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パイの実

書道家の米早食です。
1979年9月からロッテより発売されたこのパイの実、64層に重ねられたパイ生地の中にチョコレートが入っていますがサクサクとした食感の後にチョコレートの濃厚な甘味が弾けパイと混ざり合いパイの風味が鼻腔を抜けたと思うといつのまにか口の中から消えている…その味は濃厚でありながら軽く…秒で一箱なくなってしまいます。

甘味大好き米早食ですが…実はチョコレートが苦手で、ねっとりとした甘味がウリなのでしょうが喉越しの悪さと重さが少し弱点なのではないかと思っているのです…パイの実のように上手くチョコレートの重さを消してくれるものは大好きなのですがチョコレート単体で食べる場合はよく冷やすか冷たい牛乳と一緒に食べることで口の中でパリパリとチョコレートの食感を味わって食べるようにしております。

パイの実はニューギニアとマルク諸島、フィリピン原産のパンノキと呼ばれる焼くとパンの味がする実をつけるというパンノキから名前が由来しており、パッケージデザイナーは少年時代に聞いたパンノミに「パンが次々と実る夢のような木」に感じられたとのこと…そこからパイが次々となっていく木があったら面白いだろうなということで名付けられたといわれております。
パイの実のパッケージを見ると森の中にパイの実が散りばめられメルヘンな雰囲気を感じます。

私は書を書きながらお菓子とお茶を飲みながら休憩をとりますので暑い季節にパイの実を食べるとチョコが指についてしまう時がありますが、気付かずに半紙を触ってしまった時、たまにそのチョコのシミが良い塩梅のアクセントになる時があります…
パイの実の子種が半紙について芸術の花を咲かせる…半紙からパイの木が生えることはありませんが、私にとってパイの実は精神的にも物理的にもゲイの実なのです…

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