モバマスjikkenノート~凛フェス特別編~
まさかこんな記事を書くことになろうとは。
本記事はまさかの担当上位イベでモバマス歴半年にして初の二枚取りを“させてもらった”体験談です。いつも以上に攻略情報はありませんのであしからず。
モバマス界隈では加蓮アニバアイプロ前後から「しぶりんイベがくる」と囁かれており、そして何度もフラグが折られてきました。アニバアイプロ直後のツアーがなかなかいいタイミングでしたし、その線がなくなってからは年明け凛ロワ説を私は主張していました。その準備のためにアイチャレではドリンクバーからエナハ・スタハを回収し、こずえドリフを走って1+1してパワー持ちを確保しました。しかしロワはきませんでした。JAMもまたしかりで、TLにしぶりんJAMの文字をちらほら見た私は気が気でなく前夜4時まで興奮して眠れませんでした。そして迎えた15時、上位アイドルは…凛じゃなかったーー!変に期待していた分ギャップが大きく、その時の私はこんなツイートをしていました。
NGの二人は過去に一般イベントがきていましたが、凛だけはありませんでした。また、去年のガチャで6月奈緒、7月卯月、8月未央ときてかなりフラグが立っていたところで月末ガチャにもこなかったので、今は“渋谷さんは不遇”の時代か…などと思ってしまうフシもありました。
そんなことを思いながらもJAMに張り付いてスパラワンパンでせこせこ稼いでいたある日――
見事にフラグを回収。
担当イベがくると発作的に手の震え、心拍数上昇、動悸・息切れ・呼吸困難、意味不明発言などの症状を発症するっていうのは本当だったんですね。
これまでかたくなに(?)凛イベをしてこなかった運営がここへきてやってくれやがりました。これは最初で最後のチャンスに違いないとすべてを賭けて走る覚悟を決めました。
しかしそんな私の前に立ちはだかる壁が。フェスは準備が9割とおばあちゃんが言っていたように、エナドリをどれだけ確保できるかが勝敗を分けるのがフェスですが、予告が出た時点での私の手持ちは生エナ43本、マイエナ283本、エナハ753本。全然足りねえ!!
エナドリ100本単位で売れるようなアイドルはフロントにしかいないため、アイドル資産を手放すという選択肢をとることはできませんでした、そこでまずJAMのお得エナドリを毎日900円分買い、さらにガチャ更新できていたプライズに石を全ツッパして150連ブン回しました。半額10連と合わせて相葉ちゃんを2枚ゲットした結果生エナを約300本確保。同時に振り分けリセットチケットを使っての攻極へのポテ振り直しも行いました。幸い極振りからバランスへはプロダクション入退社で戻すことができるので後戻りできない道ではありませんし、一生に一度の担当イベならやらない手はありません(代表とプロメンには振り直しにご協力いただき、感謝感謝です…!)
そんなこんなでエナを減らさないようにJAMを走りつつ金策に奔走し(柑奈ちゃんは底値のスタ90で売るというポンコツ不利トレマスター)、生エナ1054本、マイエナ316本、エナハ822本でフェスを迎えることになりました。私の編成ではエナ1本あたり20000pt前後だったので、過去最高ボーダーだったほたフェス基準で考えても一枚取りは堅いラインまで何とかもってくることができました。しかし平均的な二枚取りボーダーまでは圧倒的に足りません。具体的にはエナ2000本、しかも凛フェスとあればそれでも心許ありません。
そう、このときから既に私はち○ろに魂を売り渡しかけていたのです…。
それでもまだこれほどの課金はしたことのない身、さすがにためらわれます。しばらくは一枚取りラインを確保しつつ様子を見るという日和見戦術をとることにしました。
そして迎えた開戦のとき。
はああああああああああああああああああ凛カッコかわええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!(初手限界)
私の所属しているプロダクションはいつものフェスだと特別活発なわけではないのですが、凛嫁プロだったので今回は気合の入りようが違っていました。にわかに設置されたDiscordに集まっては「凛かわいい…凛かわいいよ…ハァハァ」と私含む一部メンバーが限界をさらしながらも、対戦では順調に圧倒的勝利を収めていきました。そりゃあね、ふだん個人4000位圏内が1人でもいるかどうかぐらいのプロダクションがいきなり全体15位に入るような走り方をしたらグループ内では浮きますわ。私が対戦相手ならやめてほしい。相手プロダクションの皆様、対戦ありがとうございましたm(_ _)m
プロダクションとしては想定外の好成績で驀進しながらも、個人においては決断のタイムリミットが刻々と近づいていました。そう、二枚を目指すのかどうかという。到達ポイント予想4195万と表示されたExcelをニラみながら「二枚は無理だな~絶対無理。天井分課金しないと届かない。諦めるしかないよな~…いやでも一生に一度の担当イベで二枚取りたいよなあ~~~」という二律背反板挟みジレンマ的ぼやきを毎晩のように通話音声に垂れ流しつつ、翌日の昼までに決断を下さなければショップで買えるエナドリ本数的に二枚圏内から自然ドロップアウトしてしまう、そんな運命の岐路に差し掛かった3日目夜。天啓は同じように二枚を目指すかどうか悩んでいた同僚の口から与えられました。
「今日寝る前にどう思うかで決めよう」
その言葉を胸に床に就いた私の心の中ではすでに答が出ていました。
翌日、私は6万円分のモバコインを手にちひろさんのもとに赴き、お得エナドリ40セットを買い占めたのでした。やらなかった後悔よりやった後悔。15時のショップ更新後にさらに40セット買い、迎えた夜のラウンド。対戦相手は藍子ちゃんの嫁プロでした。
プロメンがスクショしてくれた奇跡の瞬間。ユニット名で応援してくれているPさんがいて、見つけたときは本当に感動しました。ちなみにしぶりんめっかわは私のユニットです。応援でモチベ爆上がりしながら走り、ラウンド終了時点で200位ボーダー48,106,695ptに対し61,668,600ptまで稼ぎました。残ドリンク数は生エナ575本。そこにメダルのエナハも加えれば7000万強までボーダーが伸びても逃げ切れる計算でした。二枚取り過去最高ボーダーは蓮実フェスの7000万ptで、同時点の比較では凛フェスが下回っており6700万ptという最終予想もあったため、なんとかなるんじゃないかと思っていました。が…
最終ラウンド――そこには、魔物が棲んでいた…………
最終ラウンドの9時半までに7000万pt稼ぎ、油断した私は打ち上げのためにコーラとせんべいを買いにコンビニへ。買い物から戻って10分ほど叩いていると、予想よりボーダーが伸びそうだったため私は再びちひろさんのもとを訪ねることにました。もはやデレステ1天井分の課金を超え、恐れていた○○万円の域に足を踏み入れていましたが、ここまできて後には退けません。
全てを賭ける気持ちで臨んだ凛フェスでしたが、まさかここまでお金をかけることになるとは。
しかし、最終ラウンドの魔物が目覚めるのはこれからでした。
ちひろさんに生エナ600本を追加発注してから5分ほど経った頃、私は異変に気付きます。「殴ってるのに順位が下がっている…?」180位台にいた順位がみるみるうちに193位まで下がっていったのです。これはまずいとフルパンに切り替えて全速力で逃げ始めましたが、なかなか順位が上がりません。そして、もう一つ問題が。追加発注した600本の生エナを飲みきっても8000万pt程度しか稼げないため、このままではボーダーにのまれて大爆死をキメる可能性が濃厚でした。私だけではなく、通話で私の現場報告を聞いていた同僚たちも、みな自分の分は走り終わっていたにも関わらず焦り始めました。全速力で逃げたため順位は180位台まで回復してきましたが、フルパン連打なのでみるみるうちにドリンクが減っていきます。これではまずい、と思ったそのとき。
同僚の二人がドリンクの援助を申し出てくれました。最初はためらいましたが、「jikkenさんがそこまでやって爆死させるわけにはいかない」とまで言ってくれたので大感謝してお借りしました。まず借りた200本、その次の265本をそれぞれ10分で飲みきり、さらに300本を借りて最後の最後まで走り続けることができました。他の同僚たちもハイテンの切れ目をできるだけ短くするためにエナチャを飲んで支援してくれ、次のハイテンに入るのに10秒かかりませんでした。
同僚が貸してくれたドリンクは安くありません。なぜなら、そのドリンクは二人ともより上位の目標から撤退したために残っていたものだったからです。もしそのドリンクを自分で飲んでいたら――それでも目標に届く算段が立たなかったからこその撤退だったわけですが、やはり自分の手で担当を勝ち取りたかったはずです。おこがましいかもしれませんが、私は二人の凛への想いを託されて二枚ボーダーを超えさせてもらいました。
そして迎えた結果発表。
結果からいえばかなりのオーバーランでしたが、立ち止まって考える余裕はありませんでした。何もわからないまま走っていました。
オーバーランだったとはいえ、二枚も一枚もボーダー最高記録を更新。渋谷凛が軽く飛び越えていくのはグラウンドのフェンスだけではなかったようです。これは上位争いが激しかっただけでなく走った人も多かったということなので、担当イベが盛り上がって何よりです。しんどかったけど。デレステのさよならアンドロメダといい、ボーダーをぶっ壊していく女、渋谷凛。とても彼女らしい。1年1か月ぶりにモバマスに登場したカードは、トワイライト(twi=二つの、light=光)の名の通り特訓前と後でかわいさとカッコよさ両側面にしっかりと光を当てるとともに、どちらも成長・成熟していることが感じられるものでした。
最後に一言。
凛、こんな仲間をくれて、ありがとう。
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