自分を理解するということは、自分を理解しないこと - 杉野遥亮の今夜もオフトーク#91
私は杉野遥亮さんの顔が日本人の男性で一番好きなのですが、それ以上に好きなものがあります。
杉野さんのラジオです。
中身があるようで適当なようで、でもやっぱり核心をつく言葉を話す人だな、と感じます。
休日、いつもより早めに横になって、ながら聴きするでもなくただぼーっと杉野さんのお喋りに耳を傾ける時間、かなりQOLが上げられるのでおすすめです。
そんな杉野さんがまた良いこと言っていたので、メモ代わりに。
杉野遥亮の今夜もオフトーク#91にて届いたリスナーメール。
「今の仕事が向いてないと感じるけれど、自分の好きなことを仕事にできていることはいいことだ、という以前の杉野さんの言葉に支えられている」といった内容でした。
杉野さん自身も、熱中できている時はいいけどふとした時に「何のためにやるのかねこれ」と思うことがあるそうで(親近感がすごい)。
悩むことがあってもそれが今現在の自分であり、そうやって悩んだ末に物事が精査されて自分のしたいこと、出来ることの純度が上がっていく。
偉人の名言一つとってもその時々で感じ方は全く違うし、大事なのはその瞬間自分がどう感じどう受け取るかではないだろうか。
こんなようなことをおっしゃってました。
これだけだと割とよく聞く話なのですが、ぐっと来たのはその次です。
以下引用します。
大人になるということは、自分について分かっている部分を増やしていくことだと思っていました。
小難しく言えば、それが自我の確立につながると。
だから私は普段迷った時は今までの成功体験に依って消去法を使うことが多いです。
こうした自己理解は、何かを選ぶときに楽できるし確かにある程度必要なスキルと言えるでしょう。
ただそれでは自分という像が凝り固まり「人生どんどんつまんなくなって」いく理由となってしまう。
だから「自分を分かっちゃいけない」んだ。
自分を理解するために自分を分かりすぎてはいけない、と表現している人には初めて出会ったので、思わず何度も再生してしまいました。
何気ない言葉ですが、柔らかく、軽やかに生きるヒントをもらえたようでした。
ちなみにこの放送の中でこんな言葉もありました。
(杉野さんの、自身のコメントに対する自画自賛が好きだというリスナーメールに対し)
"照れもありますよ、なんか良いこと言っちゃったなっていうさ、良いこと言って嬉しいなあっていう気持ちもあるんだと思いますよ。"
良いこと言ってる自覚あんのかい。
そんで嬉しくなってんのかい。
杉野さんのこういうマインドがとても好きなのです。
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