
Drakkenheim参加希望プレイヤー向け
キャンペーン概要
ダンジョンズ オブ ドラッケンヘイムは、ゴシック ルネッサンスの廃墟都市を舞台にした素晴らしい冒険です。
ドラッケンヘイムは、ゆるやかに結びついた一連の探索クエストとしてプレイすることも、派閥間の対立に満ちた予測不可能な物語としてプレイすることもできます。(プレイヤーの好みで選択できる)メインのキャンペーン本(拡張前の1冊部分)で取り上げる内容は、レベル1から13までのキャラクターが挑戦できる内容です。
拡張サプリSebastian Crowe’s Guide to Drakkenheimは今現在は導入していません
探索
キャラクターは、モンスターがうようよいる遺跡、アンデッドの出る通り、荒廃した庭園、崩壊した魔法の塔、バロック様式の大聖堂、古代の城などへの危険な探検に乗り出し、宝物を略奪し、謎を解き明かします。
社交
5つの敵対する派閥がドラッケンヘイムの廃墟をめぐって衝突します。派閥の相反する目的とキャラクターの個人的な目標が衝突すると、絡み合った秘密、策略、妨害行為が待ち受けます。
戦闘
各派閥が派遣した猛々しい戦士以外にも、あらゆる種類のこの世のものとは思えない恐怖がドラッケンヘイムに生息しています。キャラクターは、アンデッド、人を捕食する獣、変異した怪物、そして謎の隕石によって生み出された恐ろしい怪物と戦います。
デレリウム
ドラッケンヘイムのいたるところで、巨大な魔法の可能性を秘めた虹色の結晶が見つかります。デレリウムとして知られるこれらの輝く石は、狂気と怪物的な変化を引き起こす不自然なエネルギーを発します。これらの危険性にもかかわらず、デレリウムは魔法のアイテムの作成や強力な新しい呪文作成の材料として最適です(このキャンペーンではスペルの自作も取り扱われる)。ソーサラー、ウォーロック、ウィザード、あらゆる種類の魔法使いがその超自然的な力を切望しているため、デレリウムはアーケインサークルや地下市場で同様に高値で取引されています。多くの探鉱者が自身のすべてを危険にさらしていくつかの破片を集めますが、この奇妙な鉱物の本当の起源は不明のままです。敵対する派閥は、結晶を破壊するか、利用するか、崇拝するかで分裂しており、彼らのくすぶる意見の不一致は全面戦争の恐れがあります。
ブロークン・レルム
ドラッケンヘイムは、ヴェステマーの国際的な首都であり、権威あるフォン・ケッセル家によって統治されていました。都市の破壊後、10年にわたる血なまぐさい内戦が勃発しました。王国は崩壊し、王家の血統は断絶しました。現在、世界の政治秩序は宗教的分裂と軍事紛争によって引き裂かれ、混乱状態にあり、都市が再建され、国家が回復されるというわずかな希望だけが残っています。
ヘイズ
ドラッケンヘイムには、モンスターや敵対勢力以外にも多くの危険があります。きらめく多色の粒子で満たされた渦巻く霧が街全体に立ち込め、冒険者たちはそれを「ヘイズ」と呼んでいます。まるで、隕石が落ちた後に巻き上がった塵がまったく落下せず浮遊しているかのようです。
キャラクターは、ヘイズ内で大休憩しても何の利益も得られません。ヒットポイントと呪文スロットを回復するには街から脱出する必要があるため、冒険者は遺跡に向かう前に十分に休息を取る必要があります。この効果は、一般的な装備では回避できず、ロープ トリック、タイニーハット、または同様のキャラクター能力などの呪文でも回避できません
ダークシティの危険性
ドラッケンヘイムでは、キャラクターが自力で倒せる範囲をはるかに超える生き物やその他の危険に遭遇することがよくあります。武力で倒せないときは、慎重さと狡猾さが勝るもしれません。冒険者は同じ考えを持つ仲間を探し、新しい敵を作らないように注意する必要があります。冒険に出発する前に必要な装備をすべて揃え、リソースを慎重に使用し、いつでも撤退できるように準備する必要があります。
コンテンツ警告
ドラッケンヘイムはダーク ファンタジーの世界を描いています。
暴力、殺人、流血、残虐行為、人肉食
身体の変形や狂気/精神異常を引き起こす退行性突然変異
ネズミ、クモ、昆虫、悪魔、アンデッド、幽霊、その他のモンスター
自然災害、大規模な人的損失、内戦、避難民、難民
道徳的曖昧さ、社会的/政治的操作、宗教的熱狂、軍事的ナショナリズム
このキャンペーンには、露骨な性的表現、性的暴行、人種的偏見、組織的人種差別、同性愛嫌悪、トランスフォビアは含まれません。また、そのようなことを示唆することは全く意図的ではありません
キャラクター作成時に選択するキャラクター毎の「個人クエスト」などのルールパートは、FVTT内で閲覧できるようにインポートしてあります

このシリーズから使用するFVTTの機能にロールテーブルがあります。各種ランダム決定チャートを全て事前入力してあり、ダイスロールを行うと、その結果がチャット欄に出力されます

d100ダイスを振って55が出たら、ランダムチャートから55の結果が出力されます
ランダムエンカウントなんかもこのロール表で(当面は)決定します
このチャートも拡張版があるので、いずれ拡張する予定です

ドラッケンヘイムの世界についての4つの簡単な事実
ドラッケンヘイムの設定は、第5版のデフォルトの想定とは4つの重要な点で異なります。
神々は沈黙し、遠く離れています。
彼らは物理的に現れることも、崇拝者と話すこともなく、地上の事柄に干渉することもありません。宇宙論は神秘的で不可解ですが、賢者たちは依然として多くの矛盾した(そしてまったく間違った)理論を生み出してきました。
神聖な呪文を唱える力は神から授けられるものではありません。
その代わりに、クレリック、ドルイド、パラディンは、信仰、瞑想、決意を通して神聖なエネルギーを活用します。宗教的信条を破ってもこの能力は失われませんが、信仰の危機によって失われる可能性があります。
個人は勉強だけでは魔法使いになれません。
ソーサラーとウィザードの秘術魔法は血に宿っており、練習と勉強によってそれを活用することができます。国の法律により、秘術魔法使いは貴族の称号を持つことが禁じられています。
高レベルの NPC や魔法使いは、世界全体では非常に稀です。
数は少ないものの、そのような人物は社会に大きな影響を与えます。しかし、ドラッケンヘイムにはそのような人物が異常に多く集まっています。
経験レベルの取得
レベルアップに必要な経験ポイントを入手する事のみが、レベルアップに必要な条件ではありません。
十分な経験ポイントを得たキャラクターは訓練を受ける必要があります。適切なチューターまたはインストラクターが必要となります。このチューターは同じクラスである必要があり、キャラクターが訓練しているレベルよりも高いレベル、したがって、第7レベルのファイターの訓練は、8レベルは9レベル以上のファイターに教えてもらう必要があります。
特定のスタイルに特化したファイターは、そのスタイルに特化したチューターも見つける必要があります。
特定の呪文を入手したい魔法使いは、その呪文を知っているチューターを見つける必要があります。
訓練には時間とチューターへの支払いが必要です。訓練の期間は得ようとする経験レベルに等しい週間です。すなわち2レベルのパラディンが3経験レベルに上昇するためのトレーニングを受ける場合、訓練の期間は3週間必要です。
チューターへの支払いは、現在のレベルに100の倍率をかけた物を累積で足したGPを(宝物・宝石・現金や魔法のアイテムで)支払います。
例)
1レベルのキャラクターの2経験レベルへの訓練は100gp
4レベルのキャラクターの5経験レベルへの訓練は1+2+3+4=1000gp
10レベルに達したキャラクターはインストラクター無しで経験レベルを上昇させる事ができますが、訓練の期間は変わらず必要です
また、ドラッケンヘイムの世界でチューター無しでレベルアップする魔法使いは自動的に新たな魔法を習得しません。
(習得したい呪文を知っているチューターにトレーニングを受けた魔法使いは習得が可能)
キャンペーンには自身で製作する魔法の開発が組み込まれています。
以上の事から、ドラッケンヘイムキャンペーンではゲーム内で時間がどんどん進みます。そのため、20024DMG掲載、もし新DMGへのアクセスが無い場合はUnerthed ArcanaのBastionルールを使用してキャラクター毎に拠点(Bastion)を構築する事をおすすめします
キャラクターのレベルアップ訓練期間中にもバスティオンターンは進行させられるので時間が無駄に過ぎる事がありませんし、収入確保にも繋がります
2024DMGではキャラクターが5Lvになった時点でBastionを所有できます。ルールをよく検討した上で(キャラクターイメージの構築とも組み合わせて)運用の研究を進めた上でゲーム参加して下さい

ゲームの進め方
ドラッケンヘイムでの冒険は、終わりの無いダンジョンクロウルです。
崩壊した巨大都市、Drakkenheim全体を巨大なダンジョンに見立て、ひたすら敵モンスターを倒して宝を得るハック&スラッシュです。
都市内での移動や遭遇の発生は抽象処理です。都市のどのストリートを進んでいるか、どの建物を探索しているのか?具体的には扱いません。
ドラゴンクエストの屋外遭遇や、ウィザードリィのダンジョン内遭遇をイメージして下さい。
抽象処理での街の移動方法
速い(Fast)ペース
キャラクターは 1 時間あたり 1 マイル進み、目的地への最短ルートで移動します。キャラクターはステルスを使用できず、パーセプション判定に不利が付きます。
ランダム遭遇をチェックする場合、各キャラクター毎に2回ロールし、低い方の結果が採用されます。
通常(Normal)ペース
キャラクターは廃墟を一時間あたり0.5マイル進み、脅威/危険やランドマークに注意しながら慎重に移動します。キャラクターはステルスを使用できませんが、パーセプション、インヴェスティゲイションの判定が有利になります。
遅い(Slow)ペース
このペースでは、キャラクターは敵の脅威を避けるために1時間あたり 4分の 1マイル進みます。裏通りに忍び込み、大通りを避けます。キャラクターはステルスを使用したり、通常どおり知覚チェックを行うことができます。
抽象処理でのランダム遭遇の発生処理
キャラクターが遺跡を移動している間、各プレイヤーが1d20をロールし、1を振った場合にランダム遭遇が発生します。
すなわち、パーティ人数が多いほどランダムエンカウントの発生確率が上がります。
例)4人パーティならば4人が1d20を振る。
7人パーティならば7人が1d20を振る。
このランダム遭遇の発生チェックのタイミング
街の探索に費やした1時間ごと
1d20ロールで複数の1が同時に出た場合、待ち伏せ、追加のモンスター、不利な地形、不安定な魔法の効果など、遭遇に対する複雑さが追加されます。
逆に、ナチュラルで20をロールすると、敵を先制攻撃したり回避したりする機会、デリリウム鉱床、宝物や魔法のアイテムを運ぶモンスター、近くに助けてくれる仲間、キャラクターにとって有利な状況など、プレイヤーにとって少し幸運が加わることがあります。
幸運な発見/Lucky Finds
ランダム遭遇が終了後、1d20をロールしてパーティが有用な戦利品を入手できるか確認します。
抽象処理での遺跡の探索
大都市の住民が一挙に失われたため、ドラッケンヘイムの街には多くの宝が残され、放置され、発見されるのを待っています。
キャラクターが廃墟で何かを意図的に探す場合、物資、失われた宝物、未知の場所、隠れた敵、または安全に休める場所(小休憩スポット)などが該当します。
良い捜索を行うには少なくとも1時間かかります。その間に、キャラクターは最大で直径 1/4マイルの範囲を調査できます。1時間の捜索の後、各キャラクターはインヴェスティゲイション(調査)またはサヴァイバル(生存) チェック (外市街の場合は DC10、内市街の場合は DC15) を実行します。DC を5以上超過すると、追加の成功が与えられます。キャラクターが何かを見つけるかどうかは、探索に参加したパーティ人数分の成功の総合計によって決まります。
例)
パーティ人数が6人で全員が探索に参加した場合
5人がDCチェックに成功し、さらに2人はDC+5を通して大成功の場合。
5+2で「7」が判定に使用される
3以上の成功
パーティーは捜索エリア内で探しているものが存在する場合はそれを見つけます。そうでない場合は、パーティーが探していたものが捜索エリア内に存在する可能性は完全に排除されます。
2 回以上のチェックに失敗
キャラクターはランダムな遭遇に遭遇しますが、それでも十分な成功数があれば、探していたものも見つかります。
例)
パーティ人数が6人で全員が探索に参加した場合
4人がDCチェックに成功し、さらに1人はDC+5を通して大成功の場合。
4+1で「5」が判定に使用される
2人がチェックに失敗しているのでランダム遭遇発生、かつ探していた物も見つかります。
技能の低いメンバーが探索に参加すれば、ランダム遭遇を引き起こす事に繋がります。
探索の対象によって、探索にはさまざまなスキルが使用されます
アルカナ技能
デリリウム鉱床や魔法の現象の探索
カートグラファーズツール(地図作成道具)技能
キャラクターが少なくとも一度は訪れたことがあるエリア、または地図を持っているエリアを検索する
歴史技能
特定の注目すべき記念碑、建物、または住居
自然
クイーンズパークなどの自然環境を探索
サヴァイバル
モンスターや人を追跡する

デレリウム鉱床の発見
キャラクターが上記(遺跡の探索)を使ってデレリウムを探す場合、各キャラクターはインヴェスティゲイション(調査)またはサヴァイバル(生存) チェック (外市街の場合は DC15、内市街の場合は DC20) を実行します。DC を5以上超過すると、追加の成功が与えられます。
*デレリウム鉱床の発見のDCは、他の探索よりも5高い事に注意して下さい。
アウターシティエリア
DC成功が2以下 無し
DC成功が3回 1つ10GPのデレリウム・チップ3d6個
DC成功が4回 1つ100GPのデレリウム・フラグメント1d6個
DC成功が5回 1つ500GPのデレリウム・シャード1個
インナーシティエリア
DC成功が1以下 無し
DC成功が2回 1つ10GPのデレリウム・チップ3d6個
DC成功が3回 1つ100GPのデレリウム・フラグメント2d6個
DC成功が4回 1つ500GPのデレリウム・シャード1d6個
DC成功が5回 1つ1,000GPのデレリウム・クリスタル1個
結果は累積されるため、4回成功したグループは3d6個のデレリウム・チップと1d6個のデレリウム・フラグメントを両方とも見つけます。通常どおり、キャラクターがデレリウムを探している間に2回以上のチェックに失敗した場合には、ランダム遭遇が発生します。
遺跡内での宝の探索とランダムエンカウントを繰り返すのがドラッケンヘイムの基本的な遊び方です。