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藤井風の日産スタジアムライブに行ってきた

はい。
「人生には、藤井風」である。

いやぁ素晴らしかったです。藤井風くんの
日産スタジアムライブ。

わたしは生配信のあった、
8月24日のライブに行ってきたのですが
とってもとっても楽しかったので
喜びの記録として書き残しておこうと思います。


初っ端からヤラレタ

日産スタジアムの会場に入ると
スタジアムの真ん中には、YAMAHAのピアノ。

メインステージには、
南国の島のような舞台セット。

さて、藤井風氏はどこから登場するのかな?

と、ワクワク登場を待っていたら
前方のスクリーンに映し出されたのは、
まさかの2階席に紛れ込んで、お客さんの
隣にしれっと座っている風氏の映像が!

え?どこどこ?
どこの席に座っているの?!


と2階席の全人類がざわめいていると、
それを待っていたかのように、藤井風氏が
1階の袖から颯爽とグランドピアノ目指して
歩く姿が今度はスクリーンに映しだされた。

や、やられた!!

もうそこからは、意図せず私たちは、
藤井風ドリームランドへと
足を踏み入れてしまったのである。


2021年の伏線回収

文字通り風のように颯爽と
スタジアムの中央へと歩を進め、
グランドピアノへ辿り着いた風氏。

1曲目に披露したのは、
「Grace」の弾き語りだ。

ここでどうしても思い出してしまうのが、
2021年9月、感染症拡大の影響で
無観客での実施となった、
日産スタジアムでの弾き語りライブだ。

あのとき、藤井風氏のまわりには
だーーーれもいなくって、

でも今は、7万人という莫大な数の
お客さんに見守られている中での弾き語り。

なんて壮大な伏線回収なんだろう。

今、風氏は、どんな風に感じながら
ピアノを弾いているんだろう。

そう思ったら、
なんだか勝手に泣けてきてしまった。


最高の舞台演出


3年越しに伏線を回収された風氏は、
Feelin' Go(o)dのMVにも登場した
ウィリーウォンカ風・藤井風(ややこしい)
が映し出されるメインステージへ。

ここの登場シーンがまた、
格別に素晴らしかった。

 
私はこのウィリー・ウォンカな藤井風は、
風氏のハイヤーセルフ的な存在だと思っていて、

映像の彼と、生身の肉体をもった藤井風が
舞台ステージで1つになった瞬間、

映像が切り替わり、
舞台の南の島のセットが、美しく光り輝く
夢の島に生まれ変わったのだ。

その様子はまさに、ドリームランド!
夢の国!って感じで、このステージにかける
あらゆるスタッフの方々のプロの仕事ぶりが
感じられて、あぁもうこれだけで最高!
と胸が高鳴ったのでした。


This is not my show, It's Your show


最初のMCで、
風氏がこんな事を言いました。

「みんなもライブに来てるつもりじゃろうけど
わしもみんなのライブに今日、来てます」

と。

個人的には、このメッセージが、
今回のライブ全体を通して感じた
コンセプトだと思いました。
 

藤井風氏が立っている夢の島の舞台は
確かに光り輝いて見えるけれど、
そこに映し出されていたのは、「日常」
とも呼べるもの。

ピアノがあって
ガレージがあって、
自転車があって。

なんならライブの途中に
風氏は自転車に乗って、
自ら観客に会いに出かける。

ステージ中央の映像は、最初は
昼間のビル群が映し出されていたけれど
やがてライブが進むにつれて日が沈み、
次第に、星が煌めく夜空になっていく。
 

私は今日、「藤井風のライブ」
という非日常を味わいに来ているけれど、
藤井風氏が見せてくれているのは「日常」で

あれ?もしかしたら、私の日常の方が
「非日常」なのかもしれない。

風氏が伝えてくれたように

これは、私という人生のShowの一部
なのかもしれない

という感覚が、
妙に説得力をもってやってくる。

その感覚が最高潮に達したのが、
「満ちてゆく」のときで

あの時、誰に指示されたわけでもなく、
観客のみんなが携帯のライトをペンライト
代わりに照らし始めて、観客全体が
星空のように光で煌めいたとき、

あぁ、これは確かに私たちのShowを
風氏に見せているともいえるな、
と感じました。
(25日のライブでは、風氏が歌いながら
自分の携帯を取り出して、この観客席の
光景を撮影していたのをXで見ました)


わたしはあなたで、あなたはわたし。

そんな感覚を
このたった2時間のShowで
体感させてしまう藤井風ってば、
もはやインドの聖者の生まれ変わりか
何かなんじゃないかな、とすら感じました。

素晴らしかったです。

祭りの後

そんなこんなで、わたしはこの
藤井風 日産スタジアムライブで、
すっかり心が浄化されたのでした。

ライブ後の感想を
上手くまとめられる自信が
全くなかったのだけれど、

自分の心に印象に残っていることを
新鮮なうちに切り取っておこうと、
ありのままに綴ってみました。
  

わたしはあなたで、あなたはわたし。
日常は非日常で、非日常は日常。

祭り、祭り、
毎日愛しき何かの祭り。

そんな感覚を胸に、
また今日から、1日1日を大切に生きよう

と、心に誓ったライブでした。

このShowに関わったすべての人たちに
心から感謝いたします。
本当にありがとうございました!(合掌)


夏の思い出!


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