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The Cackling Imp設定
最初に
以下の記事は、こちらのThe Cackling Imp/大笑いのインプ亭のVTTマップをベースに、Nine Hells/ナイン・ヘルズの第四層、Phlegethos/フレゲソスの唯一の街、Abrimoch/アブリモクに存在する宿屋の設定を自作したのもです。
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"フレゲトスは避けた方がいい……あそこの地獄の炎は、悪魔の血族に属さない者を偏見を持って攻撃する。風景は火と鋭利な黒曜石の岩と溶岩の川だけで、どんな人間でも焼き尽くそうとしている。もしこの層に入らなければならなくなったら、この層で唯一現存する都市、アブリモクに避難せよ。しかし、それでも安らぎや安全は得られない。絶え間ないパトロール、流れる溶岩、怪しげな住人たちは、あなたにとって絶え間ない試練となるだろう。一部の酒場は人間を受け入れてくれるかもしれない。しかし、何をするにしても、そこで食べ物を食べたり、ワインを飲んだりしてはならない……"
~マイスター・カルムス
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概要
20匹ものインプによって運営されているこのTavern/宿屋は、この階層への来訪者、特にモータルに対しては敵対的なフレゲソスにおいては例外的にデヴィル以外の利用者を歓迎している。
それにはもちろん理由があるのだが……
外観
二階建てのこの宿屋は、黒曜石の建材で建築されている。
アブリモクの街の中の一般的な熱さと同様、火に耐性の無い生物がダメージを受けるほどの熱さは無いため、部分的に木材、おそらく第三層のMinauros/ミナウロスから運ばれた部材も使用されている。
建築もデザインもデヴィルによって行われているのが見て取れる。Diabolic/悪魔的な美的センスの装飾が建物の周囲にも施されている。
屋根の素材も黒曜石のようで、頻繁に発生するair bursts into balls of fire/大気の爆発や、fire rain/炎の雨にも十分耐えうる建築である。
入り口の扉は他の階層からの輸入品であろう木製で、開け放たれている。
外部からも木製のテーブルの並んだ居酒屋部分が見え、Hamatula/ハーマツーラ(Barbed Devil)、Cornugon/コルナゴン(Horned Devil)、Spinagon/スピナゴン(Spined Devil)といったこの階層で一般的に見られるバーテズ達で常に繁盛している。
100% 2d4 Spinagons
100% 1d4 Barbed Devils
50% 1d2 Horned Devils
10% 1 Cambion
モータルの来訪者が存在する確立は5%(1 in 1d20)
1 Tiefling
perception/知覚チェック(Wisdom)の場合
DC 8 来客デヴィルの種別と数 使われてる言語は全てインファナル 奥ではわざわざ火が燃える暖炉が存在する
DC 10 インプは全て従業員であり、インプの客はいない
DC 12 インプ内にもヒエラルキーがある。従業員インプに指示を出す従業員インプも存在する
Lemure/レミュア、Nupperibo/ヌッペリボといったリーストクラスは客にいない
DC 14 銀貨、金貨といった通貨が使用されている
DC 16 提供されている食材には、フレゲソスに生息しない生物の物もある(豚や鶏など)
DC 18 食材となる生物がカウンター裏で生きたまま飼われている檻がある
飲み物に水が存在しない。アルコールのみ
DC 20 提供されている酒類に他のプレーンからの輸入品が見られる(ラベルの言語が異なる)
arcane/魔法学(Int)、religion/宗教(Int)チェックの場合
DC 8 使われている言語は全てインファナル
DC 10 暖炉近くの温度は火に耐性の無い生物には危険をもたらす可能性がある
DC 14 Hell hound/ヘルハウンドの肉も料理されて提供されている
DC 16 暖炉の炎はHell fire/ヘルファイアである
DC 20 他のプレーン由来の生きたままの食材となる生物がカウンター裏で飼われている
DC 22 主に提供されているワインはImp's Delight(タルにコモンで表記あり)この階層で生産されている
DC 24 この街と他のプレーンを直接に接続するゲートやポータルの存在が予想される
survival/生存(wisdom)チェックの場合
DC 12 提供されている食材は肉ばかりで、海産物、魚類は存在しない
DC 14 料理に野菜は使われているが、フレゲソスで生産可能とは思えない
DC 16 提供されている食材(豚や鶏など)は、フレゲソスで野生で繁殖するのは不可能
DC 18 飲み物に水が存在しない。アルコールのみ
DC 20 カウンター裏に食材となる生物が生きたまま檻の中で飼われている
内部 居酒屋エリア
居酒屋では8匹のインプが働いている。
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メニュー
ワイン(imp's delight) ボトル 10gp
ワイン(輸入品)ボトル 2gp
ワイン(コモン) ピッチャー 3sp
肉料理 6sp~2gp
チーズ 2sp
ソーセージ 2sp (素材チェックDC perception 22)
パンや麺料理といった穀物を使ったメニューは存在しない
全てのインプはコモンとインファナルを話す。
小額のチップで喜んで噂話を聞かせてくれる
噂表
1) Fiernaには多くのDuke/大公が従っている。 Balan/ベイランはこの宿屋も利用する。
ベイランは巨人でひづめの有る下半身を持つユニークタイプ。
2) Bathym/バシムは黒いフルプレートを着てnightmare/ナイトメアに騎乗する大公。
3) Chamo/チャモは白髪で角のあるヒューマノイド。Legate of Abriymoch/アブリモクの司令官
4) Gaziel/ガジエルはフレゲソス最大規模の兵力を持つ軍団の司令官
5) Tymphal/ティムファルはアブリモクの商業と工芸、製造業を牛耳っている
6) Zaebos/ザエボスはチャモの副官。アブリモクに常駐している
7) Pit Fiend/ピットフィーンドのBaron/男爵ランクは2人、Gazra/ガズーラとKordichai/コルディチャイ
Gazraはアブリモクの支配者で、コルディチャイはエレメンタル保護区の領主
8) ワイン、Imp's Delightはこの宿も出資しているワイナリーで製造されていて、血液から醸造されていることで有名である
9) Imp's Delightにはさまざまな種族の血が注入され、より高品質のボトルを手に入れるためにデヴィル達は給料のほとんどを投げ捨る。この酒場では、デヴィルやインプのもう一つのお気に入りのスナックである新鮮なモータルの心臓も提供している
10) この宿の料理人やワインは、コルディチャイのパーティのケータリングではなく、出張料理人として使われることがある。
11) フレゲソスにハンティングに訪れるアークデヴィルは、アビリモクの宿やホテルに宿泊はしない。コルディチャイの邸宅やロッジが使われ、狩りの前にパーティが開催される。
12)(誤情報)フィエルナはこの宿に泊まった事がある(実際は宿全体を貸しきりでパーティが開催された「フィエルナはザ・パーティーガール」)
13)(誤情報)アブリモクでモータルが安全に宿泊できる宿はThe Cackling Imp/大笑いのインプ亭のみである。他の宿では確実に就寝中に襲撃を受ける。(インプは真実だと考えているが、この宿も安全ではない)インプにこの宿の安全を誓わせる、保障させた場合、宿泊は完全に安全になる。
14)(誤情報)Court Infernal/地獄裁判所の留置所に、セレスチャルであるアシュアが捕らえられている。(インプは真実だと考えているが、捕らえられている先はフレゲソス地下のダンジョン内「参照シナリオ:Devil's Deal」)
15)(誤情報)フレゲソスと他のプレーンを接続するゲートを開くアーティファクトが存在する。(インプは真実だと考えているが、ゲートの開く先はフレゲソス地下のダンジョン内「参照シナリオ:Devil's Deal」)
16)(誤情報)この宿屋で提供されるワインや食材は、エレメンタル・プレーン・オブ・アースへの恒久的なゲートのあるガズーラの水晶の城から運ばれている。
(インプは真実だと考えているが、輸入ルートもゲートの場所も誤り)
17) アブリモクは武器の製作や他の階層への輸出で有名であり、特にこの階層特産であるBaatorian green steel/バートリアン・グリーン・スチール製の武器で知られている
多くの武器屋、鍛冶屋がアブリモクには存在する
religion/宗教(int)チェック
DC 12:バアトリアン・グリーン・スチールで作られた武器は、その武器による攻撃とダメージの出目に+1される。その武器はまた、ダメージのダイス1個につきネクロティックダメージを1回加算する(クリティカル・ヒットの場合は2倍になる)。例えば、Maul(2d6の殴打ダメージ)は2ネクロティックダメージを追加し、クリティカル・ヒットした場合は4ネクロティックダメージを追加する。スニーク・アタックに使用した場合、スニーク・アタックに使用したダイス1個につき1が加算される(クリティカル・ヒット時には2倍になる)
DC 15:グリーン・スティールはアヴェルヌスとフレゲソスで採掘される邪悪な金属である。自然の鋼鉄に比べて非常に軽く鋭利だが、これを所持していることは悪魔の影響を受けている証である。この金属を破壊することはほとんど不可能であり、自然の炎で加工することもできない。
DC20:悪魔の鍛冶屋は時に、グリーン・スチールの武器をさらに強化するために悪魔の魔法を使うが、アーケインや聖なる魔法ではそれができない。グリーン・スチールのアイテムは周囲にマジック・サークルを作ることで破壊することができる。
DC 25: グリーン・スチールのマジックアイテムがdisenchant/非魔法化されたときに残る disgusting green and black ichor/緑と黒の不快な泥は、悪魔崇拝者の間では「green blood of the foul earth/汚れた大地の緑の血」として知られている。悪魔を召喚するための儀式や呪文に役立つと噂されている。
18) Cackling Imp/大笑いのインプ亭では、他のプレーンから輸入されたワインが提供されるために、グレーターデヴィルにも利用される有名な宿屋に発展した。
ワインの輸入ルートはオーナーのみの秘密であり、従業員は誰もその手段を知らない。
19) Cackling Imp/大笑いのインプ亭のオーナーはもともとインプだったが、十分な利益をあげるようになった結果、賄賂や開催されるパーティでの人脈を活用した結果、スピンドデヴィル、ベアードデヴィル、バーブデドヴィル、と順調にヒエラルキーを駆け上がり、現在ではチェインド・デヴィルとなっている。
従業員のインプ達は、同様にヒエラルキーを上っていく機会が十分に得られると考え、この宿屋での仕事には満足している。
20) Diablolical Courts/Court Infernal/地獄裁判所について
裁判官はピット・フィーンドであり(数名の持ち回り)独立機関。法廷の機能は地獄の法律に関する紛争を解決する公平な司法機関として機能することであり、そのため肥大化し、複雑になりすぎたために判決までに異常な時間が必要とされる事で知られている。デヴィルたちは常に新しい法律を導入し、自分たちが有利になるような前例を作ろうと画策しており、裁判所はすでに抜け穴だらけの法令や、法の迷宮を進むのに何年もかかるような規則の例外に満ちた、どうしようもなく複雑な法典に全面的に依存してる。
裁判所は、戦場での臆病や職務怠慢の告発を含むさまざまな刑事責任を扱っていたが、デヴィル同士の契約事件に重点を置くようになった。
通常、そのような問題は上司が解決するものであるため、指揮系統を共有しない者同士の問題を解決するのが一般的であったが、主従関係の詳細を明記した契約を不服として訴えられることもある。
ごくまれに、"原初の盟約 "として知られる文書の条項により、不当にベイアトールに追放されたと考える呪われた魂が、地獄の契約から解放されるよう裁判所に訴えることがある。