見出し画像

プロ経験ゼロからの副業挑戦|製造業20年の僕がSNSコンサル/Web制作で信頼を得た方法

副業で「未経験」は本当にハンデなのか?

製造業で20年、管理職という安定した立場にいた僕が副業を始めたのは、まったく新しいフィールドでの挑戦でした。SNSマーケティングやWeb制作において「プロ」と呼べる経験はありませんでしたが、それがむしろ自分らしい提案を生む原動力になりました。めっちゃ不安でしたけど^^;

むしろ、自分が趣味や興味を持っていた分野だったため、未経験ながらも手応えを感じながら取り組むことができたのです。今回は、そんな僕が副業で案件を獲得し、実績を積み重ねていく過程で得た「3つの秘訣」をお話しします。


副業を始めた理由はこちら↓

未経験スタートでも案件を取れる3つの秘訣

1. プロボノ提案で実績を作る

副業を始めたばかりの頃、僕が最初に取り組んだのは「プロボノ」でした。簡単に言えば、無償での仕事を提案し、プロとしての実績を作るという方法です。

たとえば、製造業のクライアントに対し、次のように提案しました。

「同じ製造業で働いてきた経験から、貴社の苦労がよく分かります。御社のホームページを無償で制作させていただき、その成果を実績として紹介させていただけませんか?」

同業であることを示し、共感する姿勢は非常に大切です。「今いる業界を活かす」これもプロボノ提案時に相手企業様がグッと来るポイントです。

結果、HP制作では2社から依頼を受けることができました。制作したWebサイトは、新規受注や採用につながるなど高評価をいただき、その後の保守契約にもつながりました。

ポイント
プロボノは、無償であっても真剣に取り組む姿勢を示し、クライアントの信頼を得る絶好の機会です。ただし、無償であることの負担を感じる場合は、少額でも報酬を交渉してみるのも手です。

2. クライアントの真のニーズに応える

案件を受ける際、クライアントの表面的なニーズに応えるだけではなく、「その先」を考えることが重要だと考えています。

事例:SNS運用から内製化支援への発展

ある注文住宅工務店の「SNS運用を外注したい」という案件に応募をしました。例によってプロボノで応募したため無事面談に進み、詳細にヒアリングを進めると、自社でマーケティングをコントロールしたいという意図が見えてきました。

そこで、SNS運用の代行ではなく、「ウハウを提供し、自社で運用できる力を育む伴走支援」を提案。この提案が契約につながり、クライアントと長期的な信頼関係を築くことができました。

こちらの企業様とは、パートナーとして認めていただき、今は月額契約に移行いただきました。

ポイント
クライアントが気づいていない潜在的なニーズを掴むには、背景や課題に丁寧に向き合う姿勢が大切です。


3. 関連サービスを組み合わせて提案する

特定のサービスだけでクライアントの課題を解決するのは難しいことがあります。だからこそ、関連サービスを組み合わせて提案することが効果的です。

事例:SNS×LP制作のマーケティングフロー

ある地方企業では、SNSだけで集客を完結させようとしていました。そこで、SNSをきっかけに興味を持ったターゲットをLPで教育し、購買意欲を高める仕組みを提案しました。

結果、コンバージョン率が向上し、安定的に成果を上げるマーケティングフローを構築。現地訪問を提案して不安を解消し、信頼を深めることも契約の決め手になりました。

ポイント
企業様の抱える問題を全体的に解決する提案をすることで、他の競合よりも選ばれる可能性が高まります。

副業案件を獲得するための具体的なノウハウは以下の有料記事にまとめました↓

会社員のうちに小さく始めることの重要性

副業を本格化する前、会社員としての安定した収入を活かしながら、小さな挑戦を積み重ねていました。この「小さく始める」というスタンスが、僕にとっての実績作りや自己成長の基盤となりました。

プロボノ提案が生むもの:お金ではなく実績、経験、挑戦の習慣

製造業での仕事を続けながら、「無償で構いませんので、Webサイトを作らせていただきたい」と地方企業の案件に提案しました。もちろん、報酬はありませんでしたが、その代わりに得られたのは、以下のような貴重なものです:

  • 実際に案件をこなしたという実績

  • 企業とやりとりしながら学んだ実体験

  • 挑戦することを当たり前にする習慣

また、プロボノを通じて「本当に自分に向いている仕事なのか」を試すことができました。実際に取り組む中で、自分の得意な領域や苦手な部分が明確になり、次のチャレンジに活かすことができたのです。

「プロとして」依頼を受ける責任感

プロボノだからといって、スキル不足を言い訳にすることは許されません。相手は「プロとして」依頼してくるわけですから、クオリティが期待に達していないと、信頼を損なうことになります。
そのため、僕は案件を受ける際、その分野について圧倒的に学びながら、それをすぐに実践で活かす姿勢を徹底しました。この学びと実践のサイクルを繰り返すことで、信頼と実績を同時に積み上げることができたのです。

プロボノは「小さな失敗から学ぶ」挑戦の場

プロボノでは、報酬を目的としない分、小さな失敗を重ね、それを自分の力でカバーしていくことで学びを得られるのが大きなメリットです。もちろん、案件全体が失敗に終わることは避けなければなりません。クライアントにとっては、お金を払おうが払うまいが、時間や労力というコストがかかっています。だからこそ、全力で相手の課題解決に取り組む姿勢が不可欠です。

たとえば、初めてのプロボノ案件で、僕は以下のような「小さな失敗」を経験しました:

  • クライアントとのコミュニケーション不足で、依頼の意図を汲み取るのに時間がかかった。

  • 提案したスケジュールが現実的ではなく、結果的に納期を調整することになった。

しかし、こうした失敗に直面したとき、僕は逃げるのではなく、課題解決に向けて行動し、相手に信頼されるための努力を重ねました

小さな失敗を成功への糧に変える

たとえば、クライアントとの認識のズレが生じた際には、進行中のプロセスを文書化して見える化し、定期的に進捗報告を行うようにしました。この工夫により、次の案件ではスムーズなコミュニケーションが実現し、納期遅れを未然に防ぐことができました。

失敗そのものは避けたいですが、小さなつまずきの中にこそ、大きな学びがあります。そして、それを活かして改善を続けることで、プロボノが単なる「無償の仕事」から「自己成長の場」に変わります。

終わりに:未経験は武器になる

未経験であることは、むしろ強みになると実感しています。経験がないからこそ、型にとらわれず、クライアントの課題に新しい角度から取り組むことができるのです。

僕自身、プロ経験ゼロからスタートしましたが、挑戦する中で、自分に足りないものを学びながら成長してきました。大切なのは、「できること」から一歩を踏み出し、目の前の課題に全力で向き合うことです。

「未経験だから無理だ」と思わずに、まずは小さく始めてみてください。そして、クライアントが本当に必要としていることを見極め、それに応える提案を積み重ねていきましょう。その先には、きっと自分でも驚くような未来が待っています。

いいなと思ったら応援しよう!