中国式ライブ動画中継ブームがついにアメリカや日本でも人気になるかもしれない
先日のnoteで最近のClubhouseの流行が中国でどう見られているのか、そして今後どうなっていくかを予想しました。
中国のClubhouseことYYは機能もUIUX設計も同様に秀逸でブームを迎え、その後に音声チャットを上回るライブ中継ブームを迎えました。次世代SNSと評価されているClubhouseの次に、アメリカ(日本)でもついにライブ中継のブームが到来するかも、と予想できます。
中国のライブ中継はインスタライブやYouTubeライブとは全く違います。いったいどんなものなのか、そしてビジネスとしてどう成功しているのかについて紹介をします。
※以前のnoteで中国ライブ配信のKOLの収入や、ECサイトで活躍されたライブ主について書いてます、こちらもご参考されるとより理解が深まると思います。
■発展の歴史
まずは、理解を深めるためちょっとだけこれまでの歴史と経緯についてを伝えます。(お急ぎの方は次章までスキップください)
ご存知の通り、インターネットにおける情報の伝達は、ネットワーク技術の発達とともに、文字、画像、音声、動画の順で進化してきました。中国のソーシャルメディアの発展もそうです。
チャットルームでの文字のやり取りから始まり、次いで一対一の音声・動画、多人数の音声、多人数の動画 と発展してきました。もちろん中国国内での通信品質の進化も重要な要素。2014年から4Gの商業化が始まり、15年には料金の安さ(僕もこの頃から200元(約3000円)で1年間使える4Gセットに変更しました)と優れた回線スピードで動画が爆発的な普及を迎えました。
そして2016年は「ライブ配信元年」に呼ばれ、今の形のモバイルライブ配信が猛成長。今では社会インフラとして当たり前のように使われるほどです。
この歴史チャートにあるように、模索期(2005年−2008年)には9158というサービスが最初に多人数のオンラインビデオチャットを始めました。その後、先日紹介したYYやいくつかの企業も事業参入。
↑当時の9158というサービスの画面、めちゃ時代を感じますね。ただ2005年ですからね、日本ではライブドアがフジテレビ買収を目指していたころです、改めてすごい先進性だと感じます。
その後の発展は以下のとおりです。
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