アップルティーと友人
あるファミレスのドリングバーのなかで
学生の頃にいちばん好きだったのは、
アップルティー。
高校生のとき、ある友人とファミレスでお茶するのが楽しくて、
いろんなことをずっとおしゃべりして、夜までずっと過ごした。
ファミレスの匂いが服に染みつくほどに。
そのとき、よく飲んでいたのが、アップルティー。
アップルティーを飲むと、
そのときのファミレスの景色とその友人を思い出す。
彼女は、私とは違って堅実で、地に足がついている。
私は、夢見がち。
それが補完作用のようだったのか、お互いに居心地がよい。
果肉の入ったナチュラルなアップルティーじゃなくて、香料っぽさのあるアップルティー。その当時のファミレスを思い出して嬉しいから、ときどき飲んでみる。
思い出のある飲み物があるのは、嬉しい。
友人とおしゃべりばかりしていたあのときの思い出を
思い出せる味があることが嬉しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?