ペアプロをする
定期的にペアプロを行っています。毎週定期的に時間をとって実施したり、困った事があったらつないで一緒に実施したり、ぼくも含めてメンバー全員あまりペアプロの経験はなかったのですが、繰り返し実施する事でワークするようになってきました。現在はメンバー間でも行われているようです
課題によってこんなパターンで進めています
メンバーが実装、ぼくがブレーン
やることはある程度明確だけど、進め方がちょっと難しかったり現在の実装が複雑だったりする時にこの方法をとります。リファクタリング( options-api を composition-api に置き換えるなど)などでも有用ですね
まずぼくがメンバーにタスクをヒアリングして進め方を考え、メンバーはそれをもとに実装していきます。また先回りして次のタスクの調査なども並行して行ってきます。メンバー側が慣れるまで大変ですが、手を動かすので理解が進みやすく、途中で「あ、なるほど」なんかのかわいい反応も聞けて良いです
ぼくが実装、メンバーがブレーン
メンバー側は仕様把握をしているけれど実装のイメージがつかない時にこの方法をとります。メンバーにヒアリングをしながらタスクに分解しながら、ざくっと実装していきます。そもそも分かっていないと進捗が悪くなりがちなので「まずはやってみせる」という感じですね
こちらもまずは僕から実装内容をヒアリングしタスクに分解します。その上で仕様の詳細を聞きながら実装方法を相談しながら進めていきます。完全にブレーンではないですが、仕様を実装に置き換えていく流れを一緒に考えるのでメタな思考能力を伸ばす事ができそうです
大体において時間内では完了しないため、タスクをきちんと共有して残りの進め方がイメージできるようにはぶく所ははぶくのがポイントです。最後に残タスクが進められそうかの確認をして終了します
ぼくがぶつぶつ呟きながら実装するのを見学する
調べながら進めなければいけないものや、まったく想像もつかない部分を実装する時はこっちのパターンを使います。いわゆる思考発話法を使って、考えることをぶつぶつ呟きながら実装していきます。とはいえひとりで実装する時よりは丁寧にタスクを書き出したり、ポイントでは止まってついてきているか確認しながら進めていきます
良い実装に関してはコードを見ればある程度学べますが、ちょっと難しい項目についてドキュメントをみたりデバッガを使ったりソースコードを読んで解決方法を見つけるのは別のスキルです。形式知で伝えるのはなかなか大変ですが、作業を見てもらうことでちょっとずつ身につけていってもらえたらなと思っています
この記事は iCARE の技術顧問がどんな事をやっているか - 2021アドベントカレンダー の19日目の記事です