる予感がするマッチアップです。
こちらは前日程開催のため他の組と比べ対策期間が少し短いです。
またまたThank you(以下略)が被りました。みんな大好きすぎるだろ。
ヤスさんの選曲は純粋な鍵盤力とリズムキープ力で攻めてきた印象です。archive:zip結構難しいんですよね。
ゆーかりさんの選曲は片手トリルと高速鍵盤寄りの譜面で固めてきた印象です。
2人ともkamome sano好きやね、俺も好き。
ヤスさんがEGの存在を完全に忘れてたみたいで11ターン目まで9-7のいい試合をしてました。(初紅白戦だからね仕方ない)
最終ターンのReb∞tは強制EG発動なのでこの曲で勝負が決まる激アツ展開でした。
ヤスさん自選のarchive:zipしっかりと区間PUC取ってて凄かったです。他選曲を刺し返すシーンも多く見受けられて、今後の紅白戦での活躍が楽しみです。
ゆーかりさんは自選取られてしまうこともありながらも、ウバワレで発動したEGをしっかり取っててさすがだなと。他選でも同点や刺し返しもあって戦いへの慣れが見られて良かったです。
試合後別でメガミックスを2人でやったそうで、いい試合だったと聞きました。
よろづ VS TAKAHASH
ここからはクリムゾン部門です。
最近メキメキと成長を遂げている2人の対決です。つまみ力のよろづくんと鍵盤力のTAKAHASHくんのそれぞれの武器のぶつかり合いが見られそうで楽しみです。
よろづくんの選曲はナーガやウロボロスのつまみ曲に加えて、演出が面白いTWO-TORIALを入れていて対策してるのが見受けられていいですね。
TAKAHASHくんの選曲は色んなBPMの鍵盤曲で攻めつつ、Verse Ⅳの高速Fx片手トリルで仕掛けに来ていて面白いと思います。
2人とも私が意図を持って選んだ曲を使ってて嬉しいです。
結果は20-3でよろづの圧勝となりました。
よろづくんは抜群の精度力と安定感で他選をバンバン取っていてさすがでした。
中でもTWO-TORIAL区間PUCは突出して上手いと思います。ラストよTHE凸Sクリ勝負で985もありえないくらい上手いです。
TAKAHASHも負けてはしまいましたが、他選の獅子奮迅Sクリ勝負同点や、ナーガの刺し返しなど良いポイントもたくさんあり、何戦かした場合に圧勝できる試合運びや選曲をしていたと思います。(これはもう相手が異常に上手かったです。)
2人ともかなりSクリ、通常スコアの実力がついてきていて今後が楽しみです。
フィディア VS TAKAHASH
こちらは当日に参加出来なくなってしまったアマゾンくんの代打でTAKAHASHくんが出てくれることになりました。
紅白戦本戦でも戦っているためいい勝負が見られそうです。
フィディアくんの選曲から。
Far Awayはイントロで引くと凶悪なつまみが降ってくるのが特徴で、本フレーズは片手トリルが降ってくるためいい選曲だと思います。
濁色は知らないと回せないつまみがあり、HE4VENは判定がかなり後ろにあるため、光らせにくい曲です。
一方TAKAHASHくんの選曲は、ガチ鍵盤曲のDouble Universeやサクミラに加え、ハネリズムやつまみ曲も織り交ぜており、ラインナップが豊富です。
memoriaはSクリで光らせるのが難しい忙しい曲なのでこれも見応えがあります。
最終曲で同点になるかもしれないという熱い試合でした。特に9TH5INのSクリ勝負はほんとに僅差で見ているこちらが緊張する試合でした。
フィディアくんは自選曲のHE4VENでLv.3を発動し大差で勝利していたり、他選のコメットスケイターやmemoriaで刺し返していたりと上手いポイントがたくさんありました。
TAKAHASHくんは他選のFar AwayでEG発動するチョイスをして見事に勝ちきっていて、自選他選ともに安定感がありました。
中でもアウトロの僕らの時間ではFx片手トリルが2回降ってくる中で、前半は負けていましたが後半で捲る心臓に驚きました。
どの曲も最後までシーソーゲームが続いていて見応えがあってとても楽しめる試合だったと思います。
とりさし VS シゲ
開催当初は2人ともインぺいける力を兼ね備えているクリムゾン終盤のプレイヤーです。
(うち1人は紅白戦後にインぺへと旅立ちました。)
あくまでもLv.17のみなので実力伯仲の戦いが見られそうなのと、同レベル帯のプレイヤーにどのような選曲をするのか楽しみです。
それぞれの色が出た選曲だなと思います。
とりさしくんは高スコアを持っているQuietusやBackflowを入れていて、本番事故らなかった方が勝つでおなじみVerseⅣを入れてきています。
個人的には片手トリル苦手そうなのに、片手トリル地帯が降ってくるFar Awayを入れているのが印象的でした。
シゲくんは片手処理、つまみで固めてきた印象。
Lv.18はもちろん上手いのですが、全体的にLv.17の難しめの曲の高いスコアを出せるイメージがあるので、Iridescent Cloudsやエクレア、Cy-birdの地力総合譜面の選曲は高評価です。Iridescentをやってるクリムゾンはどれくらい居るのか気になる
11-16でシゲくんの勝ちでしたが、最終ターンまで勝敗がわからない展開でした。
勝ち曲数で言えばとりさしくんの方が多く、
自選曲のBackflowとHE4VENは区間PUCをしています。
EGを撃つ曲など戦略次第では十分勝ちがある内容だったと思います。
その中でシゲくんは相手のEGを2回封じており、自分のEGは3回とも通しています。
EG撃つ曲と撃った時の安定感が抜群でした。
Cy-Bird(ジャケットえっちだよね)で区間PUCは相当上手いと思います。結構難しいフレーズが降ってくるので凄いと思います。
VF差は少しありましたが、それでも下剋上出来るのがメガミックスバトルの醍醐味なので、その良さが出た試合だったと思いました。
よ〜さん VS Stasis
変な譜面が得意な人と総合力高い人の対決です。
もちろん変な譜面が得意な人はよ〜さんのことです。個人差譜面以外投げてるの見たことない
ちょっとVF差が生まれてしまいStasisくん厳しいかな〜と思いましたが、最近弐寺やってるしSクリ上手くなってきてるなーと思ったので思い切って当ててみました。
よ〜さんの選曲は本フレーズが難しいだけでなく、イントロ、アウトロで引いた際に難所が降ってくる曲が多い印象です。
月光乱舞はGRVのイメージ強すぎてそもそもの曲が思い出せないというプチ難所もあります。
一方Stasisくんの選曲はどの曲も考えられうる難所ばかりが降ってくる上に事故ったら終わりの配置がほとんどです。
THE HEAVENは鍵盤難所降ってくるしオニユリは縦連だし差をつけるにはもってこいの良い選曲です。
15-13の大接戦!
11ターン目のTHE HEAVENを防衛したところが勝負の分かれ目でしたね。刺さってたらStasisくんが勝ってたと思うといい試合でした。
よ〜さんは、自選をしっかり取っていた上にEGをきちんと決めていたのが印象的でした。
Believe in Yourself Sクリで、998は上手すぎる。
Stasisくんも自選のオニユリSクリ勝負をギリギリながらも制しており、ラストターンのIを取りきったのも意地が見えて素晴らしかったと思います。というか、フリューゲル区間Pは上手すぎる。ニアくらい出てもおかしくない曲だけど……
互いに尖った自選のぶつけ合いとなると思っていましたが、他選を喰ったり喰われたりする熱い戦いでした。
つん VS Crumer
インぺⅡ手前の2人の対決です。
お互いに18くらいだと隙のない範疇になるのでどんな曲を投げるのか楽しみです。
つんさんの自選曲は局所難のつまみと片手処理系に寄ってますね。あと比較的にBPMが速めです。
MAYHEMはギザギザつまみが降ってくるところがエラー出しやすく、難所となります。
Innocentは実はつまみ部分はそこまで多くなく、片手鍵盤にかなり重きが置かれています。
サヨプラはアウトロで引きたくない曲No.1です。
Crumerさんの選曲は、Believe Inや、SAtAN、オニユリとかなり事故要素の強い選曲となってます。
特にSAtANはオニユリほど選曲率が高くないが知らないと絶対無理な配置が降ってくるので相手の穴を突いた選曲となってますね。
Lazuriteが被ることあるんだとびっくりした試合です。
7-21とCrumerさんが圧勝でした。
これはCrumerさんが選曲から本番まで、上手くハマった試合だったなと思います。
Crumerさんの作戦通りSAtANのSクリ勝負で圧倒的な差をつけてポイントを取りました。
特に他選のInnocentでEG(しかもLv.3)を撃った時はビックリしました。しっかりポイントももぎ取っていて凄かったです。
つんさんも他選のオニユリEGを跳ね返していたり、自選のKhionosEGも勝っており、決して悪い内容ではありませんでした。
MAYHEMは相手が上手すぎなだけです。
どんな曲を投げるのかかなり楽しみにしていて、Lazurite被った時は1人でニヤニヤしながら画像作ってました。
もう1戦したら勝ち負け入れ替わるくらいには点数には現れない拮抗した試合だったと思います。
ひがん(男神) VS 謎男
2代目代表vs5代目代表のガチバトルです。
2人とも通常スコアだけでなく、Sクリもかなり実力がありハイレベルな拮抗した試合が見られそうだと思い組みました。
ひがんさんの自選曲ですが、オニユリ、月光乱舞、ジュピターは刺さりそうな印象ですが、グランギやFIN4LEは相手に刺さるのか?と最初思ってました。
謎男の自選曲はDemiseやアルトラ、Nextaは謎男っぽいなって言う選曲ですが、Iとマクバは刺さるのか?と思いました。
両者とも、意外な選曲が見られて本番が楽しみなものとなりました。
16-14でひがんさんの勝利!
10~12ターン目が激アツでした。
月光乱舞、グランギ、オニユリの両者PUCはさすがに安定してて凄い戦いでした。
ひがんさんのI、月光乱舞のSクリのスコアどっちも990超えてるのは高すぎです。自選曲の安定感が垣間見えました。
謎男の自選曲のマクバがしっかり刺さっていたのとDemiseの区間PUCはこちらも安定感がしっかりと見られて素晴らしかったと思います。
そして、10,11ターン目に両者のLv.3EGの刺し返し合いはハラハラするような展開で、勝負の分かれ目になる可能性が大いにあったターンでした。
最終ターンのIを取った方の勝ちという展開までもつれ、最後の最後の高速階段(下の画像)をひがんさんがバチバチにSクリで光らせて勝敗が決まりました。
総評
VF差やプレイ曲数等の差があるマッチングが何個かありましたが、各試合を見てみると1曲も取れない試合は無く、多くの試合で他選の刺し返しが起こっています。
今回のMLPを通じてS-CRITICALで光らせることの難しさ、MEGAMIX BATTLEの疾走感、臨場感を体験してもらい、
MEGAMIX BATTLE楽しい、またやりたい!
と思っていただければ主催冥利に尽きます。
MEGAMIX BATTLEは部屋番号さえ合わせれば同じゲームセンターに居なくても遊べるので𝕏とかで募集して気軽に遊んで欲しいです。
今回のMLP開催場所である稲毛レジャーランドの閉店に伴い、前倒しで紅白戦が開催された都合上、練習時間が取れなかったり忙しい中で開催の方向で進めてくれた代表や参加者の皆さんには大感謝です。