デザイナーは数字を見るべきか
NO
異論はわかる。でも NO だ
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デザイナーは結果にコミットするべきだ
まぁ、それはそうなのだけれど、「デザイナーだから」ではないよね
職業人として何かをやったら、結果にコミットするのは当たり前で、自分が関わった仕事の結果を振り返って、次の仕事に活かすという普通のことを言っているだけだ
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デザイナーが数値へのコミットを必須の役割としてしまうことの問題はいくつかある
数値はサチる。破壊的な変更にはリスクが付きもので、大成功することもあれば、大失敗することもある。それがイノベーションである。確実に数字が伸びるものしか作れない人間をデザイナーとは言わない
そして、物事には数字以外のバリューがある。あるはずだ。そう信じたい。自分の交友関係の延長でデザインを学ぶ学生さん達の作品ふれる機会がある。助け合いをデザインする。社会課題をデザインする。そこには目に見える形での数値の向上はないかもしれない。でも、むしろ積極的にそういった部分にコミットしていくことこそをデザイナーには求めたい
最後に、短期的な結果と長期的な結果はしばしば相反する。エンジニアリングの世界であれば、今、機能を出すために負債を増やすことと、長期に開発のスピードを落とさないための負債の返却は、直近では前者の方が成果が出る。そして、後者をきちんと実行できるエンジニアこそ、優秀な(=(デザイン=設計)ができる)エンジニアだ
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デザイナーのプレゼンスを組織内や業界内で高めるために数値を見ることは大事だし、それをする事の意義はとても大きい
また、組織として個々のスタッフに対して数字へのコミットを求める組織もあるだろう。それには従うべきだし、従うか所属する組織を変えればいい
でも、デザイナーという職種を「数値にコミットするものだ」と定義するべきではない。少なくとも建前上は