アニメ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会7話感想 ハルカカナタの世界
こんにちは、ベヒと申します。
気付けばアニメも7話で折り返し地点過ぎてましたね。
アニメの世界にも大分慣れてきたな…と思えば今回また新しい世界が見れたなと。そんな話を書いていければと思います。
1.はじめに
本記事はアニメ7話で描かれた同好会、そして近江彼方と近江遥のアニメならではの描写について書いていきたいと思います。
また、スクスタの近江彼方キズナエピソードのネタバレを含みますのでご注意ください。
それでは始めていきます~
2.アニメとスクスタ、それぞれでの物語の描き方
ここまでのアニメ全体として3話までは高咲侑が話の中心に絡んでいて、4話以降は同好会内で影響しあいつつ、どちらもアニメ独自の流れで各メンバーのスクールアイドルとして見せたい、根本的な部分を描いているなあと思っていました。
しかし、今回は近江彼方の妹愛や家庭事情について深く触れていく、スクスタのキズナエピソードでも見覚えがあるストーリーが描かれていたのは印象的でした。
アルバイトしている風景や近江家の母親が多忙であまり娘二人の世話ができていないところなど、家庭事情はアニメでより深く掘り下げられた部分ですね…
ただ、虹ヶ咲に遥を呼んで同好会の活動風景を見学してもらい、メンバーそれぞれと触れ合うことで彼方がスクールアイドルを楽しんでいることを遥に感じさせるアニメの流れは主に「あなた」と彼方の二人が動くことで話を進めるスクスタとは大きく違う所であるなと。
また、彼方と遥のお互いを想い合うがゆえにすれ違っているところを解決したのもアニメでは同好会メンバーみんなが手を貸していました。
果林の「わがままじゃなくて自分に正直」、エマの「自分に嘘ついてるよりもずっといいと思うよ」せつ菜の「自分一人で解決しようとしている」、など自分の経験を基にした言葉は特に今まで描かれてきたアニメの話が活きてるなあと。
また、ライブの会場を借りる交渉に侑だけでなく、スクールアイドルの優木せつ菜としてせつ菜がいたであろうこと。前回6話で生徒会長の中川菜々として璃奈のステージを見守っていたのとは違い、自身のスクールアイドルとしての影響力を活かして彼方が大好きを叫ぶための行動をしたんだと感じられました。
一方、スクスタでは彼方と遥の関係を良くするために「あなた」が精力的に動いていく話が描かれていました。
歌に関しても、彼方の遥に対する想いが主である「Butterfly」と遥を含めた観客全員を彼方の夢の国へ連れていくような「My Own Fairy-Tale」ではまた表現するものが違うなあと。
こういった話の軸は同じであっても描き方が違うことはアニメとスクスタ、それぞれどちらも良さがあるなあと。
アニメは「9人と1人の少女たちが紡ぐ、青春学園ドラマ」とキャッチコピーに書かれている通り、同好会メンバーそれぞれの個性や背景が紡ぎ出す群像劇のような部分に重きを置いているように感じます。
毎話一人ひとりの個性が描かれ、他メンバーも影響し合っているのは1人だけではなく全員の活躍が毎回見れて実にアニメ向けであるなと。
高咲侑もスクールアイドルを応援するポジションとして色々動きはしますが「あなた」、自分の分身というよりは主役の1人で他の9人とは違った個性を持つ人物として魅力的に描かれているなと感じています。
また、互いに影響し合う部分が数多く見れるのは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の1ファンとしても純粋に嬉しいです。
一方、スクスタは「あなたと叶える物語」が主題であります。
キズナエピソードではスクールアイドル一人ひとりとの触れ合い、スクールアイドルとして成長する姿を間近で応援することや絆を育んでいくのを「あなた」として自分自身で疑似体験できるのが主となっています。7話主役の彼方のキズナエピソードでは「あなた」の応援が彼方にとって大切なものになっており、遥の「あなたに自分もサポートしてほしい」という願いをダメというほどです。
それぞれのスクールアイドル活動を一番近くで見れる、応援する体験ができるのはスクスタにしかない魅力ですね。
アニメとして見ることで描かれる魅力、ゲームとして体験することで描かれる魅力、どちらも好きだし大切にしていきたいなあと7話、そして今までのアニメを振り返って改めて感じました。
3.Butterflyの異質さと素晴らしさと近江彼方
7話で一番衝撃的だった部分そして素晴らしいなと思ったのは、個人的にはダントツで彼方の新曲「Butterfly」でした。
今までの彼方の曲って自分の世界観を描写し、そして見ていくものをそこに引き込む印象を受ける曲だったなと思っています。
特に「Märchen Star」は彼方の独特な世界観、「夢の世界」が凄く描かれているなあと。
そんな「夢の世界」の曲を披露する彼方がスクールアイドルで一番好きなところ、やりたいことはみんなから元気をもらうことでした。
彼方は自分の世界観、「夢の世界」を見せることは楽しくて、更に応援してもらえて幸せ。ファンはそんな彼方の「夢の世界」を見れて幸せで応援したくなる、とてもwin-winな関係ですよね。
そんな「夢の世界」が表現される既存曲から、彼方の曲にはゆったりとしたメロディやダンスで彼女の世界観が描かれるイメージを持ってました。だからこそ今回の「Butterfly」は異質で衝撃的だったなあと。
ゆったりとしたものではなく温かくも情熱的な部分も感じさせるメロディやダンス、そして歌詞。アニメで描かれた彼方と遥の関係が更に一歩進むための歌でありステージであるというのが強く伝わってきました。
また、彼方が遥に対して込めていた想いがライブを通して伝わっているのも演出で見事に描かれていましたね…
自分の個性を表現しつつも、「あなた」やファンに向けることがある種前提であった1st~3rd曲とはまた違って彼方と遥の関係に重きを置いていたアニメ7話ならではの曲で素晴らしいなあと思いました。
(純粋に曲も強すぎますね…)
また、画面の黒枠や個性豊かな色彩、水滴や光の演出、傘を使ったパフォーマンスや見るものを引き込むダンスなど様々な所から彼女の独特の、ハルカカナタの世界観というものが確かに感じられて、今までとは違うけどやっぱり近江彼方の曲だ…と頷かずにはいられませんでした。
ここに来てまた新しい刺激が曲に詰め込まれてくるの、凄いアニメですね…
4.おわりに
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
7話、純粋に話として綺麗だったのは勿論、スクスタと描かれた部分ではあるけどどこに重点を置くかで内容変わってくるなあというのが面白くて、そういう観点で感想を書いてみました。
個人的にはアニメ自体がとても魅力的なのはもちろん、最近それに合わせてスクスタの良い所が更に魅力的に感じていて嬉しい悲鳴あがってますね…
次回、桜坂しずく回。いよいよ自分の推しキャラの回が来る、しかも今回最後の物憂げな表情で台本を眺めている所から緊張もあります。
しかし、それ以上にどんな彼女の新たな一面が見れるか、どのように描いてくれるのかワクワクの気持ちでいっぱいです。
また、アニメの担当回前にある種の心構えとしてスクスタで描かれている彼女について自分なりに考え、思いのままに記事を書いてみましたのでよければこちらもよろしくお願いいたします…!
それでは改めまして、ここまでお読みいただきありがとうございました!
P.S.
ドアップで見ると桜坂しずくさんの目が綺麗すぎますね。
予告の目が輝いていたカットも色々感じさせるものがあってまたよき。。。
11/21(土)22:30~ 楽しみがすぎる…