アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会6話感想 感情表現と繋がりたい気持ち
こんにちは、ベヒと申します。
アニガサキが始まってからというもの毎週感情が揺れ動いています。
感じたことを毎週noteに書かせていただいてますが今回は虹ヶ咲に対する思いというだけでなく、自分自身にも強く響いたなあと。
そんな6話について書いていきます。
1.はじめに
本記事でアニメ6話で描かれた同好会メンバーの描写と天王寺璃奈の感情表現について僕が感じたことや考察など書かせていただきます。
また、スクスタの天王寺璃奈キズナエピソードのネタバレを含みますのでご注意ください。
それでは始めていきます~
2.同好会メンバーの様々な描写の素晴らしさ
毎回素晴らしいなあとは思っているんですが、今回は特に今までアニメで描かれたことを活かした描写、描かれてはいないが設定を活かしている描写がふんだんに見られたなと思っています。
またその上で同好会メンバー全体が関わり合って良い影響が出ていたなと…
そんなシーンの数々に触れていきます。
・打ち合わせの配置
初見見たとき、いやどういう配置なんだコレ…となったんですがちょっと考えてみて下記のようにグループ分けしてるのだとしたらしっくり来るのかなあと。
前方側:ダンスや歌などステージ上の演出を担当
璃奈、愛、侑、せつ菜、果林
後方側:照明や音楽などステージの裏方を担当
かすみ、しずく、エマ、彼方、歩夢
ライブの主役である璃奈は当然前方側で、そんな璃奈の魅力をこの場で最も知っている愛、みんなの事をよく見ていると言われる侑もステージ上での魅力を引き出す演出を考える方なのかなと。
せつ菜はライブを間違いなく一番経験してますし、果林もモデルとして周囲に自分の魅力を見せてきている娘なので前方側にいるのかなあと。
5:5で分かれる前提で考えているので余りは後方側…みたいな感じの考察になってしまいますが演劇部で舞台の裏方も見てきたであろうしずくは後ろにいるのもピッタリな感じがしますね。
完全に妄想の域も気がしていますが、自分たちで手作りのステージを作り上げるスクールアイドルらしい描写だと思いますし、同好会メンバーの個性や経験を活かす配置なのかなと考えるのが楽しかったです!
・ボイストレーニングで先生役の桜坂しずく
アニメで演劇部、ということは描かれていましたがまさか声について出てくるとは思わず初見時は叫んだりニヤニヤしたりしていました…
というのも、スクスタ内でしずくは同好会メンバーの中でも歌について凄く評価されているんですよね、負けず嫌いの果林が認めるほどです。
こういった細かい設定を拾って今回ボイトレの描写をしていたのかと思うと凄い嬉しいですし、制作陣の愛を感じますね。
あとこういった声の出し方してるんだなあっていうのが動いて見れるの、アニメならではで素直に嬉しかったですね、桜坂しずくちゃんもやっぱり可愛いしで…
・MCの練習
純粋に楽しんでいる愛さん、ただのオタクと化している侑、そして侑に可愛さを引き出される歩夢や歩夢に対抗心むき出しのかすみと短い間に描写が詰め込まれてましたね…
侑がオタク=オタクしてるのは見ていて共感できるし可愛いし、歩夢とかすみは2話から微笑ましい関係が続いて見ていて楽しいです。
また、「難しそう…」と口にする璃奈に対して、MCをやらない方向性を提案するかすみとせつ菜も方向性の違いでぶつかり合ってた2人が同じ意見で同好会メンバーを助けようとしてていいなあと。
アニメだと現部長と元部長、という扱いになっているのだと思いますが、4話でも同好会の方針について話し合っていたりとアニメならではの展開が活きていますね…!
・璃奈と話すときのそれぞれの言葉
それぞれが璃奈を見てきて感じたことを伝える所、凄く良いシーンですよね…
MCに挑戦するのを見ていた歩夢の「頑張りやさんの所とか」柔軟の上達を見てきた果林の「諦めない所もね。」、PV作成やステージ映像作成を見てきた侑の「機械に強いし!」、はんぺんを守るために行動した璃奈を見てきたせつ菜の「動物にも優しいですよね!」と、それぞれ自分が見てきた所を告げさせてるのは凄いグッときました。
また、言葉ではなく抱きつく、そばにいることで伝える愛やしゃがんで目線を合わせてから「駄目な所も武器に変えるのが一人前のスクールアイドルだよ」と伝えるかすみと、自分の経験から来る行動や言葉も持ってくるのがいいです。
また、誰もダンボールは取ろうとしないでただ思いを伝えるだけなのも、璃奈への尊重が感じられました。ほんと良いシーンですね…
・中川菜々として裏方にいた意味
璃奈のライブシーン直後、裏方にいるメンバーが喜んでいる姿も描写されていました。そこでせつ菜は菜々としてその場にいました。
優木せつ菜はスクールアイドルでもありますが、虹ヶ咲学園生徒会長の中川菜々でもあります。生徒会長ということで、仮に何かライブで問題が起きても学校側として責任がある程度は取れる立場でもあるのかなと。
彼女なりにできる最大限のバックアップのため中川菜々としていたのだと思っています。
他人の大好きを守るためにこうしたのだと思うと3話からの流れを感じられて良いですね。どのメンバーのライブでもそうしていたとは思うのですが生徒会長として大好きを守ることになった璃奈のライブというのがまた…
他にもいっぱいありましたが特に自分が書きたかった6話での同好会メンバーの魅力的だった描写について書かせていただきました!
いやほんと凄い個々の良い所が違和感なく描写されすぎですね、制作陣は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が好きすぎる…
そして次は今回の主役、天王寺璃奈について書いていきたいと思います。
3.天王寺璃奈の感情表現と繋がりたい気持ち
天王寺璃奈についてなのですが、正直僕は今まで彼女にあまり感情移入できていない所がありました。というのも感情が表情に上手く出せないという彼女とは違って、僕は文字媒体で感情をうまく伝えられているか不安だなと思うことが多々あるんですよね。それで自分とは違うタイプの人間なのかなと考えていました。
ただ、今回の6話を見て、そして今まで見てきた璃奈について振り返ってみて彼女の表面的な部分しかとらえられてなかったなと。また彼女の細かな仕草や彼女自身の努力を見ていて、僕自身も天王寺璃奈と繋がることが出来たのかもしれないと思えました。
そんな彼女の感情表現や繋がりたい、という想いについて書いていきます。
まず、アニメで描かれた璃奈と愛の出会いですが、最初は上級生だし怖い…と思う璃奈ですがこの表情は分かりやすかったですね、怖いとはまでいかなくとも不安そうな目や口の開き方をしています。
いや瞬時に読み取れるのは流石に愛さん凄いなと思うしかありませんが…
また、ジョイポリスの割引券を「お友達と行ってください」と愛に差し出そうとしたときなのですが券の持ち方が先端を持つのではなく内側から握っていて、言葉とは裏腹に大事そうに抱えてるように見えるんですよね。
ここから本心では差し出すんじゃなくて誰かと一緒に行きたがってるのかなと思えました。そして愛はそんな思いを汲み取り一緒に遊びに行った。初めて繋がれた、と独白してましたし彼女にとってはこの出会いが一つの始まりだったんでしょうね…
また、クラスメイトに自己紹介PVを見た感想を話された時は顔を少し低くし、わずかですが頬を赤らめていました。嬉しさと恥ずかしさが入り混じった感情なのかな。
そして、スクールアイドルとしては少しですが初めて人と繋がれた瞬間でした。このことは璃奈に繋がることへ一歩踏み出す、ライブをやる勇気を与えてくれたように感じます。
ライブのための練習では、頬に汗が流れる描写が以前からやっていた柔軟では出ませんでしたがボイトレやMCの際にあり、新しい挑戦への難しさ、大変さが無意識に出ていたのかなと思います。
ただ、「今回は、出来ないからやらないは無しだから」と言葉にしていた通りどんなに大変だと思っても諦めない、彼女のライブへの意気込みが表情には出ずとも伝わってきます。
また、ステージ映像の編集の際に座ったままではなく、立ち上がって身を乗り出して話すところも璃奈の意気込みが自然に出ていた部分だなあと思いました。
そして、ライブへの取り組みの節々から彼女の感情が伝わってきた中で璃奈が一番気にしていた自分の表情が変わっていなかったことを見て固まってしまった時は苦しい気持ちが痛いほど伝わってきました。
俯いたまま重苦しく歩いていく所や声からも伝わりますが、何より一番璃奈の心境をダイレクトに伝えてきたのは劇伴でした。段々と音が大きくなり深く響く低音が鳴っているのはこの時の璃奈の心の痛みを表しているなと。
また、その後部屋のカーテンを締めてしゃがみ込むシーンではピアノが激しくなっており、変わっていたと思っていた自分が変わっていなかったと感じる失望が深く伝わりました。
歌はもちろんですが劇伴もアニメで絵作りや台詞と同じくらいキャラの心境やシーンの迫力を表現するのにとても大切だと思っています。ここは特に音楽、アニメーション、演技の全てが重なって凄い響くシーンでした…
その後、他のメンバー全員が家に訪ねて話した際はダンボールで表情を隠していました。しかし、隠していたからこそ璃奈は今までの自分の表情について話す事ができ、他のメンバーは璃奈の良い所やライブを見てみたい気持ちについて話す事ができました。
こういった話って実際相手の顔を見ながらだと話しづらいというか、言いたいことを全て伝えられない事が僕自身あります。
せつ菜が「璃奈さんとこういうお話ができたの、初めてですね」と言っていましたが人には人それぞれの感情の伝え方があるのだなと。璃奈や他のメンバーは勿論、僕自身も改めて気付かされたシーンでした。
そしてステージにボードを付けて現れるシーン、感情を表すボードがあっても最初は無表情でした。ステージに立つのが自分にとって初めての体験でたくさんのお客さんもいる、そんな状況で笑顔で出てくるのはやはり難しいものだと思います。
そして、自分の顔が反射する足元を見て表情に気づきました。ボードの表情が切り替わる瞬間、彼女が意識しても出来なかった表情を見せれる嬉しさや衣装や証明によるステージの上にいる実感、みんなと繋がれる希望など様々な感情が伝わってきて、僕は歌い始める前から崩れ落ちてました…
また、ライブで披露された「ツナガルコネクト」も「ええとあの…」といった言葉に詰まる感情や得意な機械のようにはいかないコミュニケーションの難しさを歌いますが、内には多くの感情を持ってるのが伝わる早口な部分、「繋がりたいんだ」という素直な感情を告げる部分もあって正しく彼女の繋がりたいという思いがふんだんに詰め込まれた曲だなあと。
また、MVは素顔の可愛さやボードならではの演出など色々ありますが、自然と笑みが出ているところが一番好きですね…
自分の表情について悩んでいた璃奈が自分なりの表情、感情を表現する手段を見つけるまでの流れが素晴らしく描写されていました。
アニメの感想としてはここでおしまい…なのですが、僕が天王寺璃奈と繋がれた、分かったのかもしれないと思った事がスクスタ等にもありましたのでそちらにも少し触れたいと思います。
アニメ6話とは真逆にスクスタのキズナエピソードでは素顔でライブを行う事が描かれていました。
そこで自分の心が伝わった、と思えたのはライブに来ているみんなの顔を見てなんですよね。アニメでも拍手をもらった後にみんなと繋がったと実感していた。
アニメ連動のエピソードでは、愛は顔に出なくてもいつも一緒にいてくれる事で愛されていることが分かると言っていました。
言葉にしてみれば当たり前ですが自分の気持ちが伝わったかどうかが分かるのは自分の表情や言葉ではなく、相手の反応次第だということがどこでも一貫して描かれています。
そんな中で、自分の気持ちを表現するのにライブやボードはもちろん、ネットでは言葉だけでなく顔文字やスタンプを使うなどしていました。
色んな場面で自分の感情を最も表現できる方法を探す努力をし、気持ちが伝わって繋がる、仲良くなれることに喜びを感じる天王寺璃奈はとても人間的であるなと、色々な彼女の取り組みを見て僕自身繋がることができたような気がしました。また、自分自身も誰かに感情を伝えるのにもっと良い方法がないか、仕事やプライベート問わずに探してみよう取り組んでみよう、という想いが強くなりましたね…
4.おわりに
ここまで長くなりましたがお付き合いいただきありがとうございました!
天王寺璃奈回、自分自身にも強く刺さるものが本当にあって始まる前の期待を遥かに上回ってきました…
また、記事内でも触れましたが劇伴本当に素晴らしかったですね…!今までも1話のBパート始まりや今回も流れた物憂げなメロディの曲や1話で歩夢が歌い出す前に侑と話すときに流れる曲など素晴らしいなと思う曲が何個もあったのですが今回特に劇伴の力を感じました…
作曲されてる遠藤ナオキ氏によると一つのシーンのために書き下ろしてる曲もいくつかあり、本当に制作陣の愛を感じます…!
そして次回は近江彼方回ですね。彼女のスクールアイドルとしてステージやファンへの取り組みを行う際、考えてるときも本当に楽しそうで、凄い情熱を密かに感じさせるところが好きなのですが妹である遥も絡み、どのように描かれるのか楽しみです。
(近江遥ちゃん、お誕生日おめでとうございます。)
あ、よければTwitterフォローもよろしくお願いいたします。
改めてここまでお付き合いいただきありがとうございました!
P.S.
桜坂しずくさんお口ブルブルさせてるのアニメ的表現すぎて可愛すぎません???
また、練習着ばかりなので赤いリボンがそろそろ恋しくなってきますが再来週にはもう余るほど見られそうでもありますので今から震えて待っています…
ライブ衣装のリボンの色も気になりますます
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