たとえばひとつのデザインに悩まない方法
最近、本当にびっくりするのだけれどデザインの事を考えていない
まぁ、エンジニアなので別におかしくないのだけれど、これまでの自分の考え方とかキャリアを考えてみるとこんな状態は本当にレアだと思う
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今の職場は職能による完全な縦割りで、見事なまでにユーザーが見えない
やっている仕事での課題も、ユーザーに向き合う前に解決しなきゃいけない課題が山のようにあって、それをどうやって整理するか、、、というものだ
大変じゃない訳ではない。でもぐるぐると答えが出ないなにかに悩んだりはしない。いやそれは嘘か
もちろん組織の中での進め方みたいなのは悩むのだけれど、これまでずっと考えていた、自分の関わるサービスの向こう側にうすぼんやりと存在するユーザーの事を考えてどうやって物をデザインしていくのか、みたいなところで悩むことはほとんどなくなってしまった
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結局のところ、サービスやプロダクトを通してユーザーを見れているかどうか?というのが、デザインというものについて繰り返し悩む理由なのだろう
気まぐれで理解できなくて、でも作り手である自分たちに一番近い存在であるユーザーの事を考えなければ、確かに物を創るのに悩むことはない
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別にこれは皮肉とか、悪い例だ、といいたい訳ではなくて、結局のところバランスだったり使い分けなのだよね
終始悩んでいたって仕方がない訳で、プロセスだったり効率化をもとめる場所には、そういう事で悩みたくない人を配置して悩まずに仕事をこなすことも大切で
同じように、そういう事をやりたい人たちがフラストレーションをためているのであれば、きちんとユーザーを見えるところにおいて、大いに悩んでもらえばいい
自分自身だってそういう事を悩みたい時期や領域もあれば、逆にそういうことから離れることが重要な瞬間だってあるはずだ
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もしかしたら、当たり前の話なのかもしれないけれど、デザインに悩む必要がないというシチュエーションがありうるよ、というのを体験しているのはとても自分の役にたっているなぁ、とは思うのである